日本以上に飲食店が充実している食の街バンコクではタイ全土の多種多様な料理を食すことができます。
その中でも、「一番辛い」と言われる南部料理にスポットを当てて紹介していく今回は、ガイドブックに載っているメジャーなものから地元民にだけ愛されているようなマイナーな料理まで幅広くお伝えしていきたいと思います。
おそらく皆さんは、タイ料理と言えばトムヤムクンやグリーンカレー、ガパオライス、パッタイ(タイ風焼きそば)、ソムタム(青パパイヤのサラダ)などを思い浮かべることでしょう。しかしながらタイ料理はそれだけではありません!非常に奥が深いのです!
お願いです!
観光客には知名度の低い料理にも是非目を向けてあげてください。実は「知らないと損!」な絶品料理もたくさんあるんですよ!本当に知らないともったいないです!
なので、次回タイへ行った際には是非、血眼になって街を探索し、あなた好みのお店や料理探しを楽しんでみてくださいね。
愛情たっぷりの南タイ家庭料理店「Baan ice(バーン・アイス)」
タイ料理は中部、南部、北部、東北部と4つのエリアに分けることができるのですが、日本人旅行者に一番馴染みの薄いのは南タイ料理ではないでしょうか。
南タイ料理は「激辛」だと思うでしょ?でもこのお店の家庭料理はとても食べやすく、何から何まで辛い!というわけではありませんよ。(もちろん辛いものはしっかり辛いのですが)
南タイ家庭料理店「Baan ice」はバンコクの中心「トンロー」にお店を出してからその知名度が上がり、今では高級デパート「サイアムパラゴン」にも支店を出すまでに成長しました。それだけタイの人々に支持されている味だということですね。
正直どれを頼んでもすごく美味しいです!
ですが、まず一番始めに試してもらいたいのはこちら↓
※ カオヤム・・・野菜とハーブとご飯のサラダ
香りの強い、南部の発酵調味料である「ナームブドゥー」を使ったこの料理を食べると、口の中に自然&ハーブの香りがふわっと広がります。
上に乗っかる野菜は主に、レモングラス、こぶみかんの葉っぱ、生もやし、ザボン(ソムオー)、インゲン、青マンゴーなど。香り、酸味、辛味が楽しい一品です!
【Baan ice 南タイ料理レストラン トンロー支店】
BTSトンロー駅から徒歩10分
本店はテッサバンソンクロッ通りにあります
南タイ料理の店「クアクリン+パックソッド」
こちらもバンコクの中心「トンロー」にある南タイ料理のお店なのですが、私が個人的に大好きなメニューはこちら ↓
カピという海老を使った発酵調味料とサトー豆の「香り」が入り乱れ、匂いはなかなか個性的なのですがとってもクセになる味です。
箸が止まらなくなっちゃいます。本来サトー豆は季節物なのですが、南タイ料理屋さんであれば一年中楽しむことが出来ます。
その他、美味しい南タイ料理メニューを一部抜粋してみました
南タイ料理は種類が豊富で、とてもここだけでは紹介しきれないのですが、代表的と思われるメニューや本当に美味しかったものを一部紹介しておきますね。
本当に「激辛」です!完食するには死を覚悟してください(笑)
パットトゥアサトークンソッド (タイ風お粥)
海老と豆の相性が良く、パクパクいける逸品です!
写真から味が想像出来るかと思いますが、こちらも間違いなく美味しい一品です!おそらくナンプラーなどが入っているため、風味はタイらしく仕上がっております。
CNNが選ぶ「世界で最も美味しい料理50選」に選ばれてから人気に火がついたマッサマンカレー!世界一美味しい料理と評されたこともあります!
日本でもお菓子やカップ麺、レトルト食品などでその味を楽しむことができます。
クミンシード、カルダモン、シナモンなどの香り強いスパイスを多種混ぜ込んだペーストを使い、ココナッツミルクで仕立てあげられたとてもコク深く食べやすいカレーです。
今やトムヤムクンに追いつけ追い越せの勢いがあるタイの代表的な料理の一つでもあります。
※ リアン・・・南部特産の葉
ムーパットタクライ レ ゲーンソムプラー (豚肉のレモングラス炒めと魚のゲーンソムカレー)
ターメリックでまっ黄っきですし盛り付けが雑なのですが、食べてみると美味しいんです。辛いけどさっぱりした味付けなんです。不思議…
甘さや油っこさが多少きついのですが味は美味しく、ビールのおつまみやご飯のお供には最適ですよ!
最後はあっさりとしたバーミーナームで〆ましょう!
まとめ ♡
日本人にはあまり馴染みのない南タイ料理ですが (若しくは「辛い」イメージが先行し敬遠されがちかもしれませんが)、本当に美味しいメニューがたくさんあります。
バンコク初心者のあなたもリピーターの君も、タイ料理の新境地を求めて南タイ料理を一度体験してみてくださいね。
南タイ料理は、「仏教文化」+「イスラム教文化」+「華僑の文化」が混ざり合って生まれたものなので、「タイ」をもっと深く知るためにも味わっておくべき味だと思いますよ。
確かに、「辛い」料理が多いのも事実なのですが、辛さを中和させる「お野菜」がたくさ〜ん提供されますので、非常にヘルシーな料理とも言えるでしょう。
タイ料理の奥深さを実感出来る新しいメニューとの出会い。。。トムヤムクンだけがタイ料理ではな〜い!
そう気づかせてくれる食の冒険も、旅の楽しみ方の一つではないでしょうか (^ ^)