世界一周で美味しかった国まずかった国



海外旅行の目的は人それぞれ。「観光」「絶景」「世界遺産巡り」「ショッピング」「アクティビティ」「日焼け」「出会い」、そして「グルメ」…。中でも一番大事なのは「グルメ」ではないでしょうか!

何と言っても美味しい食事は旅の楽しみを倍増させてくれますからねっ ♡

 

それは、たとえどんなに予算の限られた「格安ひとり旅」であったとしても同じことです。訪れるその土地その土地で、食べ物を通じた大切な「思い出」をこさえていくわけですから。。。

当然、それぞれの国や地域には自慢の料理があります (あるはずです)。しかしながら、それらが必ずしも私たちみんなの舌にかなうとは限りません。美味しくても「思い出」、そうでなくても「思い出」…なんです。

(ある意味、まずい記憶の方が色濃く残ったりするものですが)

 

そこで今回は、

筆者の海外旅行体験をもとに、食べ物が「美味しかった国」「まずかった国」を紹介したいと思います。

 

まずは「美味しかった国」からどうぞっ!!!

 

 

 

「美味しかった国」in Europe

① イタリア


 

ピザやパスタの安定した美味しさが人気のイタリアには、新鮮なシーフード、種類豊富な野菜、フレッシュな果物と食材が揃っています。ハーブや香辛料の使い方も絶妙です。飽きることなく「食」を満喫できる国でしょう。

ただし、きっと皆さんが思っている以上に物価が高いです。旅の予算によってはピザかサンドイッチばかりを食べるハメになります。私自身、初めてのイタリア旅行 (学生時代のバックパッカーひとり旅) では、まさにそんな状態でした。。。

そうなってしまうと、せっかくの “美味しい国” も価値が半減しますよね!なので、イタリアに行く際は食費にもしっかり予算を組むことをお忘れなく!

 

② スペイン


スペインでは、生ハムやフルーツ、ワインが考えられない安さで味わえます。また、日本人としては大変ありがたいことに、美味しいパエリアでお米を食べることができるんです (これ、結構大きいことなんですよ)。

ヨーロッパの中では物価が低めであること、日本人好みの味付けが多いことから、安心して飲み食いできます。シーフードを使ったスープや肉の煮込みなど、とにかく何を食べても美味しい国です。

ちなみに、隣国ポルトガルでもスペインとよく似た料理の数々を味わえます。物価がさらに低いため、より手頃な価格で楽しめるお得な国といえるでしょう。

 

③ ベルギー


隣国フランスの陰にあり、あまり目立ちませんが、食の美味しさではけっしてフランスに負けていません!チョコレートやワッフルなど甘いもののイメージが強い国ですが、実は、肉の煮込み料理やシーフードなんかもとっても美味しいんですよっ!

ミートボールの煮込みやチーズたっぷりのグラタンなどは日本人の口にピッタリ合うこと間違いなし!また、ウサギやシカなどの料理も有名なので、訪れた際には是非召し上がれっ!

ムール貝が美味しいのもベルギー料理の特徴です。白ワイン蒸しやクリーム煮など、調理法も凝っているので、好きな方は何度か食べ比べてみてもいいでしょう。

 

 

 

「美味しかった国」in Asia

① タイ


え〜、こちらの写真は屋台で売られている「虫」たちですが (笑) 、タイ料理はみなさんご存知の通り、独特の味付けと辛さから好みが分かれるところでもあります。

インド料理同様、お腹の不調の原因にもなり得ますが、「タイ料理が大好きだぁ!」という日本人は結構多いですよね!?

中華系の麺や粥などお腹にやさしい料理があるのもタイ料理の魅力の一つです。

 

② 台湾


馴染みのある食材が中華風にアレンジされていたり、珍しいものなのに味はどこか懐かしかったりする台湾料理は、多くの日本人が好きに違いありません。

物価が安く、美味しいものを手頃な価格で味わえるのも台湾の魅力でしょう。屋台から高級レストランまで、幅広い価格層と数限りない種類のメニューがありますので、どんなに滞在日数が長くても、飽きることなく食を楽しめます。

 

③ ベトナム


ベトナム料理といえばフォー (ヌードル) と生春巻きですが、もちろんそれだけではありません。例えば、麺一つとっても地域によって味付けが違い、それを食べ比べるのも楽しいものです。

また、フランス統治の影響で、街角ではバゲットを使ったサンドイッチの屋台がよく出ています。挟む具はベトナムハムや春雨のサラダ。生の香草が入っているので、いわゆるサンドイッチとは違った味わいを楽しめます。

