東京オリンピックで深めたい日韓の絆



熱戦が繰り広げられたリオデジャネイロ五輪が終わり、韓国は金9、銀3、銅9のメダルを獲得。総合ランキングは8位を記録しました。

大会前に掲げていた “10-10”(金メダル10個、ランキング10位以内)という目標には金メダルが1個足りなかったものの、総合ランキング10位以内は2004年アテネ五輪から連続4回目となるため、「スポーツ強国のプライドは守った」というところでしょう。
 

ただ、躍進著しかった日本選手団 (金12、銀8、銅21で第6位) との比較で、ネット上ではかなり辛辣な声が上がっているのです。

日本のリオ五輪大躍進を羨望する韓国メディアとネチズンたち…
言うまでもなく韓国の人たちは、特にスポーツとなると何かと日本を意識してきます。

大韓体育会の幹部が「80年代までの韓国はとにかく北朝鮮や日本に対して優位を示すことだけに注力してスポーツを強化していました」と語っているくらいです。

 

 

 

 日本の躍進に大きなショックを受けた韓国 

リオ五輪では日本の躍進を見せつけられ、ショックは隠せません。

「このままでは2020年の東京五輪ではもっと差をつけられてしまう…」

 

そして、リオ五輪の閉会式。韓国をさらに驚かせたのは、日本が披露した2020年東京オリンピックのPRでした。

スーパーマリオ、ハローキティ、パックマン。。。

 

いずれも韓国でも人気のキャラクターばかり。特にドラえもんは現在韓国でもブームにあり、プロ野球のロッテ・ジャイアンツがドラえもんバージョン・ユニホームを着用しているほど。

そして、韓国ではいまだに『ポケモンGO』が未配信ですが、日本のPRに『ポケットモンスター』が登場しなかったことにもビックリ!
韓国に住む私の友人はこう話してくれました。

 

「今回のリオ五輪ではいろんな意味で日本がもっとも印象的だった。あらゆる競技種目で日本のスポーツのチカラを見せ付けられたし、閉会式では日本の文化コンテンツのチカラを見せ付けられた。韓国が学ばなければいけないことは多いよ」

嫉妬深い韓国人の目から見る東京五輪

 

 

 

 2018年平昌で開催される冬季五輪に向けて 

 
2018年、韓国の平昌(ピョンチャン)では冬季五輪が開催されます。

「メダル数はともかく、韓国発の世界に通用する文化コンテンツが…ない。」

 

頑張って浮かび上がった候補は、『江南スタイル』のPSY、オペラ歌手のスミ・ジョー、韓流ドラマにK-POPぐらい…

「悔しいよ〜」

 

聖火点灯にはフィギュアスケートのキム・ヨナが登場してくるでしょうが、全世界に知られ愛されている (日本のアニメのような) コンテンツの候補は限られています。

「悔しいけど認めざるを得ない。日本コンテンツ力」

 

 

 

 「東京五輪がただただ羨ましい」 

韓国人は、2002年サッカーW杯日韓共同開催が「韓日友好のため、日本のおかげで韓国でも開催されたという事実」を知っています。

経済危機の際、日本から多額の援助を受けたことも知っています。

 

しかし、その後、慰安婦問題や独島 (竹島) 問題などで何かと日本にイチャモンをつけてきました。心を痛めている、海外で活躍する韓国人たち。

 

「なぜわが国は恩を仇で返すようなことをするんだ…」

「みっともない…」と。

 

そんな心ある韓国人たちは、リオ五輪閉会式での日本のPRを絶賛する一方で、やっぱり嫉妬してしまっているのです。

「我々(韓国)も、日本のようなオリジナリティが欲しい」

 

 

 

 オリンピックで深めたい日韓の絆 

平昌五輪委員会は公式に「日本に援助を要請した」とされています。韓国の経済は大丈夫なのでしょうか?

仮に日本がお金を出したとして、両国の関係性は本当に良くなるのでしょうか?いや、そうは思えません。良くならないという事実は過去に何度も証明されてきています。

 

であるならば、「お金はもう出さない」とした上で、人的援助 (ボランティアなど) で深く協力しあっていく方がよっぽど日韓友好のためになるのです。

国際問題の多くのシーンで、日本は(多額の)お金ばかりを出してきていますが、結局感謝されることはなく、却って「日本はお金しか出さない」と非難され続けてきているのです。

 

平昌冬季五輪(2018年)と東京五輪(2020年)を機に、その姿勢を改めましょう!

そして、両国とも互いを罵りあうのはもうやめ、次世代に向けて清々しい態度で純粋にスポーツを楽しめばいいのに。。。

 

平昌・東京両オリンピック関係者の皆さんには、スポーツマンシップで(汚いことなしで) 運営にあたっていただきたいものです。

その結果、日本と韓国が真の友人になれる日を心より願っております。

(そんな思いを胸に、私は来週また韓国に行ってきます♡)