日本では「春」と言えば桜の季節で素敵な印象があるのですが、実際のところまだまだ肌寒く、杉やヒノキの花粉だって飛んでいます。
一方、今回紹介するシンガポールは一年中「常夏」なのでそんなの関係ありません。雨季から乾季へと変わったばかりで、快晴の日が多く、旅行には何かと最適なシーズンと言えるでしょう。
シンガポールでは基本「Tシャツ & 長ズボン」
シンガポールは1年を通してとっても蒸し暑い気候 (1年中日本の夏みたいなもの) なので、現地での服装は基本「Tシャツ & 短パン」でもいいのですが、カジノや高級レストランなどではドレスコードがあったりしますので「Tシャツ& 長ズボン」が無難です。
「サンダル & 短パン」はあまりにもカジュアルすぎます。さらに、(外は暑いのですが) お店やホテルの中は冷房が効きすぎているため、薄手の上着が必要になってきます。
旅の持ち物
「そろそろシンガポール旅行だなぁ」ということで、春の時期に必要な持ち物を以下に紹介しておきましょう。
◉ 折り畳み傘は必須!(晴雨兼用の傘がベストです)
◉ 濡れても大丈夫な履物 (ビーチサンダルなど)
◉ タオル(汗 & 雨に活用できます)
◉ 羽織もの(冷房 & ドレスコード対策として)
以上4つのアイテムは絶対に欠かせません。いつ雨 (スコール) が降るかわからないシンガポールでは、折り畳み傘は必ず持ち歩いた方が賢明です。
とはいえ、現地調達もできますので、お土産も兼ねて現地で購入してもいいでしょう。
雨が降りやすいのは午後から夕方にかけて
乾季の春は雨季ほどではありませんが、それでもたまに集中豪雨が降ります。必ず午後から夕方にかけての時間帯で、朝から一日中雨ということはめったにありません。
というわけで、タクシーを使っての観光を考えている方は、ラッシュアワー時 (16~18時頃) に雨が降ってしまうとつかまえるのが難しいと覚えておきましょう。
タクシースタンドには長い長蛇の列ができてしまうこともしばしば。その場合は、公共交通機関 (MRTやバスなど) を使った方が目的地に早く着きますよ!
春 (2〜5月) におすすめの観光スポット
春と言えばやっぱり「花」ですね ↓
◉ ボタニックガーデン
できれば雨が降る前の午前中に出かけてみましょう。繁華街からほど近く (タクシーで5分ほど) 、そんな場所に大自然を満喫できる場所があるなんてとっても素敵ですよねー!ピクニックにサイクリングと、地元民から旅行客まで多くの人にとっての「憩いの場」「オアシス」なんです。
◉ ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
ここはマリーナベイサンズ・ホテルから徒歩で行ける超巨大植物園です。午後になって、「天気が微妙だなぁ」と心配することなかれ!ガーデンズ・バイ・ザ・ベイなら屋内植物園がありますので、雨に濡れる心配はありません。ここにあるガラス張りのフラワードームには地中海・南アフリカ・カリフォルニアなどの乾燥地域の春が見事に再現されていますので、日本ではなかなか見ることのできない変わった花や植物を見ることが可能です。
晴れている時間帯であれば、人工の木「スーパーツリー」辺りを散策してみましょう。22mの高さのスカイウェイから見下ろす景色は絶景!空中散歩を思いっきり楽しみましょう。
せっかくなので、シンガポールで一番大きな仏教寺も観ておきましょう ↓
◉ ベサックデー(花祭り)
旧正月 (1月下旬〜2月上旬頃) の影響でまだまだ熱が冷めきっていないチャイナタウンでは、4月下旬から5月にかけてベサックデー(花祭り)が賑わいます。お釈迦様の誕生日ということで、チャイナタウンの佛牙寺では仏教徒による参拝行事が開催されます。眩しいほどのぼんぼり飾りは一見の価値ありです。
映画好きの方であれば ↓
◉ シンガポール国際映画祭の会場「シンガポール国立博物館」へ!
春のシンガポール市内の博物館は大忙し!4月に行われる国際映画祭に向けて、毎週末催しものが開かれています。特に「シンガポール国立博物館」では週ごとに映画が公開されていたりと映画好きにはたまらないイベントとなっています。
おわりに
いかがでしたか?
「雨が多いと思えばかんかん照りになったりと大忙し」のシンガポールの春の天気事情ですが、花粉が全くないのはありがたいことです。特に4〜9月の乾季は観光に最適!(雨季と比べると比較的) 晴れやすく、行動範囲も広がります!
ただし、3〜4月は卒業旅行のシーズンでツアー料金は高くなりがちなので、可能であれば少しズラして4月中旬頃にスケジュールを組んでみるといいかもしれませんね。