「タイで銀行口座を開設したい」と考えたことありませんか?
ひと昔前であればそれは簡単だったのですが、近年、タイに永住権を持っているかワークパーミッション (労働許可証、労働ビザ) がなければ口座を開設できなくなってきているようです。
こうした中、バンコク銀行であれば旅行者であっても口座開設が可能らしいので、今回はそのことについて少し書いてみたいと思います。
ただし、時期が来れば不可能になってしまうかもしれませんし、現状においても、担当者の裁量によって左右される部分もありますので、必ず口座開設が出来るわけではないことは予めご了承ください。
「バンコク銀行」口座の作り方
旅行者によるバンコク銀行の口座開設は、本店でのみ行うことができます。場所はシーロムにあり、BTSサラディーン駅、MRTシーロム駅から徒歩10分。
《口座開設に必要なもの》
- パスポート
- 日本の運転免許証
- 運転免許証抜粋証明 (タイの日本大使館で発行してもらえる:手数料620B)
- タイの住所がわかるもの (ホテルカード等)
- 手数料300B
※ 変更の可能性もありますので、事前にお確かめください
これらを持参し、
① 入店し、発券機で日本語サービスを選択すると係りの者から案内されます
② 必要書類に記載しつつ、「投資目的や頻繁にタイへ渡航している」旨を伝えた方がスムーズに話が進みやすいでしょう
※ 単なる旅行者ということであれば断られる可能性大です
海外銀行口座開設のメリット
1. 盗難防止
単なる旅行者であっても、現地の口座を持っていれば大金を常に持ち歩くことの危険性を回避できます。盗難や窃盗のリスクを避けられるということです。
ホテルの金庫だって必ずしも安全とは言えませんからね。
2. リスク分散
預金であれば、日本よりは多少マシなものの大した金利はつきません。それでも、将来的に日本が国家的破綻をした場合や円安が加速した場合において、外国に資産を分散しておくことは大事かもしれません。
日本からタイに送金するにはswiftコードが必要です
このコードがない銀行では、海外送金を受け取ることができません。
《SWIFTコードとは》
世界の銀行を特定するために定められたた番号で、海外送金の可能な銀行はSWIFTコードを持っています。
銀行名 | SWIFTコード |
バンコク銀行 | BKKBTHBK |
クルン・タイ銀行 | KRTHTHBK |
サイアム商業銀行 | SICOTHBK |
カシコン銀行 | KASITHBK |
TMB銀行 | TMBKTHBK |
アユタヤ銀行 | AYUDTHBK |
タナチャート銀行 | THBKTHBK |
UOB銀行 | BKASTHBK |
スタンダードターチャート銀行 | SCBLTHBX |
普通預金口座開設の後は定期預金がオススメ!
基本的に、タイでの就労や住所がないと定期の開設は難しいのですが、ハッタリをかまして口座開設に成功した猛者を私は知っています(笑)
要は、うまいこと対応できれば絶対に不可能なわけではないようです。
もし、タイで定期預金を作ることができると、日本と違って金利が良いのでお得です!
(2〜3.5%くらいにはなるはず)
※ 銀行や時期によって異なりますのでご自身でお確かめください
為替リスクもありますが、現時点では日本の銀行に預けっぱなしにしておくよりマシなのでは?
おわりに
日本経済が停滞する中、海外の金融機関の口座を持ちたいと考える日本人の数は増えてきています。
特にタイはロングスティに適している国ですので、タイの銀行口座を持っていると何かと便利です。可能であれば (可能なうちに) 是非作っておきましょう。
※ 一つの目安として、3万バーツほど入れておけば年間の口座維持費をカバーできるでしょう。
また、バンコク銀行で口座開設に失敗してしまった場合、カシコン銀行や他の銀行にチャレンジしてみるのも一つの手です。
ただし、キャッシュカードの年間維持費がとても高い (数千円) など、安易に作って後で後悔することのないようにしましょう。
手数料等が高い場合は、本当に必要な方のみ開設することを強くオススメします。
以上、
ちょっと曖昧な案内になってしまいましたね。申し訳ありません。
タイに限らず、世界中の金融機関では随時ルールが変更されるため、そして、タイにおいては行員の気分次第でOKかマイダイ(駄目です) かが決定されるため、
本当に…
口座開設にはタイミングや運といったものも必要になってくるのです。