「英語が話せるようになれたらいいなぁ」と考えているあなた。聴く能力を身につけることなしに、一足飛びに話す能力を身につけることはできませんよっ!
常にリスニング能力 > スピーキング能力なのです。つまり、リスニングを鍛えあげなければ、スピーキングは上達しないとも言えるでしょう(同じような関係は、読む能力と書く能力の間にも成立します)。
では、どのくらいのリスニング能力を身につければ英語が話せるようになるのでしょうか?
通常の教育 (大学卒業程度) を受けたnative speaker は、聞いたり読んだりする際に理解できる語彙数が約58,000語あるとされています。そして、ライティングに使う運用語彙数は約10.000語。スピーキングに使う運用語彙数は約5.000語だと言われています。
つまり、リスニングに不可欠な語彙数は5.000語と考えておきましょう!
native speakerたちがスピーキングに使う語彙数が、私たち非英語圏の人間にとって必要な (リスニング) 語彙数となります。
「英会話」は、相手が存在して初めて成り立つコミュニケーションですから、リスニングはとても大事です!しっかりと話すためには、しっかり聴いて理解できる語彙力が必要だということです。
以上、
リスニングに対する心構えの基本を押さえたところで、スピーキング学習についても少しみていきましょう。
◉ 疲労を感じない英語の話し方
まず、英会話の達人は、日本語と同じように言語内容にだけ気を使い、文法などはいちいち考える必要がありません。つまり、無駄な疲労感を感じなくて済みます。このように、疲労感を伴わない英会話をマスターするには、総合的な英会話能力を底上げしていかなければなりません。
非常に簡単な単語と文構造で話すコツ(能力) を身につけることも一つの方法でしょう。
◉ スムーズなスピーキング学習のために
「英語の表現能力を高める」「英会話力をつける」というのは皆さん経験上わかっているとは思いますが、とても大変なことです。
なぜ大変なのでしょう?
それは、皆さんが学習教材を選ぶとき、ついレベルの高いものを買ってしまうからなんです。おそらく、聞いても理解できない語彙レベルだったり、見たこともないイディオムが多く使われているものだったりすると思います。
はやる気持ちもわかりますが、「難しくて却って身につかない」「難しくて挫折してしまう」ような学習からは一度距離を置き、基礎を固めることに専念してみてはいかがでしょうか?
◉ 疲労感を伴わないでスピーキングを行う方法
それは、非常に簡単な単語や文構造を使って話すことです。
冒頭で話した通り、リスニング能力 > スピーキング能力なのです。ならば、自分のリスニング能力の半分以下の単語や文構造を使って話すことで、スピーキングの疲労感は一気に軽減されます。
「でも、幼稚な単語や文法ばかりを使って話すことは相手に失礼なんじゃないの」とか「話の内容自体が幼稚になるんじゃないの」と心配になるかもしれませんが、「思考自体が幼稚」というわけではありませんから大丈夫です!
話の内容自体が幼稚になるということはまずありませんよ