観ると思わずパリに行きたくなってしまう「映画」①



フランスは「芸術の国」と言われるだけあって、映画の中にも芸術が盛り沢山です。今回は、そんな「芸術の国」フランスを舞台としたおすすめの映画を計3回に分けて紹介していきたいと思います。

 

皆さん!作品の中に描かれている素敵な物語と、芸術文化 (建築・アート・音楽・ファションなど) が織りなす独特の世界観に酔いしれましょう!

そうすれば、「芸術作品」を観た後すぐに、パリに行きたくなること間違いなしですよっ! (^ ^)

 

 

☆ クロワッサンで朝食を

【作品紹介】

住む世界の違う2人が出会い、心通わせるストーリーは、監督の母親の実話をもとにした心温まる作品に仕上がっています。主演はフランス映画界の至宝ジャンヌ・モロー。彼女の存在感は観る人の心をとらえて離しません。舞台となったのはパリ。エッフェル塔や凱旋門が当たり前にある風景に、クロワッサンの欠かせない日常。そういった暮らしぶりやファションの中に本物のパリジェンヌの気品と美しさを垣間見ることができます。
 
【あらすじ】

エストニアで母を看取ったばかりのアンヌ(ライネ・マギ)に、パリでの家政婦の仕事が舞い込みます。悲しみを振り切るように憧れのパリに旅立ちますが、彼女を待っていたのは毒舌で気難しい老婦人のフリーダ(ジャンヌ・モロー)でした。はじめはアンヌの行動を罵倒し冷たく追い返そうとするフリーダでしたが、徐々にアンヌに心を開いていき…やがてアンヌはフリーダの孤独な生活の秘密を知ることになるのです。

 

 


☆ アメリ

【作品紹介】

2001年に公開され、日本においても興行収入が16億円を超えた世界的大ヒット作です。オドレイ・トトゥ演じるアメリの髪型やファションがとってもキュートです!美しいパリ・モンマルトルの街並みや、色鮮やかでポップなインテリアは女子の心をくすぐります。これを観て「パリに住んでみたい」と憧れる方も多いのではないでしょうか。ブラック・ユーモアも混じっているので、観る人を飽きさせません。映像にはサクレクール寺院やノートルダム大聖堂、カフェ・デ・ドゥ・ムーランなどが映し出されています。
 
【あらすじ】

神経質な母親と冷淡な父親を持つアメリ(オドレイ・トトゥ)は両親にあまり構ってもらえていません。父親は、アメリが心臓に障害があると勘違いして学校には通わせません。そんな中で母親を事故で亡くすアメリ。孤独の中で想像力を膨らませていたアメリは、周囲とうまくコミュニケーションをとれない不器用な少女になっていました。そのまま成長して22歳になったアメリは実家を出てアパートに住み、モンマルトルにあるカフェで働き始め、空想にふける毎日を送っていたのですが、気になる男性が現れ、、、

 

 


☆ ムーラン・ルージュ

【作品紹介】

パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台にしたミュージカル映画で、「ロミオ&ジュリエット」のバズ・ラーマン監督が贈る、絢爛豪華な映像と珠玉の音楽を収めたスペクタクル・エンターテイメント・ムービーとなっています! 時は世紀末のパリ。大人気を誇るキャバレー「ムーラン・ルージュ」のスターで高級娼婦であるサティーンと、貧乏作家のクリスチャンは激しい恋に落ちます。ショーへの出資の見返りに、サティーンを我がものにしようとするのですが…

 


☆ 勝手にしやがれ

【作品紹介】

1960年に公開された、フランス映画界に新風を起こした巨匠ジャン=リック・ゴダール監督の長編デビュー作にして最高傑作です!映画史上革命的な傑作とも称されています!多くの映画人に影響を与え、今もなお映画ファンを唸らせています。主演のジャン=ポール・ベルモントとジーンセバーグの会話や仕草がおしゃれで都会的でたまりません。50年以上も前に撮られた映画とは思えないほど新鮮に映ります。そして、とにかくパリが美しい!白黒に映るシャンゼリゼ通り、エッフェル塔、ピラミッド広場の美しい街並みに心奪われてしまいます。

 

 


☆ オペラ座の怪人

【作品紹介】

仮面の下にひそむのは愛か憎しみか。世界で一番有名な、哀しくも美しい愛の物語です。男女3人の哀しき愛の物語が壮大なスケールで描枯れています。舞台は19世紀のパリ。次々と起こる怪事件は、オペラ座に住む伝説の男ファントムがある目的のために起こしていたのでした。

 


☆ ダ・ヴィンチ・コード

 

【作品紹介】

レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に秘められた謎を、アカデミー賞俳優のトム・ハンクス演じるロバート・ラングドンが解き明かしていきます。そのほかにも、『アメリ』のオドレイ・トトゥや『レオン』のジャン・レノら演技派スターも名を連ねている豪華な作品となっています。レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」に秘められた謎を解き明かしていくサスペンス・ストーリーとなっているため、映画にはルーブル美術館をはじめ、サン・シュルピス教会などパリの名所が出てきます。

 


☆ タイピスト!

【作品紹介】

1950年代のフランスの、レトロな色使いやファション、カルチャーが満載で、ポップな世界観はとってもキュートでおしゃれです!作品は、実話をもとにした爽快なロマンティックコメディとなっています。舞台は1958年のノルマンディ地方。父の営む雑貨店で働くローズ(デボラ・フランソワ)は、父親から縁談を持ちかけられますが、それを拒み保険会社の秘書の採用試験を受けます。彼女の取柄はタイプを打つこと。その他は仕事にならない有り様でしたが、保険会社の社長はローズのタイプライターとしての才能を見抜き、一緒に「タイプライターの早打ち大会」優勝を目指すことになります。

 


 

☆ 最強のふたり

【作品紹介】

第24回東京国際映画祭で最高賞の東京サクラグランプリを受賞しました。第37回セザール賞ではオマール・シーが主演男優賞を受賞し、世界各国で大ヒット!まったく境遇の違うふたりが出会い、心通わせる様を実にコミカルに描いています。愛情とユーモアにあふれる演出、演技は観る者を引き込んで離しません。映像に映し出される建築物や室内に置かれている美術品の数々などにフランスの文化を感じることができます。

 


☆ ビフォア・サンセット

【作品紹介】

主演の2人が再会する場所が実在する本屋さん「SHAKESPE ARE AND COMPANY」であったり、11区の「ル・ピュア・カフェ (Le Pure Café) であったりと、この映画を観ればそこに行きたくなってしまうことでしょう。セーヌ川で船に乗るシーンもありますし、実際のパリの街がふんだんに使われている所にとても親近感がもてます。

9年前に偶然ウィーンで出会った男女がパリで再会する…というお話なのですが、その辺にある本屋やカフェ、小道など、絵になるパリの日常が映画の見所の一つです。