タイ好きな方の中には、タイを舞台にした映画を観て「タイが好きになった」という方もいらっしゃることでしょう。私なんかも「Beach」には結構影響されました♡
世界中の旅人たちを魅了し続ける “微笑みの国” タイランド。全土に広がる豊かな自然の恵みはもちろんのこと、仏教思想が息づく独自の文化や大都会バンコクのエキゾチックな雰囲気など、タイの多彩な魅力は映画の中でも垣間見ることができます。
さて、「ザ・ビーチ」とは、言わずと知れたレオナルド・ディカプリオ主演の素敵な映画です。この作品では、絶景の孤島ピピ島が舞台となりました。文句なしの美しいエメラルドグリーンの映像には、観ているだけで癒される、そんな力があります!
退屈な日常を飛び出した主人公が仲間たちと島まで泳いだり、無人島を貸し切って気ままな生活をしてみたり…
(憧れるなぁ)
解放感あふれる世界に自分を重ねれば、思わず冒険に出かけたくなるはずです!とにかく、タイではバンコクを中心にいろんな場所で映画ロケが行われています。
そこで今回は、思わずタイに行ってみたくなるような、タイを舞台にした映画をいくつか紹介したいと思います☆
絶景気分に浸りたいとき、異国の情緒を感じたいとき、そして、タイの空気を思う存分味わいたいときの参考にどーぞ!
舞台は19世紀のシャム(現在のタイ)です。国家の近代化を目指すモンクット王の要請で、家庭教師として訪れたイギリス人女性アンナの目を通して、西洋とは異なるタイという国が描かれた作品です。
(理由は諸説ありますが)タイ国内では放映されていない幻の作品でもあります☹️
これは世界中で空前の大ヒットを記録したコメディ映画の続編です。舞台はタイのバンコク。仲間の結婚式を控えているにも関わらず異国の地で大騒動!二日酔い (ハングオーバー) で記憶をなくすドタバタコメディ映画となっています。
ゴーゴーバー(歓楽街) のシーンも独特ですが、トゥクトゥクやロングボートでの移動、活気に満ちたマーケットなど、バンコクのエキゾチックな香りが味わえる一本となっています。
旅のお手本になるかはどうかは別として、冒頭に登場する高層ホテル「ルブア・アット・ステート・タワー」から見下ろす街並みは必見です!
あらすじなんてどうでもいいんです!とにかく、どんな形であれバンコクの雰囲気を楽しみましょう。
こちらはストリートファイターの人気キャラクター春麗を主人公とした映画で、舞台にバンコクが選ばれました。映画の評価はイマイチなんですが…春麗役のクリスティン・クルックがとにかく可愛いんです。
父の敵ベガを倒すため、ゲンという師匠の下バンコクで心技体を鍛える春麗の姿にご注目ください。タイ好きの方はもちろんのこと、ストリートファイター好きにも今更ながらオススメの作品です。
ご存知、渋ハゲおやじの代表格ニコラス・ケイジ主演の素敵なアクション映画です。完璧主義者の冷酷な殺し屋の主人公が、引退を前にあらゆる困難に立ち向かっていくという…しかもバンコクで♡
タイを代表するアクション映画といえば『トム・ヤム・クン!』でしょう。タイの国技ムエタイの魅力がふんだんに詰め込まれた一本であり、ワイヤーやCGを一切使っていないという、アクション映画の常識を覆した作品でもあります。タイではとにかく大人気でした!トニー・ジャーの超人的な動きをとくとご堪能あれっ♡
辻仁成の小説をイ・ジェハン監督が映画化した切ない?ラブストーリーです。主演は中山美穂、共演に西島秀俊、石田ゆり子。舞台は1975年のバンコクです。
高級ホテルのスイートルームに暮らし、お金に不自由することなく欲望のまま奔放に生きる女性 “沓子”が、バンコクに赴任してきた日本人ビジネスマンと恋に落ち本当の恋を知っていくというストーリーです。まあ正直本作も、ストーリーはともかくバンコクが舞台ということでここに紹介した次第です(笑)。
ただ、王族御用達のホテル「マンダリン・オリエンタル・バンコク」の映像や、チャオプラヤー川での船上デート、寺院での散歩など、バンコクでの旅デートの参考にはなるのではないでしょうか。
