マカオの「世界遺産」30ヶ所全てを巡る旅 ①



マカオと聞いてすぐに思い浮かべるのはカジノと世界遺産ではないでしょうか。2005年、ユネスコはマカオ歴史地区の古跡30ヶ所を世界文化遺産に認定しました。その全ては、なんと、マカオ半島内の南西地区に集中しています!

旅行に行ったら「その国の世界遺産を見たい!」と思う方も多いと思いますが、普通はなかなか全ての世界遺産を見ることは難しいものです。しかし、マカオならばそんな贅沢な旅行をすることが可能なのです!

 

繰り返しますが、マカオには全部で “30個の世界遺産” があります。22の建造物と8つの広場が登録されているんです。これらは歩いて見てまわることができるので、ぜひ丸一日 (できれば2日) じっくり時間をとって全てを見学してみてください。

(お急ぎの方は30ヶ所全てを3時間ほどで見て回ることも可能です)

 

もちろん、様々なルートで見て回ることができますが、今回は「この順番で行くと効率よく回りやすいですよ〜」という順番で紹介したいと思います。

 

…とその前に、

予備知識を少々!

 

マカオは国際貿易における戦略的に重要な港として栄え、16世紀半ばから1999年までポルトガルの政権下にありました

歴史あるストリート& 住宅、宗教的な建築物。。。

 

そんな歴史的背景のもと、マカオにあるポルトガル及び中国の公共的建築物の中には、東西の美意識や技術的な融合が見て取れるわけです。実に奥深いんです。

それではさっそく、そんな世界遺産群をぐる〜っと見て回ってみましょう!

 

☆ 媽閣廟 (Templo de A-Má)

【マカオ】世界遺産30ヶ所! 観光名所すべてを歩いて巡るための徹底ガイド

マーコミュウと読みます。バラ岬にある古廟です。バラ岬はポルトガル人が初めて植民を行った場所と言われており、「媽閣廟」の媽閣 (マーコ) がマカオの国名の由来になったと言われているほど歴史のある場所です。4つの廟で構成されており、1つには阿媽という海の女神を祀っています。

 

☆ バラ広場 / 媽閣廟前地 (BarraSquare)

【マカオ】世界遺産30ヶ所! 観光名所すべてを歩いて巡るための徹底ガイド

媽閣廟の目の前にある広場がバラ広場です。カルサーダスというポルトガル式の石畳が波の模様に敷き詰められています。ここには移動屋台のアイスクリーム屋がよく出店しており、観光客にも人気を集めています。またダンスやオペラの上演がされることもあり、活気に満ちています。

 

☆ 港務局ビル (CapitaniadosPortos)

【マカオ】世界遺産30ヶ所! 観光名所すべてを歩いて巡るための徹底ガイド

イタリア人の建築家カッスートによって設計され1874年に完成しました。元はマカオの警察部隊を補強するためにインドのゴアから派遣されたムーア人 (イスラム教徒) の兵舎として使われていました。現在はマカオの港務局事務所と海上警察の本部として利用されています。

 

☆ リラウ広場 (LargodoLilau)

【マカオ】世界遺産30ヶ所! 観光名所すべてを歩いて巡るための徹底ガイド

リラウとは、ポルトガル語で「山から出た湧き水」のことです。ポルトガル人が多く住んでいた場所で、その理由として湧水があります。当時の民謡に「リラウの水を飲んだ者はマカオを決して忘れない。マカオで家を持ち、マカオに帰るだろう」という歌があり、ここから湧き出る水はそれほどポルトガル人によって貴重でした。現在はふさがれており水を見ることはできません。

 

☆鄭家屋敷 (Mandarin’sHouse)

【マカオ】世界遺産30ヶ所! 観光名所すべてを歩いて巡るための徹底ガイド

1881年に建設された思想家・鄭觀應の邸宅跡です。鄭觀應は中国の有名な毛沢東や孫文にも大きな影響を与えていると言われた思想家です。邸宅は中国建築に西洋建築が混ざっており、美しい作りになっています。

 

☆ 聖ローレンス教会 (Igreja de S. Lourenço)

【マカオ】世界遺産30ヶ所! 観光名所すべてを歩いて巡るための徹底ガイド

16世紀中頃に建立された、別名「風順堂」と呼ばれる「マカオ三大古堂」の一つです。昔、この教会から海が見え、帆船時代には風の良し悪しが航海の安全につながったので、ポルトガル人はここから良い風が吹くようにと祈っていました。教会内部には、聖ローレンス像と聖母伝説のステンドグラスもあります。

 

☆ 聖ヨゼフ修道院及び聖堂 (St.Joseph’s Seminary and Church)

【マカオ】世界遺産30ヶ所! 観光名所すべてを歩いて巡るための徹底ガイド

中国や日本へのキリスト教布教への中心地としてイエズス会が使っていたのが聖ヨゼフ修道院です。18世紀中頃に建築されました。イエズス会の修道士が追放された後はラザロ派の聖職者たちに引き継がれ、使用されていました。庭にはマカオ最古のガジュマルの木があり、教会内にはフランシスコ・ザビエルの上腕部の骨があります。

 

☆ ドン・ペドロ5世劇場 (TeatroD.pedro5)

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1860年に建設されたアジア初の西洋式の劇場です。ポルトガル人が建設したため、当時のポルトガル王の名前がついています。かつては男性専用の社交の場として使われていましたが、現在は劇場として多くの芸術が上演されています。

 

☆ 聖オーガスティン教会 (IgrejadeSantoAgostinho)

【マカオ】世界遺産30ヶ所! 観光名所すべてを歩いて巡るための徹底ガイド

1586年にスペイン人によって建設された教会です。現在の建物は1874年に再建されたものですが、何度かの修復の際、資金がなくなったためワラを使ったこともあり、ワラが龍のヒゲに見えたことから「龍の髭寺院」と呼ばれたこともありました。

ここでは毎年「パッソスの聖体行列」が行われます。これは、「ここに保管していたキリスト像を大堂に移すのですが、いつのまにかまたこの教会に戻ってきていた」という出来事を元にしています。

 

☆ 聖オーガスティン広場 (St. Augustine Square)

聖オーガスティン教会とドン・ペドロ5世劇場、聖ヨゼフ修道院及び聖堂、ロバート・ホー・トン図書館という4つの世界遺産に面した広場です。小さな広場ですが石畳が美しく、何より、周辺の美しい建物を一望できる場所です。静かな時間が流れていますよ〜!
 
 
続きの、
 
マカオの「世界遺産」30ヶ所全てを巡る旅 ②はこちら
 
 

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