パスポートの取得方法と渡航先での安全管理法



パスポートは、世界中どこでも通用する “国際的な身分証明書” です!
海外で、自分が何者であるか(国籍・氏名・年齢)を具体的に証明するだけでなく、日本国外務大臣の名で外国政府に「渡航者の保護を要請するよ〜!頼んだよ〜!」といった旨のメッセージが含まれており、外国では生命の次に重要な書類、、、それがパスポートなんです!

 

そこで、

ここでは、そんなにも大事なパスポートの「取得方法」「旅先での管理法」についてわかりやすく簡単にまとめてみました。

以下、参考になさってくださいね。

 

 

 

パスポートが必要となる場面

まず、海外旅行をするにあたり、以下のような場面でパスポートの提示が求められることを知っておきましょう。

 

◆ 国際線飛行機の予約・搭乗

◆ ビザ(査証)の申請

◆ 空港の出入国審査

◆ ホテルにチェックインする時

◆ 警察官などに身分証明書の呈示を求められた時

 

 

パスポートは日本人であることを証明するため、常に携帯する必要があります。

国によってはパスポートのコピーを携帯すればよい場合もありますが、パスポートの不携帯が処罰の対象となるケースもあります。なので、事前に渡航先の事情を調べて適切な管理を心がけましょう。

 

 

 

パスポートをお持ちでない方へ

<パスポート申請~受取までの流れ>

 

① 申請方法
住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請します。
(本人確認書類など必要書類があれば、申請書を代理提出することも可能です)

 

② 申請時に必要なもの
  • 一般旅券発給申請書・・・1通 (申請窓口 or ダウンロードで入手可)
  • 戸籍謄本(または戸籍抄本)・・・1通
  • 住民票の写し・・・1通 (ただし省略できる場合があります)
  • 写真・・・1葉 (縦45ミリ × 横35ミリの縁なし・無背景)
  • 本人確認書類

(ア)1点で良い書類

運転免許証、船員手帳、写真付き住基カードなど

(イ)2点必要な書類((ア)の書類がない場合)
AとBの各1点、又はAから2点を提示してください。

 

◉ 書類一覧

A健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、後期高齢者医療被保険者証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書(この場合は登録した印鑑も必要です)等
B次の内写真が貼ってあるもの
学生証、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書等

 

 
 

③ 受取の際に必要なもの
  • 申請時に渡された受理票(受領証)
  • 手数料必要額の収入証紙および収入印紙を受領証に貼布。現金払いの場合もあり。

 

④ 手数料
  • 【10年間有効(20歳以上)】16,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙14,000円)
  • 【5年間有効(12歳以上)】11,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙9,000円)

 

⑤ スケジュール
申請から受け取りまでは1週間程度かかります(土・日曜、祝日は除くので実質2週間ほど)。
なお、インターネットでの申請はできません。

 

 

 

パスポートをお持ちの方へ
 

<必要な残存有効期間の確認を!>

 

パスポートの残存有効期間は、滞在期間や目的によって国ごとに異なりますが、およそ3~6ヵ月間以上必要になることがあります。

※ 有効期間が残り半年を切った場合、様々な制限があることを認識しておきましょう

 

 

パスポートの残存有効期間が1年未満の場合、既存パスポートを返納し、新たにパスポートの発行ができます。

※ 既に有効期限が切れてしまっている場合は、申請に必要な書類と期限切れのパスポートを持って窓口で改めて申請してください

 


 

 

海外旅行を10倍楽しくする方法
 

パスポート管理のコツを旅の達人がアドバイス!

 

◉ リュックサックは狙われる可能性あり!

海外を観光する際、リュックサックは手が空きとても便利なのですが、視界が行き届かないため、スリに狙われるリスクが増します。

手馴れたスリは体に身に付けたカバンだって全開にできる技を持っています!ショルダーバッグなど、カバンはなるべく自分の視界に入るところに身に付けておきましょう。

 

貴重品は、内部の内ポケットにしまっておけばさすがのスリも手が届きません。カバンを開けられないために、ファスナー部分を安全ピンや鍵などで留めておくというのも一つの手です。

大切なパスポート & クレジットカード & 大金は、腰に巻きつけておくタイプの小袋に入れておくのが一番です!

※ まさかに備え、お金の一部は靴の中に閉まっておきましょう

 

 

◉ ホテルのセーフティボックスはどう活用する?

セーフティボックスの利用は、人によって意見が分かれるところです。

 

ビーチなど常に自分で携帯するのが難しい場所へ行く場合は、パスポート本体はセーフティボックスに入れ、コピーを持ち歩く…というのも一つの方法です (目的地によって臨機応変に対応しましょう)。

なお、ヨーロッパでは身分証明書(パスポート)の携帯が義務付けられています。警察官に呈示を求められた際、コピーは認められていませんので注意が必要です。

 

 

 

おわりに
海外の有名な観光地は全てそうだと思った方がいいのですが、例えばチェコのプラハでは年々スリの被害が増加傾向にあるようです。
チェコ共和国の首都・プラハは観光の見所が街の中心部に集結しているため、徒歩で観光する人がほとんど。そんなプラハでは、カバンの中に貴重品をしまうところから観察され、後をつけられ、隙をついて貴重品が狙われるようです。

 

また、公共交通機関の中でも周りをスリグループに囲まれ、ほとんどの被害者がスリに遭ったことに気づかないほどに、巧みに貴重品を盗まれてしまうのです。
特に、写真やビデオを撮っているとき、観光スポットでガイドの話を聞いているときなどは注意が他に向いてしまうので要注意です!

 

ルパン三世のような凄腕のスリから身を守るために、とにかく貴重品は肌身離さず持ち、カバンの開放口には常に注意を向けることが大切です。
Keep your bag closed and close to you!

 

 

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