 

 

ほかにも、

世界で最も上等で上品で美味しいと言われている「フランス料理」や、世界三大料理の一つ「トルコ料理」、お隣の「韓国料理」なども美味しゅうございました。

 

続きまして、

「まずかった国」を紹介したいと思います。

 

 

「まずかった国」

① イギリス


イギリスの代表料理として挙げられるのが「フィッシュアンドチップス」です。白身魚のフライとポテトフライのことです。居酒屋メニューのようでもあり、一見美味しそうなのですが、どうやら日本人の口にはあまり合いません。

なぜなら、イギリス人は基本的に下味をつけず、ただ魚に衣をつけて揚げるだけだから…

 

魚の種類によってはクセのある臭いが残っていて、とても食べられないこともあります。味付けのレモン、ケチャップ、タルタルソースでごまかして食べきるしかありません。

世界中の人々から「不味い国」として太鼓判を押されてしまっているので可哀想ではありますが、仕方ありません。

 

② ロシア


ポルシチやピロシキなど、美味しい食べ物がありそうですが、実はあの美味しさは日本で作られた、日本人向けにアレンジされたものです。

現地で食べるポルシチは、残念ながら味気ない煮物?シチュー?といった感じです。ピロシキも、カスカスしたものがよく出てきていました。

日本で食べるロシア料理を期待してロシアへ行くとがっかりするかもしれませんよ。

 

③ 北欧


ノルウェーだけでなく、デンマークやスウェーデンなどの北欧諸国は、高額な税金の影響で物価が異常なほど高いため、外食産業があまり発達していません。

なので、ホームスティで誰かの家に滞在できれば美味しい家庭料理をいただけるのかもしれませんが、その辺のレストランで食事をする場合、あまり期待しない方がいいでしょう。メニューは少なく、「食」そのものに対する情熱は総じて低いように感じられます。

 

 

「不味かった国」としては、ほかにも以下の国を挙げておきましょう。

 

ドイツ・・・ビール & ソーセージ & ポテトは美味しいものの、そのワンパターンになりがちなドイツ料理は滞在が長くなれば飽きてしまいます。

モンゴル・・・あらゆる料理に羊が使われるモンゴル料理では、その独特で強烈なニオイを感じる (羊) に当たってしまったが最後、その後の食欲は失せてしまいます。

アメリカ・・・アメリカの料理は基本ボリューム重視です。大雑把な味付けになってしまっています。ファストフードと考えれば、「不味い」というほどではありませんが、何にでもケチャップをかけて食べる国、それがアメリカでしょう。

中国・・・中華料理は世界一とも言われるように、美味しい中華料理もあるのですが、ハズレも多いのが中華料理です。ゲテモノ系に触れてしまったらもう…

これは香港などの中華系地域にも一様に言えることです。例えば飲茶の味のバリエーションは意外とワンパターンですし、たまにはよくても毎日の食事には嬉しいものではありません。

チェコ・・・ビールは安くて美味しいのですが、正直食文化はあまり発達していません。郷土料理とされる肉の煮込みシチューは味が濃く、ビールをがぶ飲みしてしまいそうです。また、豚の足の丸揚げも有名ですが、とにかく脂っこすぎます。残念ながら、外食ではメニューに幅がなく、似た味の料理に飽きてしまいます。

オーストラリア・・・オーストラリアの料理は基本イギリス料理なのであまり美味しいものではありません。それでも私が1年間オーストラリアの生活に大満足だった理由、それは、

移民の国オーストラリアにはベトナムレストラン、トルコレストラン、イタリアン、中華、マレーシアンなどが多く、外食で何ら食に困ることがなかったからです。

 

 

 

まとめ ☆

よくよく考えてみると、国や文化は違っても、材料となる食材にそれほどの大きな違いはないはずです。それなのに、出来上がる料理は味も見た目もガラリと変わります。これってすごいことですよね〜!

でもその違いが旅人を喜ばせ、楽しませたりするわけです。時にはがっかりさせられることもありますが、それもまた旅の醍醐味ってやつです。

 

ここでは、食事がまずい国や不味い料理なども紹介してしまいましたが、だからといってその国で料理を味わうチャンスを逃さないでくださいね!

たまたま、私の食べたものがハズレだっただけ…なのかもしれないのですから。

 

旅行中は、健康のためにも思い出のためにも、好き嫌いはせず、いろんな料理に挑戦してもらいたいものです。