死ぬ前に一度は訪れたい!タイの有名なお祭り4選



「祭り」とは、感謝や祈り、慰霊のために神仏及び祖先をまつる行為 (儀式) のこと。当然、歴史ある仏教文化の根付くタイランドでも様々なお祭りが催されていますが、その中でも特に、世界中の人々を惹きつけてやまない、伝統的なお祭りをここで紹介したいと思います。

ただそこに居合わせるだけでもその土地の文化や歴史の深い部分を垣間見ることのできる「お祭り」に、今年こそは参加してみませんか?

 

 

① ソンクラーン

タイの旧正月 (4月) に行われる「ソンクラーン」は、別名「水掛け祭り」とも言われています。その名の通り、水を掛け合うお祭りです。

もともとは仏像や仏塔、家族の年長者の手に水をかけ、お清めをするという旧正月の伝統的風習が転じて、現在では「通行人同士が水を掛け合ってエキサイティングに楽しむ」お祭りに変貌してしまいました!

 

タイの各地では、水鉄砲・ペットボトル・バケツなどを使って、かなり大規模な水掛け合戦が行われています。なんたって一番暑い頃ですからねっ!水浴びしないと熱中症にやられてしまいます!

ちなみに、最も盛りあがる場所はバンコクの「シーロム通り」やバックパッカーの聖地「カオサン通り」です。ただ、激戦の可能性もあるので、初心者にはセントラル・ワールドやサイアム・スクエアでの参戦がおすすめです♡

(2017年は4月13日~15日開催予定)

 

 

② ピーターコーン・フェスティバル

「精霊」たちによるパレードで有名なお祭り「ピーターコーン・フェスティバル」の舞台は、タイ北部のルーイ県ダーンサーイ市です。

仏教の説話がもととなるこのお祭りには、厄払いや雨乞いの祈りが込められています。ちなみに「ピー」は霊、「ター」は目、「コーン」は仮面劇という意味を持ち、その言葉の通り奇妙な仮面を纏った「精霊」たちのカラフルなパレードが見ものです!

他にも、ダンスコンテストやOTOP(一村一製品運動)のマーケットが開催され、地元民のみならず世界中から熱狂的なファンを集める注目のイベントとなってきています!

(2017年は6月下旬〜7月上旬頃に開催予定)

 

 

③ ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバル

タイ東北部のウボンラーチャターニーで行われるろうそく祭り「ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバル」は、タイの3大祭りの一つに数えられています。

このお祭りのハイライトは、何と言っても巨大なロウ彫刻の山車と民族舞踊ダンサーが練り歩く荘厳なパレードです!

世界中のロウ彫刻アーティストが集まり、制作されるロウ彫刻コンテストにも注目です!「人々の未来を明るく照らす」という願いが込められたこのお祭りは、毎年7月(陰暦8月)の満月の日に開催予定です。

 

 

④ ロイクラトン祭り

毎年11月にタイ各地で開催される「ロイクラトン祭り」は、タイで最も美しく幻想的なお祭りと言われています。

バナナの葉や紙を用い、ロウソクや線香、花々で美しく飾りつけられた「クラトン(灯籠)」は、人々の手でそっと夜の川に浮かべられていきます。

 

ここに込められるのは、”収穫への感謝” や “水の精霊への祈り” です。また、日頃の罪を謝罪し、水に流し、魂を浄める…といった意味もあります。

 

そして…
チェンマイで行われる「ロイクラトン祭り」は、灯篭もさることながら、手製の熱気球「コムローイ」を夜空に放つという、なんとも幻想的な「イーペン祭り」としてあまりにも有名です!

もちろん、バンコクのチャオプラヤ川のほとりでもロイクラトンに合わせた大規模なイベントが開催されます。

(毎年11月に開催予定)

 

 

終わりに

4月、7月、11月…

タイは熱く輝いています。あまりにも美しく、あまりにも神秘的に…

 

可能であればぜひ、それぞれの雰囲気を身を以て体験してみてくださいねっ☆