東証一部上場企業のマネーパートナーズがマネパカード (プリペイドカード) という新しいサービスを開始しました。年会費無料のマネパカードは本当にお得なのか、気になりますよね?
まず、海外で (クレジットカードやデビットカード同様)、マネパカードを使って買い物をした場合、手数料は確かにお得です!これは間違いありません。
マネパカードを使って支払う際には、クレジットカード同様、カードを店員さんに渡すだけです。その際、レシートにサインを求められますが、暗証番号の入力はありません。
プリペイドカードだからといって何か特別確認されるわけでもなく、クレジットカードの決済端末で普通に支払いできました。
利用手数料等は一切かかりません。かかるのは、チャージした際に為替レートに上乗せされるスプレッド(両替手数料)のみです。
次に、マネパカードを使って、海外のATMで現地通貨を引き出してみました。操作手順は特に迷うことなく非常にシンプルです。
クレジットカードを使った海外キャッシングの場合は金利の18%がかかってしまうため (返済期間によっても異なりますが)、基本的にはマネパの方がお得です。
ほとんどの空港にマネパカードが利用できるATMが設置されているのがありがたいですね!ただ、ATM使用手数料は特筆すべき安さではありません。
それでも、普通に銀行等で両替するのと比較すると、トータルコストはやはりマネパの方が低く抑えられます。
注意点としては、ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・香港ドル以外の通貨でカードを利用した場合、利用額の3%のクロスボーダー手数料がかかります。これらの通貨以外はコストが高くなるため、利用は控えましょう。
ちなみに、海外ATMの操作画面で用いられている基本的な用語 (英語) は以下の通りです。
用語 | 意味 |
---|---|
PIN (Personal Identification Number) ID CODE/SECRET CODE/PERSONAL NUMBER | 暗証番号 |
WITHDRAWAL/GET CASH | お引出し |
BALANCE INQUIRY | 残高照会 |
ENTER/OK/YES | 確認 |
CANCEL | 取消 |
CLEAR | 訂正 |
TRANSACTION | 取引 |
SAVING ACCOUNT / CHECKING ACCOUNT | 普通預金/当座預金 |
RECEIPT | レシート |
AMOUNT | 金額 |
そして、現地ATMの操作手順例は以下の通りです。
- ATMにカードを挿入 (言語を選択する場合あり)
- 暗証番号(PIN)を入力
- 「YES」で明細書の印刷を指定
- 「CASH WITHDRAW」を指定
- 「SAVING」を選択 (引き出せない場合は「CREDIT CARD」を選択)
- 出金額(外貨)を入力して「CORRECT」を選択
マネパカードとは、1枚で複数の通貨をチャージでき、現地で利用できるプリペイドカードのことです。海外のATMで現地通貨を引き出したり、マスターカード・マークのあるお店でクレジットカードのように支払いに利用できます。
1枚のカードに日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの6通貨をチャージすることができます。今後はもっと増えるかもしれませんね。発行手数料・年会費は無料で、カードを保持するだけだと料金は一切かかりません。
円から外貨への両替手数料は、銀行での外貨両替と比べると圧倒的に低く、一般的なクレジットカード(約1.6%~1.63%・アメックスは2%)と比較してもお得感があります。
ただ、クレジットカードの場合であればポイント還元がありますので、それを考慮するとクレジットカードの方がお得になる場合もあります。
・銀行・両替店での外貨両替と比較すると低コスト!
・ICカードなので偽造やカード情報を盗まれる心配なし!
・クレジットカードを使った海外キャッシングのように利息が発生しないので、繰り上げ返済する手間が省ける
・マネパカードで購入した商品が破損・盗難した場合、保険の範囲内 (総額50万円)で補償される
・クレジットカードのような与信審査の必要なし
・ネットで入金できる
などなど…
・事前に (使用する予定の通貨に) 両替して、カードにチャージさせておく必要がある (ちょっと面倒)
・暗証番号を忘れると、カード再発行手数料が1,000円/回(税抜)かかってしまう
・不要になった場合の日本での出金手数料が500円/回(税抜)かかる
・利用明細書が必要な場合、発行手数料が400円/回(税抜)かかる
・土日は両替・チャージできない
・残高確認用のアプリがない
マネパカードを提供しているマネーパートナーズは外貨両替・空港受け取りサービスも展開しています。銀行窓口や外貨ショップで日本円 (現金) を外貨に両替した場合と比較すれば断然お得です。
ただし、外貨受取には1回あたり事務手数料500円がかかりますし、受取可能な空港は、成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港に限られています。
マネパカードは年会費無料、安心のセキュリティ、銀行での外貨両替と比較した場合は低コスト、与信審査なし…などがメリットのお得なプリペイドカードです。
多額の日本円を両替する場合は、マネーパートナーズの外貨両替・空港受け取りサービスの方がお得になりますが、現地でのショッピングやATMからの引き出しが可能な点がマネパ最大のメリットと言えるでしょう♡
海外旅行時には、メインはクレジットカードを使い、サブカードとしてマネパを保有しておくと安心ですね。私のマネパカードの使い方は、キャッシュバック目当てに国内で使うことがほとんどです。
海外のショッピングでは、クレジットカードをメインに使用し、現地通貨が必要な際にマネパカードでATMから引き出しています。
皆さんが、少しでもお得に便利に旅行できますことを心から願っております ☆