偽装署名で離婚されたフィリピン人妻の悲劇



結婚して子供が生まれて以来、「自分の時間がなくなって、全国を飛び回る仕事なんてとてもとても…」と夢を諦めかけていました。

ところがある日、2歳の息子が自分から「ジィジとバァバのところに泊まりに行く」と言い出したのです。

おかげで私は出張することができる上、戻ってくると「お母さんお帰り!お仕事頑張った?」と笑顔で迎えられるのです。

 

何と息子は、私の仕事のことを気遣ってくれていたのです。幼い息子の心情を思うと胸を締め付けられますが、それからは、離れた時間が多い分、以前よりたくさん遊んで過ごすようになりました。

 

子供が出来たら夢が叶わなくなるなんてとんでもない!

親は子供がいるから頑張れるのです!

 

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世の中には、こんなにも幸せな親子がいる一方で、理不尽な別れを余儀なくされる人たちもいます。

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 当事者の合意なく成立する離婚に苦悩する外国人妻 

日本人夫に署名を偽装され、勝手に離婚届を提出されてしまう外国人妻が近年増えてきているそうです。十分なコミュニケーションが難しい中、異国 (日本) の制度の不条理さに不満の声をあげる女性が後を絶ちません。

 

「サインなんかしていないっ!」

「なぜ離婚が成立したの?」

 

フィリピン人のMさん(40代女性)は15年前にダンサーとして来日し、店のお客だった日本人男性と結婚。一緒にフィリピンに渡り2人の子供に恵まれましたが、その後夫婦関係は悪化。

男性はDV(ドメスティック・バイオレンス)を繰り返し、何も言わず1人で日本に帰国してしまったのです。

Mさんは離婚を望まず、何度も何度も連絡を試みましたが音信不通…

それから5年が経ち、子育てもひと段落したため介護職員として再来日してみると、なんと…既に離婚したことになっていたのです。

 

「私はサインなんてしていない」

「十分な話し合いもできていない」

「なぜ、日本はこうも簡単に離婚できるの?」

「ちゃんと双方の意思を確認してほしい

 

 日本の協議離婚制度に泣き寝入り 

日本の協議離婚制度では、役所に本人が来なくても離婚届は受理されます。事後にその旨が郵送で送られてきますが、それは日本語のみ。

※ 「不受理申出」(当事者の片方から、離婚届が出されても受理しないよう求めるもの)は事前の書面申請が必要です。

 

あまり知られていませんが、この不合理な制度のせいで泣き寝入りせざるを得ない外国人妻が思いのほか多いのです!

 

「かわいい」からと飼った仔犬を、「もう飼えなくなったから」とポイ捨てするようなもの

離婚の無効を裁判所に訴えるにしても、手続きが難しく泣き寝入り…となるのです。

 

 被害者なのに不利益を被る外国人妻 

ある30代の外国人女性は、偽装署名で離婚された上、子供の親権を元夫が得たことに納得できず、離婚無効を求める調停を裁判所に申し立てましたが…

「取り下げれば子供に会わせる」と言われ渋々取り下げてしまいました。

 

「勝手に離婚された被害者なのに、なぜ不利な立場になるの?」

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協議離婚制度は海外では珍しく、同様の制度がある韓国でも、家庭裁判所での離婚の意思確認は必要なのです。

日本における「離婚」は合理的である反面、外国人には非常に理解し難いものなのです。

 

世界基準からあまりにもかけ離れているこの制度、改められる必要があるのではないでしょうか?
 
 

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