人口約70万人。「世界一何もない首都」と揶揄されているラオスの首都ビエンチャンは、同国の政治・経済の中心地となっています。
(ラオスは東南アジアで唯一海のない国。その分、緑豊かでのんびりとしている自然豊富な国なんです。)
その「何もない」環境が功を奏し、「東南アジア最後の秘境」として欧米諸国の人々から密かな注目を集めています。これといって何もないところに、古き良き東南アジアを感じることができるのでしょう。
そこで今回は、そんなラオスの首都ビエンチャンにスポットを当て、訪れる前に知っておくべき基本情報をまとめてみました。
日本からビエンチャンまでのアクセス
ワッタイ国際空港 (ビエンチャン) までは、日本からの直行便はありません。そこで通常は、バンコク (タイ) や中国などを経由して行くか、一旦タイの北部ウドンタニまで行ってそこから陸路バスで向かうか。。。このように、移動経路は旅の目的によっても違ってくることでしょう。
空港のATMや両替所で現地通貨を入手
とりあえず、ラオスのワッタイ国際空港に到着したら現地通貨(キープ)を手に入れておきましょう。ATMや両替所は (全然広くない) 到着ロビーにありますので、ラオス旅行が初めての方でも大丈夫!
筆者は基本、現地通貨を手に入れる方法としてATMを利用しています。クレジットカードを使って、現地のATMで「海外キャッシング」をしています (これが一番お得で便利)。
ちなみにATMのすぐ隣には両替所がありますので、万が一機械が故障しても安心ですね。
ラオスの通貨は紙幣のみ。2018年現在、1、5、10、20、50、100、200、500、1,000、2,000、5,000、10,000、20,000 及び 50,000キープの14券種の紙幣が新旧入り混じって流通しています。ただし、500キープ以下の紙幣を見かけることはほとんどありません。
(1円 = 75キープほどと考えておきましょう)
ラオスでは、あえて両替しないのもいい
首都ビエンチャンでは、タイバーツとUSドルも使用することができます。コンビニで早見表があるくらい普通に使用出来て、マッサージ店、飲食店など基本的にどこでも使えます。
そして、首都ビエンチャンでは (空港を除いて) キープよりもタイバーツで支払った方が得をする場合が多いようです (バイビエンやルアンパバーンなど、ラオスの他の街ではキープの方が強いのですが)。
両替レートに関して言えば、「日本円 → キープはレートが悪い」。「タイバーツ → キープはレートが良い」。。。と覚えておきましょう。
街中には、「小さな小屋タイプ」「銀行」「売店の中でタバコ屋のようにやってるタイプ」など両替スポットはいろいろありますので、困ることはないでしょう。
ただし、上述した通り、USドルやタイバーツも普通に使えるので、ラオスでは敢えて現地通貨のキープに両替しないのもいいかもしれません。
空港から市内までの移動方法
2018年1月、ワッタイ空港 〜 市内間にシャトルバスが開通しました。運賃は大人15,000キップ (約200円)。40分~1時間おきに、市内からは8:00~21:30頃まで、空港からは9:00~22:20まで運行しています。
他に、タクシーやバイクタクシーを利用して市内に行く方法もあります。ちなみに、バイクタクシーなら30000キップ(400円程度)、トゥクトゥクなら50000キップ(600円)ほど。
タクシー料金は、USD7か57,000キープ (700〜800円) が目安です。 タクシーチケットを前払いで購入します。
ワッタイ空港からビエンチャン市内中心部までの距離は約5km。所要時間は10〜15分です。