ネパールの人気観光地ポカラは「安い」「空気がきれい」「美味しい」



ネパールといえば世界一の山『エベレスト』と首都のカトマンズがあまりにも有名ですね。ネパールの面積は日本の40%、人口は日本の4分の1ほど。

そんなネパールの第2の都市「ポカラ」はヒマラヤ山脈の麓に位置し、近くの山が当然のごとく富士山超え!つまり、町にいながらにして当たり前のように7,000m級の山々を望むことができるわけです。

 

アンナプルナ方面のトレッキングの拠点にもなっており、観光には雨季 (5〜9月) ではなく、乾季 (10〜4月) がベストシーズンとなっています。

この時期は晴天が続き、雪を頂くヒマラヤの山々を最も奇麗に望むことができます。実は、ポカラという町は特別な観光スポットなどありません。単なるのどかな町の一つ …なのですが、「静かな湖畔」と「美しいヒマラヤ山脈の風景」は本当に一見の価値あり (超絶景) です。

 

 

 

至れり尽くせりの町、ポカラ

ヒマラヤ山脈の峰々を町から眺められる、カトマンズから北西200kmのところにあるトレッキングの玄関口「ポカラ」。ここは標高約800mで、カトマンズよりも温暖です。観光客にとってはまさに天国 (パラダイス) とも言えるでしょう。

町を歩いているだけでヒマラヤ連峰が見え隠れしています。まさに、ヒマラヤ見放題の町なのです ♡

 

首都のカトマンズはマスクが手放せないほどのひどい空気汚染地帯なのですが、ポカラは全く問題なし!高原の美味しい空気を吸うことができます。

おまけに、世界中からやって来るトレッキング客のため様々な国の味が楽しめる本格的なレストランが多数あり、価格はカトマンズの7割から半額といった感じです。

(数百円あればたいていの料理を食べることができますし、1000円も出せば二人で高級中華が食べられてしまう感覚です)

 

1泊1,000円程度のゲストハウスに泊まり、朝はヒマラヤ山脈を見ながらモーニングコーヒー、それから湖のほとりを散歩して本格パスタを味わい、夕焼けに染まった山々を見た後は火鍋を食べて青島ビールを飲む…

素敵ですねぇ (^ ^ )

 

都会の喧騒に疲れたら、是非ポカラまでお越しくださいね!

 

 

ネパール人の散歩 = 日本人の登山

日本一の高さを誇るマウントフジ (富士山:3,776m) は日本の文化と密接な関わりを持っています。日本人の思考に大きな影響を及ぼしていることもあり、世界遺産に登録されています。

しかしながら、ネパール人からしてみると「フジサン?ひくいねー」という感覚なのだとか。

 

そりゃあそうですよねー。だって、7,000m級の山々を生まれた時から眺めているのですから。そんな彼らにとって、4,000mクラスの山々は山というより裏庭のようなもの。

「ちょっと散歩に行こうよ」と気軽に3,000m級の山に歩いて行きます。日本人の私たちからすると「。。。」(絶句) です。

 

 

 

ポカラの観光スポット

 

☆  ガンドルン

グルン族の里ガンドルンは、ポカラから2日以上かけて行くような山岳の村です。宿泊施設は割と多く、この村で何かをするというよりは、トレッキングの目的地であったり中継地点であったりするような場所です。昔ながらの田舎風景が広がっており、素朴で優しい人たちと出会えることでしょう。

 


★  サランコットの丘

標高1,592mの丘で、朝日と夕日の名所として知られています。展望台があり、現地まではバスも出ていますが、日の出の時間帯はタクシーがよいでしょう。

 


☆  日本山妙法寺

ポカラの町、ぺワ湖、そして遠くにヒマラヤの山々を臨める絶景ポイントです。世界平和塔 (ワールド・ピース・パゴダ) とも呼ばれており、日蓮系の宗教団体が世界各地で平和運動を展開し、ここポカラにも平和を祈る仏塔として建立されたようです。ここからはヒマラヤ山脈をバックに湖を下に町が望できます。

ヒマラヤの迫力を楽しみたいならサランコット、ポカラの町とヒマラヤの調和を楽しみたいなら妙法寺がおすすめです。

 


★  ビンドゥバシニ寺院

旧市街の丘の上にあるヒンドゥー教の寺院です。境内は広く、公園のような雰囲気があります。結婚式が行われることも多く、幸せな花嫁さんたちを見ていると、こちらまで幸せな気分になりますね。

毎朝、鶏やヤギなどをはねて捧げる生けにえの儀式が行われていますが、ヒンドゥー教の人以外は見られないので注意しましょう。

 


☆  プーン・ヒル

丘という名前ですが実は山。ここでトレッキングをしてみてはいかがでしょうか。登りにくい場所はなく、一般的な大人の体力があれば観光は可能です。頂上まで登れば、360度どこを見ても山 & 空が広がる絶景に出会えますよ!

 


★  フスレ渓谷

ポカラ郊外にある渓谷で、観光客よりも地元民がよく訪れる場所のようです。時間に余裕があれば、一度はここに足を運んでみるのもいいでしょう。

 


☆  ぺワ (フェワ) 湖 

ペワ湖はネパールを代表する観光地 (リゾート地)。ご覧のような光景を眺めて過ごすことができます。湖畔には多くのホテルや店舗 (お土産屋さんなど) があり、ヒマラヤ登山の拠点エリアとなっているため、常に観光客で賑やかです。パラセーリングやエンジン付きグライダーなどで遊ぶこともできます。

 

 

登山者のほか、ホテルに長期滞在する人も多く、レンタサイクルや貸ボートなどでゆっくり過ごす観光客も多い場所となっています。近くは、サランコットの丘、ビンドゥバシニ寺院、パタレ・チャンゴ、グプテシュワール・マハーデヴ洞窟、タシリン・チベット村、古い街並みのオールドバザール、日本山妙法寺、各種博物館などが点在しています。

 


★  マチャプチャレ

ヒマラヤ山脈の1つ、マチャプチャレが綺麗に見れるのもポカラならではです。ネパール語でマチャは魚、プチャレは尻尾を意味します。横から見るとマチャプチャレは魚の尻尾の様な形をしています。そんなマチャプチャレは神聖な山とされ、登山は禁止されています。

天気のいい日はポカラの町のどこからでも見ることができます。季節や時間帯によってピンクやオレンジ色に変わる姿も素晴らしいです。ただし、必ずしもきれいに見れるわけではなく、「ポカラに来て綺麗にマチャプチャレが見る事が出来ないのは日頃の行いが悪いから」らしいです。私の友人は、滞在中きれいに見ることが出来ず、結局ポスターを買って帰りました (笑)

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

このように、ポカラは大自然を堪能する場所なので、1日で観光を済ませるという急ぎばやではなく、数日かけてのんびりまったりと、トレッキングをしながら楽しみましょう。

 

ちなみにポカラとはネワール語 (ネワール族の言語) で「湖」を意味します。その名の通り、ポカラはぺワ湖に面した美しい町なのです。比較的新しい町なので、ポカラ自体に歴史的な建造物や寺院といった観光名所はありません。

しいて言えば、ぺワ湖に浮かぶ小島にあるパラヒ寺院くらい。しかし、ポカラの魅力はやはり何と言っても8,000m級のアンナプルナ連峰を一望できることにあります!

 

ヒマラヤ山脈とともにご来光をしっかりと愛でてきてくださいね!

そして、天候や気温の変化が激しいので、服装には十分気を付けてくださいませ。