今回は、首都バンコク、タイ第2の都市チェンマイ、世界遺産の街アユタヤ、南部のビーチリゾート・プーケットではなく、タイ最北部の街「チェンライ」の魅力についてまとめてみました。
短期旅行でも結構ですが、移住も視野にチェンライの素晴らしさを知っていただければと思います。
人気観光地チェンマイの北東部に位置するチェンライは、隣国ラオス & ミャンマーと国境を接し、首都バンコクとは少々異なる風情が魅力的!
日本からの直行便こそないものの、バンコク・スワンナプーム国際空港から乗り継ぎ便が出ており、その飛行時間は1時間20分。気軽にアクセスできる街となっています (チェンマイからはバスで3時間)。
上の写真を見ていただければお分かりのように、時間はとってものんび〜り♪ 穏やかな雰囲気に、知らず知らずのうちにはまっていきます。
そして、12月のチェンライは、東南アジアでありながら日本の高原リゾートのように快適な気候なんです!!
例えば12月、この時期のチェンライの気候は最高気温約27℃、最低気温約13℃、平均気温22℃と夏の北海道(札幌)に近く、避暑地として名高い長野県軽井沢の8月とも近い気候なのです。
つまり、この季節のチェンライは実に快適なのです。ただ、夜になるとけっこう気温が下がるため、(風邪をひかないよう) 服装には気をつけなければなりません。
「日本の寒い冬を逃れてタイに来ても、バンコクでは暑過ぎます。チェンマイでさえ暑く感じてしまいます。」
「さらに北のチェンライであれば、遠くなだらかな山並みが見える田園風景が日本の田舎に似ていますし、住んでいる人々も日本人にそっくりです。」
かつてタイ北部を統治していたランナー王朝の最初の都があったチェンライはその歴史が古く、市内には美しい寺院が数多く点在しています。寺院巡りだけでも十分楽しめるほどの充実ぶりです。
そんな数ある寺院の中で、最も歴史があり有名なお寺がワット・プラ・ケオです。
「ワット・プラ・ケオ」という同名の寺院は首都バンコクにもあります(通称エメラルド寺院)。現在、エメラルド仏が安置されているのはバンコクの寺院ですが、そのエメラルド仏が発見された場所はここチェンライの「ワット・プラ・ケオ」なんです。
元々はスリランカからやってきたとされるエメラルド仏は、1391年から1436年の間はここチェンライに安置されていました。その後、タイのラムパーンで32年間、そしてチェンマイで85年間の時を経て、一度はラオスに渡るも1778年にバンコクに渡り現在にいたっているのです。
チェンライの街には、このワット・プラ・ケオのような歴史のある寺院をはじめ新進気鋭の芸術家が建設した純白の寺院まで、様々な時代のいろんな寺院が数多く点在しているので、爽やかな気候のなかでの寺院巡りはなかなか楽しいものですよ。
さらにここに来れば、北タイで一番の腕前と評判の本格的なタイ・マッサージも堪能できます。
いくら「タイ料理の屋台飯が好き」と言っても、日本人なら日本の味も恋しくなります。ここでは、食感も味もまさに「アジ」そっくりなお魚をいただくことができちゃいます♡
もちろん、パパイヤサラダのソムタムや鶏の唐揚げ、茹で野菜、炒め物、焼き物、スープなど、タイならではの美味しい料理もびっしり、屋台で売られています。
こういった屋台飯に惹かれてわざわざチェンライに来る日本人旅行者も多いみたいですよっ!ロングスティにもぴったりです☆
少しでも前向きにチェンライ移住を検討されている皆さん!まずはゲストハウスやアパートを利用して、お試しのロングスティをしてみませんか?チェンライにはゲストハウスやアパートが充実しています。
田舎すぎず、都会すぎず…
日本と同じレベルの生活を維持する生活用品を販売しているショッピングモールもありますし、騒々しくないところが素敵です☆
こんな町ってなかなかありそうで見つかりません。
ちなみに、チェンライ郊外にはアカ族、ラフ族、ヤオ族、カヤン族といった複数の山岳民族が同じ敷地内に居住区を構えており、観光地として成り立っています。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
筆者は、カヤン族の素敵な笑顔に切なくも癒されて来ました。強くたくましく、民族の誇りを失わず…
彼女たちが自分の意思で未来を選択し、生きていける環境が整備されることを切に願います。