「英語学習が長続きしない」「仕事で英語が必要になった」「そもそも勉強をする時間がない」
理由は様々ですが、できるだけ時間をかけずに「英語力をアップさせたい」「英会話をマスターしたい」人、少なくないですよね?筆者もその一人です。そもそも英語の勉強がつまらなくて…
そこで今回は、
飽きっぽく長続きしないタイプの人であっても「英語が上達する」(であろう) 方法を伝授したいと思います。
※ 「できるだけ時間をかけずに」とは、無駄や非効率をなくして効果的に学習すること…とお考えください。
それでは以下、4つの項目を順にみていきましょう。
① そもそも英語の勉強が苦手
② いくら勉強してもリスニングできない
③ 単調な英単語の暗記が苦痛で仕方ない
④ 通じない…
① そもそも英語の勉強が苦手
「学生時代と違い、40歳を過ぎると記憶力も集中力も落ちて勉強がしんどい」「そもそも英語の勉強が苦手」
しかし、やり方次第で、たとえ60〜70代であっても英語は上達することがわかっています。そもそも、英語は学習するものではなく「獲得」するものなのです。逆に言えば、身体の中に英語の感覚を染み込ませない限り身につかないとも言えます。
「獲得」するためには、つまらない ”勉強” はしなくていいんです。大好きな映画や音楽、SNSなどを駆使し、楽しみながら継続して英語に触れ続けていれば、自ずと英語力はアップします。
元も子もない言い方ではありますが、私たちが言語を身につけるのは「言語のやり取りを長期間にわたって繰り返し、脳に言語の回路ができるから」なんです。
要は、年齢に関係なく、日頃から英語に触れ続けておくべきなんですね。継続さえしていれば、いくつになっても英語力は十分アップできます!苦手なんて言ってる場合ではないのです!
② いくら勉強してもリスニングできない
英語の勉強は「継続は力なり」です。でも、「できるだけ時間をかけずに」は無茶だとわかっていても、多忙な毎日の中、勉強時間の確保はとても難しいのです。いったいどうしたら?
せめてリスニングが出来るようになれば英語の勉強がもっと楽しくなるはずなのに…
「休日に集中して行なうべき」なのでしょうか?
結論から言えば、「毎日コツコツの勉強が効果的」ではあります。なぜなら、毎日の繰り返しが長期記憶として脳に刻まれるからです。
・通勤電車の中で、毎日英語の音声を聴く
・自宅で毎日30分、テキストを音読する
リスニング力を高めるには、やはり「音読」が大事です!記憶を定着させるには、体で覚えるべきなのです!音読をすれば、発声で口の筋肉や舌、歯を使うことになるので、”強い記憶の定着” に繋がります!
正確な音読で発音力がつけば、リスニング力も高まっていくんですよ!!
ちなみに、シャワーのように英語を浴びればリスニングは上達するのでしょうか?
結論は…
ただ聞き流すだけでは何の役にも立ちません!
まず、日本人の脳には日本語の辞書が完成しています。なので、どんなに頑張って英語を聴いたところで、私たちの脳はそれに近い日本語と勘違いしてしまうのです。俗に言う”空耳アワー” 現象ですね。
※ 意味がよくわからない人は、「タモリ」「空耳アワー」で検索してみてください (笑)
要するに、私たちは脳に英語の辞書を追加する必要があるのです。そのためには、「英語を音読すること」が大事です。自分の声を体内で骨伝導させ、脳に伝えていくことで、単に耳で聴くだけよりも飛躍的にリスニング力をアップさせることができるのです!
ただ、発話には正しい発音力が求められます。ジャパニーズ・イングリッシュでは英語を聞き取る能力は上がりませんよ。
併せて、多読 (できれば正しい発音で音読) すればさらに英語力はアップします ♡
③ 単調な英単語の暗記が苦痛で仕方ない
まず、学校で習う英語は文語なので、口語としては非常に使いにくいんです。同じ単語であっても、学校の英語と日常会話の英語ではよく違う意味で使われます。そもそも英語と日本語は本質的に違います。
なので、英単語を覚えるコツとしては、”単語 対 単語” で置き換えず、例えば「go to bed」は「寝る」といった具合に単語を塊 (イディオムや文章) で覚えると良いでしょう。
無理に和訳せず、英語のままで記憶した方が意味がわかるケースも案外多いですよ。そして、単語の暗記という点においてもやはり音読が一番なのです。
ちなみに、暗記に関しては、夜の就寝前に新しい情報をインプットして朝起きてから復習すると定着率が半端なく、効果絶大です!
前の晩に100語覚え、朝にテストし、忘れていた単語に新しい単語を加えてまたその晩に100語を覚える。。。これを繰り返し、週末におさらいすれば、そのほとんどが脳に刻み込まれるはずです。
④ 通じない…
「1対1ならOKだけど、複数相手の会話だとチンプンカンプン」「単語も文法もバッチリなはずなのに、うまくメールが伝わらない」など、なぜか現場で通じないと感じている方も少なくないことでしょう。
まずはネイティヴも正しい英語を話しているとは限らないので、開き直って気軽に話をすることから始めましょう!
メールに関して言えば、そもそも日本人の書く英文は欧米人にはわかりにくいのです。なぜなら、長すぎるから。何を言いたいのか要点が掴みづらく、全く相手に伝わりません。つまり、文章は簡潔な表現を心がけるべきなのです。
結局のところ、
「できるだけ時間をかけずに」英語力をアップさせるためには、時間をかけてネイティヴの英語の発想に慣れていくしかないのです。
例えば、「私はストレッチをしています」は「I’m doing a stretch」ではなく、「I’m stretching」でいいんです。
ネイティヴの英語の発想に、どんどん慣れていきましょうね ☆