何かと怪しい北朝鮮では今、「家電ブーム」が起きているといいます。きっかけは2016年5月に開催された朝鮮労働党第7回大会。しかしなぜ、労働党大会をきっかけに「家電ブーム」が起きたのでしょうか?
かつて、金日成時代に開催された党大会(1980年)では参加者にカラーテレビが配られていました。その時の記憶のせいか、電化製品といえば日本製、「日本製が長持ちして質がいい」というイメージを抱く人々が北朝鮮には多いようです。
こうした過去の経緯もあって、36年ぶりの党大会では「みんなに日本製の45インチ高級液晶テレビや冷蔵庫、パソコンが配られるんじゃないだろうか」という噂が流れていました。
しかし、実際には「中国製のテレビ」がプレゼントされました。もちろんこれは凄いことです。この大判振る舞いに北朝鮮の国民たちは大喜びしましたが、「日本製じゃなかったか…」とちょっとがっかりしたのも事実のようです。
さてそんな北朝鮮ですが
富裕層の人々は
やはり「メイド・イン・ジャパン」の液晶テレビが大好きなようです。中国を通じて輸入される日本のソニー製テレビが人気No.1!その次が韓国のLGやサムソンとなっています。
ある情報筋によりますと、テレビだけでなくエアコンや空気浄化機、除湿機などの家電製品が富裕層の間で大人気!平壌ー北京を繋ぐ国際列車の荷物車両は食品より家電製品でぎっしり詰まっているといいます。
そして、くどいようですが、北朝鮮で一番人気なのは日本製で、二番手が韓国製、三番手に中国製が続いています。
整形顔の北朝鮮セレブたち
高級幹部やドンジュ(富裕層) の家庭の子どもたちはZARAやナイキなどのファッションを好み、マダムたちは美容のための牛乳風呂が大好きだとか!
美容整形は当たり前で、中には覚せい剤ダイエットにまで手を出す人もいるとか!驚くべき贅沢ぶりですね!付け加えておきますと、最高指導者の金正恩党委員長や故金正日総書記などは敵国アメリカのブランド「アップルコンピュータ」の大ファン…
金正恩死亡説
ある外国メディアが「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が自爆テロで死亡した」と報じました。「金正恩委員長が平壌の普通江区域で開かれた新築ビルの行事に出席した際、ある女性が敢行した爆弾テロのため死亡した」という内容でした。
これを受け、韓国政府は直ちに「事実ではない」と発表。
しかし、このデマが流れたことにより韓国の株式市場では防衛産業関連の株価が急激に上がり、ドルに対するウォンの相場は下がってしまいました。
この「誤報」って株価・為替相場操作のため?だとしたら重大な犯罪行為じゃないですかっ!
何度か起こったクーデタ未遂
隣国韓国では、近現代史において何度も大規模な民主化要求デモが起き、多数の犠牲者が出ています。これに対し北朝鮮は、ことあるごとに韓国政府を非難。もちろんそれはとんだお門違いです。
なぜなら、北朝鮮国内でも「体制に対する反発」が何度も起こっているからです。ただ、北朝鮮では情報統制があまりに厳しく、なかなか外部に知れなかっただけ。
例えば、1992年にはソ連留学組の軍部エリートたちが中心となって金日成・正日親子の暗殺を計画。1994年には朝鮮人民軍第6軍団が蜂起を計画。しかし、、、いずれも実行前に抑え込まれてしまったのです。
これらの他にも、「もしかしたら」と思わせる出来事は何度かありました。
2004年には、中国を訪問した金正日氏が特別列車で帰る帰路、龍川駅で爆発事故が発生!半径数百m以内にある8千棟の建物が吹き飛んだのです。
2015年10月には北朝鮮の葛麻(カルマ)飛行場で、金正恩氏の視察前日に大量の爆薬が見つかっています。建物の天井裏からはTNT火薬20kg(手榴弾130個分以上)が発見されました。
それでも結局のところ、金日成氏に始まった「金王朝」は3代にわたり独裁権力を守り抜いてきています。大衆の散発的な反抗には「血の粛清」で応じ、不思議なことに、いまだ大規模な抵抗運動には遭ったことがないのです。それだけ徹底的に国民の心はがんじがらめにされてきたとも言えますが、近頃それはそろそろ解け始めてきているようにも見えます。
逃亡する美女たち
中国などの友好国にある北朝鮮レストランから、度々女性従業員たちが逃げ出し韓国入りしています。北朝鮮側はこれについて、「集団脱北と同様、韓国当局による拉致である」として送還を強硬に主張。一方、水面下では金正恩党委員長が韓国人に対する「報復拉致」を指示したとの情報も。
※ 彼女はレストランからの逃亡者ではありません。あしからず…
「上納金」のための北朝鮮レストラン
北朝鮮の政府機関や事業体の多くは、国家財政難のために独立採算を余儀なくされており、貿易や海外での事業で外貨を稼ぎ出さなければなりません。もちろん、朝鮮労働党から「上納金」のノルマを課せられており、それを賄うためには違法な商売にも手を染めざるを得ないようです。
つまりは裏ビジネス…
海外当局により摘発されるリスクが相当に高い!
