バンコクから北へ約720kmの位置にあるタイ北部最大の都市チェンマイ。
ピン川西岸には、濠を巡らせた城郭が残る旧市街があり、市外に出れば四方を山に囲まれた大自然が広がっています。
この歴史と伝統を受け継ぐ町並みと大自然の見事な調和が、チェンマイ最大の魅力とも言えるでしょう。
さあ、「タイのチェンマイ観光ガイド」第4回目の今回は
「寺院巡り」
です。
チェンマイ観光と言えば「寺院巡り」、「寺院巡り」と言えばチェンマイなのかもしれません(笑)
四方を城壁 (一片約1.5km) に囲まれた「旧市街」には多数の寺院が点在し、遺跡も多く残されているため、(まるで、何か見えない力に強く引き寄せられるかのように) 世界中の人々がこの地を訪れます。
近くには安いゲストハウスやレンタルバイクショップなどもありますので、自転車を借りてゆっくり見学してみるのも良さそうですよ。
さて、
旧市街の雰囲気もすごくいいのですが (本当です)、せっかくチェンマイに来たからには有名な寺院があちらこちらに点在している郊外へ。
まずは旧市街を離れ、そちらをさっそくみてまいりましょう。
チェンマイで寺院巡り
★ ドイステープ寺院
ターペー門から約17km (旧市街から車で40分)。
チェンマイで最も有名かつ人気のある観光名所と言えば、ステープ山 (標高1,676m) の山頂1,080mに建てられた「ドイステープ寺院」です。
「ワット プラ タート ドイステープ」とも言います。

体力に自信のある方は306段の階段を歩いて登ってみてください。疲れやすい方はケーブルカーを利用しましょう。
途中の広場では、子供や女性たちがタイ舞踊を踊っている姿を目にすることができる…かもしれませんよ。
※ 短パン・ランニング・タンクトップなど肌の露出が多い服装での参拝は禁止です
★ ドイ・プイ
「ドイステープ寺院」からさらに山を登っていくと、山岳民族「モン族」の住む「ドイ・プイ」に到着です。
中国から南下してきたらしいモン族の生活を見ることができ、衣装を着てみることもできます。
★ プーピン宮殿
「ドイ・プイ」を見学した後は、山を少し下り、「プーピン宮殿」に行ってみましょう。ここはタイ王室の避暑地として有名な宮殿であり、美しい花・植物が庭園いっぱいに広がっています。
高地でもあるため、南国とは思えないほどひんやり涼しい空気が気持ちいいですよ。12〜1月は花が満開です!
★ ワット・ウモーン

「ワット・ウモーン」は、800年ほど前の古いお寺です。僧侶が「瞑想修行ができるように」と4つのトンネルを掘らせたため、独特の景観となっています。
静寂な森林に囲まれているこちらお寺では、一定期間の瞑想修行もできるそうですよ。
郊外には、他にもまだまだたくさんの有名寺院があるのですが、私は2つ3つで十分なので、ここでいったん旧市街へ戻りまーす(笑)
やっぱり旧市街でも寺院巡り
★ ワット・チェディ・ルアン
14世紀に建てられた「ワット・チェディ・ルアン」の見所は、本堂後ろに建っている巨大な仏塔です。元々の高さは90mですが、1545年の地震で上部が崩壊しました。
一部修復はされたのですが、北タイ様式の資料がなかったため、現在も半壊したままになっています。
写真には載せていませんが、正面の姿はチェンマイで一番美しいとも言われ、訪れる人もチェンマイ寺院の中で1、2を争うほどです。
中は天井が高く、荘厳な雰囲気です。
おわりに
チェンマイ市内は仏教寺院が溢れています。その数100以上!そして、観光的にはそう有名でない寺院にも華やかで荘厳なものが多いのです。

本殿の裏手にはドラゴン(タイ神話に登場する大事な生き物 )がいます。
このような雰囲気の旧市街をのんびり散策しながら、寺院の幾つかを訪ねてみるのもいいのではないでしょうか。
人によっては「寺院なんてどれも同じだよ」と思えるのかもしれませんが、それぞれに違った特徴があるんですよ。
仏様の顔の大きさ、表情、細かな装飾、壁に描かれた仏教画などなど。
タイでは、寺院の近くには必ずと言っていいほど学校があります。日本でいうところの寺小屋でしょう。
タイのこと、自分自身のこと、人類史についてなど、いろんなことに思いに馳せながら、心を清める旅を思う存分満喫してきてくださいね♡