定年退職後、ビザ取得のしやすさと気候で選ぶ海外の人気移住先ランキング



不景気や物価の高騰、未来の日本に希望が持てない、といった理由で海外への移住を検討されている方もいるのではないでしょうか。

「晩年は大好きな国で暮らしたい」と定年後の第二の人生を真剣に考えている方もいることでしょう。

 

ネットで調べてみると、「日本人が移住しやすい国」「移住に人気の国」など様々な情報が溢れかえっていますが、いざ「移住しよう」となるとそう簡単なことばかりではありません。

そこで今回は、ビザ取得のしやすさや気候などを考慮し、定年後の移住にオススメの国をランキング形式で紹介したいと思います。

 

まずはこちらからどうぞ

 

 

ビザの取りやすさランキング

 

◯ 第1位:フィリピン

フィリピンでの楽しい老後移住生活

ビザなしの入国であっても、最大約2ヶ月ほど滞在できてしまうフィリピンでは、リタイアメント制度も充実しており、35歳から取得が可能となっています。他国と比べ、非常に安い預金をするだけで、あとはほぼ無条件で長期滞在をすることが可能です。

永住権の申請条件に滞在期間の縛りはありません。

 

◯ 第2位:マレーシア

まず、学歴などの条件が厳しくないため、比較的簡単に就労ビザを取得しやすい国がここマレーシアです。また、一度リタイアメント制度を取得すると、パスポートの有効期限内は滞在し続けることができます。

永住権の申請には「5年の滞在」など、いくつかの条件があります。

 

◯ 第3位:タイ

以前はビザを取得しなくても、出入国を繰り返すだけでロングスティが可能だったタイ。現在は規定改定のため、30日を超える滞在の場合は何らかのビザが必要になりました。

ただ、容易に取得できる観光ビザを延長することでロングスティは可能となっており、他国に比べると条件のゆるいリタイアメント・ビザも用意されています。

滞在期間は少し短くなりますが、ハードルの低い年金ビザを利用することも可能です。永住権の申請には「3年の滞在」などいくつかの条件があります。

 

◯ 第4位:インドネシア

インドネシアのビザは複雑な仕組みとなっているため、専門会社にお願いした方がいいのですが、半年くらいの滞在であれば一時滞在ビザを簡単に取得することができます。

また、リタイアメント制度の条件はやや厳しいのですが、一度取得してしまうと最長6年の滞在が可能となっています。永住権の申請には「5年の滞在」などいくつかの条件があります。

 

◯ 第5位:カナダ

就労ビザの取得は厳しいのですが、延長申請を2回行うことで、最長1年半も滞在することができます。永住権の申請はポイント制度になっており、いくつかの条件を満たす必要があります。

 

 

定年退職後にオススメの移住先ランキング

 

◯ 第1位:マレーシア

「マレーシアのイメルダ夫人」はスキャンダルまみれ

現在、50代以上のシニア層から圧倒的な人気を誇っているマレーシアですが、その理由は、「リタイアメント制度の充実」「都市部の整った医療制度」「安定している治安」「安い物価」など、定年退職者にとってメリットとなる要素が一通り揃っているからでしょう。

 

◯ 第2位:フィリピン

前述した通り、フィリピンではリタイアメント制度の条件に「一定金額の預金」があります。もちろん、この預金はリタイアメント制度を解除すれば全額きちんと戻ってきます。

預金額自体も他国に比べれば非常に安いため、誰でも移住しやすい国と言えるでしょう。

 

◯ 第3位:タイ

シニア世代にとって、海外移住の最大の懸念材料は「言葉」と「医療」です。タイには、日本語での診察可能な病院が数多くあり、医療制度も日本並みに整っているため安心して暮らすことができます。

(医療費はまた別の問題となってしまいますが)

 

◯ 第4位:カナダ

まず、カナダは医療先進国です。世界に先駆けてバリアフリーを取り入れた国でもあります。そのため、公共の場に多くのバリアフリーが設けられており、海外でありがちな「足元の悪い道」に悩まされることはあまりないでしょう。

 

◯ 第5位:インドネシア

バリ島のウブドも、定年後の移住先候補の一つに入れてみませんか。ごく稀にテロや地震の影響を受けたりもしますが、基本治安は良く、のんびりと暮らしたい方にはオススメです。

海あり山ありと、大自然に囲まれています。灼熱のインドネシアの中では、避暑地として人気のある場所でもあります。

 

最後に、「移住先の第一条件は気候だ」とおっしゃる方のために、こちらのランキングも用意しましたので参考になさってください

 

 

気候で選ぶ移住先ランキング

 

◯ 第1位:オーストラリア

海外移住に人気の国ランキング第1位はオーストラリア

例えばシドニーやメルボルンであれば日本と同じように四季を明確に感じることができます。夏場の湿気が少ない分、日本より過ごしやすい気候と言えるかもしれません。冬はやっぱり寒いのですが、雪が降ることはあまりありません。

 

◯ 第2位:スペイン

年間を通して比較的温暖なスペインは、雨が少なく過ごしやすい国の一つです。その一方で、非常に乾燥した日が続くので、肌や喉の弱い方は部屋の湿度を上げるなど、多少工夫が必要になってくるでしょう。

 

◯ 第3位:サンフランシスコ (アメリカ)

世界第4位の国土面積を誇るアメリカは、地域によって大きく気候が異なります。その中で、気候が良いことで人気のある地域は、年間を通して温暖なハワイやカルフォルニア州。サンフランシスコが断然オススメです。

 

◯ 第4位:ニュージーランド

一年を通して温暖かつ気温差の少ないニュージーランドも、気候重視で大自然が好きな方にとってはオススメの移住先となります。一応四季はあり季節を感じることはできますが、冬でもあまり寒くはありません。ただ、一日のうちに四季があると言われるほど昼夜の気温差は大きいので、その点注意が必要です。

 

◯ 第5位:カナダ

こちらも国土面積が広すぎるので、場所によって気候は大きく異なるのですが、モントリオールを例に説明しておきましょう。

ここは、夏は涼しく過ごしやすいです。四季折々の(日本にはないほどに美しい) 大自然を感じることもできます。ただ、とっても寒い冬が訪れるため、寒さに弱い人には不向きとも言えるでしょう。

「夏の暑さが大の苦手!多少寒い分には我慢できる」という方にはオススメです。

 

 

さあ、あなたならどこを選びますか?

ここには掲載のなかったフランスやドイツ、オーストリア、トルコ、ギリシャなどが気になりますか?それとも、中南米のペルーやメキシコ、ブラジル?あるいは沖縄のようなコバルトブルーの海が広がるカリブ海の島国を目指しますか?

あれこれ考えてしまうと夢が膨らみすぎてしまいますね。移住は旅行とは違います。足元をしっかり見据えて慎重に考えていきましょう!