北朝鮮国民の本音「金正恩夫人は大嫌い!」



北朝鮮の人々に金正恩氏への評価・評判について質問し、本音の部分で回答してもらうと、「若造」「暮らしが悪くなった」「怖い」…という否定的な反応が大部分のようです。

ただ、その際に住民たちがよく口にするのは李雪主(リ・ソルジュ)夫人に対する悪口です。

 
金正恩委員長の視察に同行する李雪主夫人。最初に出て来た時には、『尊敬する李雪主同志』などと呼ばれていたのに、次第に悪口を囁かれるようになりました。

『あの女は何もやっていないのに何が同志だ!』とか、『あんな小娘がなんで金カバンを持ち歩くんだ!』などと影ではけっこう酷い罵声を浴びせられているようです。

 

ちなみに、北朝鮮・金政権三代それぞれの肩書きは、金日成国家主席・金正日国防委員長・金正恩委員長、です

 

 

 

李雪主夫人が嫌われる理由

韓国当局の情報によると、李雪主夫人は1989年5月生まれとされています。これが事実ならまだ20代。そもそも彼女は芸能人出身です。

2005年9月に韓国の仁川(インチョン)で開催され たアジア陸上選手権に、応援団(いわゆる「美女軍団」)の一員として参加していました。
 

その後、銀河水管弦楽団で歌手をしていた人物なのです。そんな彼女のことを、北朝鮮の人々は口を揃えて悪く言っています。なぜなのでしょう? 理由はこうです。

金カバンを持って、短いスカートを履いて、金正恩委員長の横で笑ってくっついて 回る姿を見た時に、人々は呆れてしまったのです。

 

 

どうやら、

「金正日将軍様の夫人 (高ヨンヒ氏)は、いつも将軍様と一緒に野戦服を着て視察について行っていたのに」…ということらしいのです。

 

 

高まる政権や金正恩に対する不満

金正恩時代になって、北朝鮮の地方住民の生活悪化はより深刻になっています。それに伴い、政権や金正恩に対する不満は募っているようです。

そんな中、(平壌でも地方でも) 若い女性がハンドバッグを携える姿が一般的ではない北朝鮮において、お金を贅沢にばらまいている印象のある金カバンを持ち歩く行為は、人々の感情に敵意を生むだけなのです。

 

そのことに全く気がついていない夫人。。。

「あの女のしていること(視察同行など)を見ていると、下々の民衆の実情のことなんかまったくわかっていないと思う。ふざけるなっ!」
北朝鮮のメディアが李雪主夫人の公式発言などを社会に伝えることはなさそうです。

つまり、北朝鮮の住民たちが口々に語る彼女への悪評は、映像や写真に登場したイメージだけによるものなのです。

 

若くて美しいことは、時に罪なのかもしれませんね。一方で、写真はその人の人となりを現しているとも言えるでしょう。

顔立ちから、バッシングされやすいタイプというものも確かに存在します。彼女の場合もそうなのでしょうか?であれば、少しだけ整形してみたらいいのに。。。そして、変なバッグは持たないようにしたらいいのに。。。

 

そう思う今日この頃です。