カンボジアの首都プノンペンには北朝鮮直営のお洒落なカフェ「平壌カフェテリア」がオープンしています。
そう、ここはプノンペンの新興住宅地区。北朝鮮の国旗をイメージした看板がドーンと目印としてあるこのお店の正面は。。。
総マジックミラー張り。。。
外から中をうかがい知ることができませ〜ん。
そこで
カランコロンカラ〜ン…
扉を開けて中を覗いてみると、数名の美女たちがちょっとびっくりした様子でこちらを振り返りました。(場違いな所に来てしまった!)そんな思いで即撤退してしまった私…
やはり、ここは (治安が良いとはお世辞にも言えない) プノンペン。おまけに北朝鮮直営のお店だし、日本人一人で入ってしまっては「拉致られても仕方ない」
…という不安が頭をよぎってしまいました。読者の皆さん、勇気がなくてごめんなさい!
次は必ず…
その代わりと言っては何ですが、こちらをご紹介しましょう!
カンボジアの「吉野家」
カンボジアが誇るべき世界遺産アンコールワットのお膝元に、なぜか吉野家がオープンしています。正直がっかりです。銀座にユニクロができた時と同じくらいショックな出来事です。
なぜアンコールワットに吉牛が?
ある日、シェムリアップ在住の日本人から「町外れのショッピングモールに行ってみろ」と言われたので行ってみると…
トロピカルな印象のカンボジアの吉野家が!!!
▼ここがアンコールワットの街にある吉野家だ〜
▼ヘルシーだと嘘の広告を出しております…
▼ファミレス路線な香港・台湾の吉牛に近いお店の作りとなっています
開放的な店内に「イラッシャイマセ〜」の声が。店員さんは皆カンボジア人のようです。
しかし、
えーっ! 日本より高い!!!
▼普通盛り4ドル。大盛り5ドル。高い!
だってここは、月給100ドル程度の人が大半を占める国カンボジアだよ!
はるばるカンボジアまで来て、「吉野家」の牛丼を食べようと思う日本人がいったいどのくらいいるのでしょうか?
プノンペン国際空港にも「吉野家」が
アンコールワットの次は、遂に、首都の玄関口プノンペン国際空港の一番目立つ場所にまで「吉野家」がオープンしてしまいました
はるばるカンボジアまで来て、最初に目にするレストランが吉牛ってのは何だか許せません!異国情緒も何もあったもんじゃない…「メイド喫茶」じゃない分まだマシなのかな…
プノンペン国際空港店の値段はアンコールワット店(シェリムアップ)と同じくらいですが、こちらではパラパラ米が使用されており、「これ、ホンモノの吉野家なの?」と疑うほどのまずさです。
見た目は普通の牛丼なのですが…
台北、上海、香港、バンコク、シンガポール。あちらこちらに「吉野家」はありますし、正直日本にいるときもあまり食べることのない「吉野家」なのですが、現地取材のつもりでたまに気まぐれで入ってみます。
しかしここは完全にやられた〜!
10年連れ添った妻が実はレズだった……そんな気分ですぅ。。。
雰囲気はいい
二種の味を楽しめるコンボ丼もあるし
唐揚げ、チキンナゲットもあるよ
地元スイーツまである!
店内では地元ボンボンお坊っちゃまたちがランチ
おわりに
旅というものは、そこで醸し出されている雰囲気全てをひっくるめて楽しむものだと思うんです。
このような、「売れるんだからお店を構えてしまえ」といった商業第一主義にはうんざり。困ったもんです。
皆さんはどう思われますか?
アンコールの地に「吉牛」は必要?
「北朝鮮カフェ」は?
(「北朝鮮カフェ」はアリかも、と思ってしまう矛盾する自分が…)