タイで発見された世界初の水陸両用オオムカデ!



虫はなぜ人を刺すのか?

考えてみたことありますか?世の中にはハチ、蚊、ムカデなど、人間を刺してくる生き物のなんと多いことか。世界中どこへ行っても、野外活動で肌を露出していたら虫に刺されるリスクを避けることはできません。

あ〜、そもそも虫はなぜ人を刺すのだろう?

 

 

なぜ刺すのか

結論 :昆虫が刺すのは危険を感じたときの防御行動

これはわかっているんです!わかりきっていること。しかし、いざ刺されてしまうと「なんで刺すねんっ!」と強い憤りを覚えずにはいられなくなる!

まあ、そんなこと言っても全く話になりませんから、もう少し掘り下げて、昆虫のことを考えてみようじゃないかっ!

 

まず

 

なぜ、刺すのはメスだけなのか

毒針は、卵を産むための管である産卵管が進化したものなので、メスにしかありません。

チクショ〜!メスめっ!

 

ちなみに余談ですが、オオベッコウバチには太い毒針があります。これは、毒グモ・タランチュラに卵を産み付けるためだとか。そして、幼虫たちは卵からかえると毛深い宿主の体をエサにするのだとか…

タランチュラに産卵するオオベッコウバチ

 

 

昆虫学者が語る痛み指数

数え切れないほど虫に刺されたことのある昆虫学者はこう述べています。「痛み指数を4段階(数字が大きいほど痛い)に分類し、たとえばアメリカジガバチを指数1とすると、ウォリアーワスプは指数4で、その痛みはまるで拷問だ」と。。。

写真左がウォリアーワスプ(巨大バチ)
写真左がウォリアーワスプ(巨大バチ)

 

オオベッコウバチも指数4で、万が一刺されたら「我慢できないほどの激痛が走る」そうです。しかし、我慢できずに動き回るとさらに苦痛が増すそうなので要注意!

 

 

ただ、むやみやたらには刺さないことを知るべし

昆虫はむやみやたらと刺すわけではありません。なぜなら、刺した相手に反撃されると、自分お身が危うくなるからです。だいたいは、刺す前に私たちに注意を促しているのです。

チョウなどは、植物の表面に産卵するので毒針を持ちません

※ ただし、チョウやガの幼虫の中には強力な一刺しを持っているものもいるそうなので注意が必要です

 

ある学者はこう言っています。「ドナルド・トランプの髪の毛のような見た目の幼虫に触れてはいけません」…と。

強い毒を持つ蛾の幼虫ボリビアバグ
強い毒を持つ蛾の幼虫ボリビアバグ

極めて強い毒で「刺します」から・・・

 

 

蜂に刺されないコツ

ここで一つ、蜂に刺されないためのコツを一つ伝授しておきましょう。それは…「息を止める」こと。

ハチは、湿り気があり化学物質を多く含んだ私たちの息のにおいを「捕食者」のものだと認識します。だから、息を止めてそ〜〜っと動けば気づかれずに済むでしょう。

しかし、ハチの巣がそばにあったとして、冷静に息を止め続けられるかなぁ〜。難しいだろうな〜。

 

 

タイの小川で発見されたオオムカデ

2001年、イギリス人の昆虫学者ジョージさんは新婚旅行でタイを訪れました。そこで、新種の大ムカデを発見してしまったのです!

 

「世界中どこへ行っても、決まって小川沿いにある石をひっくり返してみるのですが、このムカデを見つけたのもやはりそうした石の下でした。体が非常に大きくて脚が長く、不気味な体色をしていました」

「石を持ち上げたとき、隠れていたムカデは森の中ではなく川の中へと逃げ去ったのです。」

 

世界初!タイで発見された水陸両用オオムカデ!

ムムッ?

 

 

この新種の大ムカデは世界で初めて見る「水陸両用のムカデ」として2016年、とある学術誌に掲載されちゃいました。

最大で体長20センチほど

 

水の中に入れば「ムカデには襲われないだろう」と思ったら大間違いですよ!タイを含め東南アジアには、泳ぎの得意な巨大ムカデがいるのですから!

 

 

まとめ

この大ムカデに、たとえ噛まれたとしても「死ぬことはないだろう」と言われています。ただし、猛烈な痛みは覚悟した方がいいようです。

痛みは数日間続くのです…

 

というわけで、東南アジアへ旅行予定のある方は、「夜にひと泳ぎしたい」と思っても泳がない方が賢明かもしれません。だって、川には巨大なムカデが潜んでいるかもしれないのだから。

 

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