そんな中、レストラン運営は完全に合法であり、外貨獲得の重要な柱のひとつ!そして、このビジネスを支えてきたのが何を隠そう「ネット上でアイドル並みの人気」を集めてきた美人ウェイトレス(接待員)たちなのです。
北朝鮮レストランは、地元資本と北朝鮮側との合弁で運営されています (利益は折半)。
繁栄と衰退
では、肝心の商売の方はどうなのでしょうか?
人気店の場合、かなりの売り上げがあるようです。ディナー時の客単価は普通に食べて日本円で2,000~3,000円ぐらい。気前よく飲み食いすれば7,000~8,000円ぐらい。物価の安い国でこれだけの売り上げがあれば大したものです。
中国遼寧省南部の丹東で営業されている北朝鮮レストランの店の前には、毎日のようにベンツやポルシェなどの高級車が停まっているとか。
一方、東南アジアで営業している北朝鮮レストランの場合は韓国人ツアー客を主なターゲットとしてきていましたが、2008年の「リーマン・ショック」以降、ウォンの為替レートが急落し韓国人の海外旅行が一時的に縮小。閑古鳥が鳴き、撤退や休業を余儀なくされる店が相次いだようです。
それでも、つい最近まで北朝鮮レストランがしぶとく生き残って来られたのは、ひとえに女性従業員たちの個性的なキャラクターと奮闘があったればこそ。
ノルマ地獄に苦しむ美女たち
の脱出により北朝鮮レストランの商売が立ち行かなくなれば、北朝鮮経済が被る打撃は決して小さくないでしょう。

持ちつ持たれつの関係に異変
資本主義化が猛スピードで進む北朝鮮において経済の牽引役となっているのは「ドンジュ(金主)」と呼ばれるニューリッチたち。彼らは、小売、貿易、運送、貿易業、さらには不動産に投資し、莫大な利益を上げ、北朝鮮当局はその一部を「忠誠の資金」として吸い上げる。つまり、北朝鮮当局とドンジュは「持ちつ持たれつの関係」を築いているのです。
国家権力と手を組んで成り上がったドンジュたち…
その一方で国家機関は、表向きはこれまで通り良好な関係を築きながらも彼らの持つ利権を虎視眈々と狙い始めているようです。つい最近では、秘密警察「国家安全保衛部」が50代ドンジュ女性の財産を全額没収するという事件が起こりました。
全財産を失った女性は路頭に迷うはめに。。。
住民は彼女に同情し、保衛部のやり方を「充分に太るまで待ってから食い物にしている」と非難しているといいます。
利権めぐり醜い争い勃発
近年、ドンジュたちのカネを狙った詐欺事件や殺し屋を使った強奪などが目立ってきているようです。それは秘密警察の仕業ではなく一般人の手によるもの。
中には、類い希な美貌を利用してドンジュ男性から多額の現金を巻き上げる「オンナ詐欺師」の存在も。。。
日本でも「結婚詐欺」が横行していますが、北朝鮮においても整形後の「美貌」を利用して男性を騙す手口が広まってきているようですね。
う〜む…
何をするかわからない北朝鮮の存在はもちろん怖いのですが、女の本性の方がもっと怖い…そう思ってしまった今日この頃です。