インドよりカオスなバングラデシュの驚愕ニュース4選



皆さんはバングラデシュという国を知っていますか。インドの隣に位置するアジア最貧国の一つです。

そこは、日本とは全く異なる非日常の別世界!訪れたら、あなたの価値観は大きく変わるかもしれませんよ。

バングラディシュの地図

 

 

 

オオカミ男症候群

顔や体に濃い体毛が生え、「おおかみ男症候群」と呼ばれるまれな病気にかかったバングラデシュ人の少女(12)の家族が、「娘に普通の生活を送らせたい」として外科手術の資金を集めています。

 

「娘は生まれたときから体中に毛が生えていましたが、成長とともに抜けていくと思っていました」

 

しかしそんなことはなく、少女はこの病気のせいで歯が隠れるほどに歯茎が腫れ、胸が肥大化して体重38キロの体のうちほぼ半分の重さを占めるほどになり、学校に行くことはおろか、立ち上がることもできません。

 

「娘がこんな風に生まれてきたのは神のおぼしめしだと思ってきましたが、苦しみに耐える娘をこれ以上見ていられない」

バングラディシュの狼男症候群少女

主治医によれば、「彼女と同じ症状の患者は世界に4~5人しかいない」「全ての治療が終われば普通の生活が送れるようになる」とのこと。

しかし彼女の家族は、銀行からすでにお金を借りており、これ以上はもう治療代を払う余裕がない…

 

「そうだっ…!!!」

少女の両親は、手足に樹皮のような巨大なイボが生じ、「ツリーマン(樹木男)」と呼ばれているバングラデシュ人の男性(26)がイボの除去手術を試みた際、大勢の人々から資金援助を受けた例をヒントに、娘の治療費を集めることを思い付きました!

 

現在この少女は大半の時間を病院で過ごしていますが、「早く学校に戻りたい。大人になったら医者になりたい」と将来に前向きな姿勢を見せています。

 

 

 

ツリーマン …

手足に木の皮のようなイボができたことで「ツリーマン(樹木男)」の異名を取っているバングラデシュ人のアブルさん(26)は手術を受け、無事、一部のイボを除去することに成功しました。

少なくとも5kgの重さがあったアブルさんのイボは、9人の医師団、3時間半の手術により、右手5本の指全てからイボが取り除かれました。アブルさんは喜び!!!

 

「非常に難しい治療」らしいので、今後も随時手術を行っていくかどうかは経過を見ながら慎重に判断される模様です。

ツリーマン

 

 

 

落雷!

バングラデシュでは今、モンスーンシーズンを前に雷雨が多く発生し、3日間で59人が死亡しました。

「落雷でこれほど多数の死者が出たことは前例がない」

 

犠牲者の多くは水田で農作業中だったといいます。気象専門家は、「避雷針の役目を果たしていたヤシなどの高木が伐採されたことや、農作業中に携帯電話など金属製品を身に着ける人が増えたためではないか」とみています。

バングラデシュの落雷被害

 

 

 

水泳…

バングラデシュのジャハナラさんは長男を水難事故で失いました。2011年、当時14歳だった長男は近所の運河へ遊びに行ったまま、帰らぬ人となったのです。その直後、彼女はあることを心に固く誓います。

「次男には絶対に水泳を習わせる」…と。

 

バングラデシュでは毎年約1万8000人、1日平均50人ほどの子どもたちが水の事故で命を落としているのです。1~17歳の子供の死因で最も多いのが「水死」!

雨季には何度も洪水に見舞われるバングラディシュ。人口1億6,000万人のうち約4分の1は海辺に住んでおり、水の事故の危険が日常生活の一部となっているわけです。

しかし、泳げる子供はほとんどいません。

バングラデシュの水泳プログラム

世界最貧国の一つであるバングラデシュでは、生活に苦しむ世帯がほとんどで水泳教室に通わせる金銭的余裕がないのが実情なのです。

 

■水泳を必修化

2015年、バングラディシュ政府は「全就学児童生徒に水泳を必修とする」と発表。「5歳から17歳まで、4,000万人近い子供たちに水泳を教える計画」が国家プロジェクトとして動き出そうとしています。

世界を見てみると、オーストラリアなども水泳の練習を義務付けていますが、バングラデシュほど大きな目標を掲げた国は他にありません。

 

 

■大惨事を招くフェリー事故

とりわけ多くの市民が水死するのは河川を運航するフェリーが転覆事故を起こした場合です。乗客が定員を大幅に上回っていることも珍しくない上、川幅が広い所もあり、多数の死者が出るのは避けられないのです。

2015年2月には、パドマ川でフェリーが貨物船と衝突して沈没し、少なくとも78人が命を落としました。

パドマ川フェリー転覆事故

4歳の娘と一緒にパドマ川を船で渡っていた22歳の女性は、「神頼みするしかない」と、母子共に泳げないことを嘆いています。船には数十人の乗客に対して数着の救命胴衣しか用意されていないという事実…

 

現在、8歳の次男に水泳を習わせているジャハナラさんは、「緊急事態に見舞われたとき、次男は自分の命だけでなく他の人たちも救えるはずだ」と期待しています。

 

 

 

まとめ

人口密度の高い国バングラディシュは、数年前、グラミン銀行とそれに付随する社会起業家たちのことで話題になりました。世界で7番目に人口の多い国バングラディシュ。

 

豊富な水資源から、かつては「黄金のベンガル」と称されるほど豊かな地域でしたが、インフラの未整備や行政の非能率から現在は最貧国に属しているのです。

首都のダッカは世界有数のメガシティであり、「世界で最も住みやすい都市」ランキングでワースト2位になってしまいました。

 

要は「住みにくい」というわけですね。

世界で住みにくい都市ワースト2位のバングラディシュ、ダッカ

ここバングラデシュでは、日本では考えられない出来事が多く起こります。価値観も完全に違っています。いろんな意味で貴重な体験ができる国バングラデシュ。

 

コブラ使いの老人…

肩にインコをのせた占い師…

真珠売りの少女…

 

良くも悪くもカオスな街ダッカは交通渋滞と大気汚染がひどく、犯罪率もけっして低くはありません。

なので、安易に旅をお勧めするわけにもいきませんが、興味のある方は是非、自己責任のもと、一度足を運んでもらいたいなと思っています。

 

刺激が欲しい人、非日常を味わいたい方には是非、今度の旅にダッカを選んでもらいたいのです。

ダッカの大渋滞