英語とつたないタイ語でコミュニケーションを深めてゆく浅野忠信とシタニー・ブンヤサックの掛け合いが売りの本作は、何だかストーリーがよくわからんけどとにかく印象に残る作品となっています。
自殺願望を持つ日本人青年(浅野忠信)が、自由に生きるタイ人の女性に心を開いていくという物語です。実際、こんな感覚でタイに嵌っていく男たちが多いのかもしれませんね。ある意味 (いろんな意味で) オススメです。
本作は、あまりにも残酷な男たちの報復ドラマなので、決して「よしっ、これを観てタイに旅行に行こう」といった気分になれる作品ではありません。悪しからず…
ただ、男たちの本能をくすぐるバンコクのワイルド&デンジャラスな中毒性が本作には散りばめられていますので、ネオン輝くバンコクのナイトスポットの一面を感じていただけたらと思います。
「北方のバラ」と称されるタイ第二の都市チェンマイが舞台となっている本作では、自然豊かで、どこかノスタルジックな空気が流れるこの町に魅了されることでしょう。
小鳥のさえずり、みずみずしい食材が並ぶマーケット、美しき寺ワット・ムーン・グン・コーン、祝福や祈りを捧げるコームローイ(熱気球)など、初めてこの地を訪れるヒロイン・さよの目線でチェンマイの旅を疑似体験することができるはずです。
最後は、伝統的な水辺の暮らしを続けるサムットソンクラーム県を舞台にした一本です。彩子 (長谷川京子) が、言葉も分からないこの地で脱皮していく姿が、混沌とした空気感の中で描かれています。
タイの古式マッサージを始め、他の作品でも度々カメラに収められている僧侶の托鉢や剃髪シーン…仏教国タイならではの情景が本作にも健在です。
◉ 宮沢りえ主演の「紙の月」では、タイの賑やかな屋台の雰囲気や独特の美しい景色などを楽しめることができます。
◉ 小栗旬や黒木メイサの共演で話題となった「ルパン三世」にはタイの人気俳優もたくさん出ています。タイの美しい夜景やそこで暮らす人々の暮らしぶりもわかる作品となっています。
◉ 旅行前にタイのことをよく知りたいのであれば「おかっぱちゃん旅に出る」もオススメです。本作は、イラストレーターを目指す21歳の女の子が恋人とのゆるい生活を断ち切るために髪をおかっぱにし、ひとり旅に出かける物語です。
◉ タイの裏事情を知りたいなら「闇の子供たち」もオススメです。江口洋介や宮崎あおいが出ている本作では、臓器売買など東南アジアの裏事情を知ることができます。胸が痛くなる内容ではありますが、貧富の差が激しいタイの現実を、旅行で訪れても感じることはあると思うので、悲しい現実を知った上で旅立つのもまた違った旅にしてくれるのではないでしょうか。
◉ 「蜜と毒 ドラゴンフルーツには気をつけて」には、歓楽街のソイカウボーイのシーンが…
◉ 「天使の砲弾」は菊池桃子主演のオールタイロケムービーです。一応アクション映画なんですよ。
◉ 「地雷原 A mine field.」は千葉真一原案・主演の日タイ合作の映画です。
◉ 「つ・む・ぐ 織人は風の道をゆく」はタイをはじめ、ラオスや中国、日本でも撮影されたドキュメンタリー映画です。
◉ 「チェンライの娘」は日本人とタイ人の交流を描いた心温まる作品です。
◉ 「星になった少年」
◉ 「チャイ・コイ」は故川島なお美さん主演の映画です。
◉ 「空とコムローイ」もオススメです☆
以上、タイにゆかりのある映画をいくつか紹介してみましたがいかがだったでしょうか?
日本のみならず、世界各国の映画撮影にも大人気のタイランド!絶景ビーチから大都会、伝統文化から歓楽街まで、様々なシーンからタイをより身近に感じられる映画をピックアップしてみました。
きっと、熱帯の空気感や情景の鮮やかさなど、日本にはないタイのミステリアスな魅力を感じることができるはずです。
ぜひ、タイを訪れる前に映画を観て、現地の空気を身近に感じていただければと思います。