アジアにおけるデング熱の流行【予防・症状など基本情報まとめ】



2017年1月19日、マレーシアにおいてデング熱に感染した日本人が亡くなりました。2016年夏には、新潟県において、フィリピンから帰国した女性がデング出血熱を発症し、その後死亡する事例も発生しています。

デング熱は、マレーシアやフィリピンに限らず、アジア全域をはじめ世界中の熱帯・亜熱帯地域で広く発生が見られます。

 

 

デング熱の症状

デング熱は通常、急激な発熱で発症し、発疹・頭痛・骨関節痛など、様々な症状が見られますが、その患者の一部は稀に重症化し、デング出血熱やデングショック症候群を発症し、早期に適切な治療が行われなければ死に至るのです。

このように、非常に危険を伴う感染症でもありますので、デング熱などの蚊を媒介とする感染症については、刺されないよう適切な予防・対策をとるとともに、万が一発症した場合には、早期に医療機関で治療を受けなければなりません。

 

というわけで、流行国・地域への渡航・滞在を予定されている方は、くれぐれもご注意ください!

 

 

デング熱を媒介する蚊の活動時間は?

デング熱は、蚊に刺されることで感染しますが、人から人への直接感染はありません。また、一度かかると免疫ができますが、異なった型のデングウイルスに感染した場合には、再発症します。

ちなみに、デング熱を媒介する蚊の活動時間は、特に朝と夕方です。ただし、室内にいる蚊は夜間でも刺すことがあるので注意する必要があります。

 

 

刺されてから発症するまでの潜伏期間は?

デングウイルスを保有する蚊に刺され感染してから発症するまでの潜伏期間は3〜7日です。発熱は3〜5日継続し、解熱とともに痒みを伴ったハシカのような発疹が、そして、熱の下がる頃には胸部や四肢に広がる場合もあります。

食欲不振や全身倦怠感も1〜2週間続きます。いずれにしても、潜伏期間がありますので、「なんだか嫌な蚊に刺された気がするなー」と思ったら、発症前でも早期の対策を打ってくださいね!

 

 

デング熱の治療法は?

デング熱には特効薬がなく、一般的には対症療法が行われています。実は、特別な治療を行わなくても重症に至らないケースが多く、死亡率は1%以下であるとも言われています。

ただし、口や鼻の粘膜から出血がある場合 (デング出血熱) 、適切な手当てがなされなければ死亡率が高くなります。繰り返しになりますが、治療法は「対症療法」になりますので、信頼できる医療機関での受診が大事になってきます。

 

 

デング熱の予防方法は?

まず、デング熱には予防接種も予防薬もありません。蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法といえるでしょう。

そこで、デング熱発生地域に旅行を予定されている方は、「蚊はわずかな水溜まりでも繁殖する」ことを念頭に、以下の対策をとりましょう。

 

  1. 外出時は、長袖・長ズボンなどを着用し、肌の露出を少なくする
  2. 虫除けスプレーを活用する
  3. 室内でも、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳などを効果的に使用する
  4. 規則正しい生活 (十分な睡眠と栄養のある食事) を心がけ、抵抗力をつける

 

 

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