ベトナムの「カラオケ」って何?



ベトナムで、(男性にとってのパラダイス)「夜遊びの定番」といえば何と言ってもカラオケ (KTV) でしょう。歌うことがメインの日本のカラオケと違い、ここでは女の子が隣に座って接客し、一緒に歌って会話を楽しんでくれます (もちろんお酒も)。要は日本のキャバクラのような場所ですね。

ちなみにベトナムには ①「普通のカラオケ」 ②「現地男性向けのカラオケ」(ベトナム人価格で安く可愛い子が多いのだが、外国人が行くと思いっきりボラれる) ③「日系カラオケ」(日本人価格で少し高く、日本語を話せる女の子が多い) 「韓流カラオケ」(韓国人向け) の4種類があります。日本人にとっての「カラオケ」はほぼ ③か④です。

 

カラオケにハマる日本人

ベトナム (特に日本人街) にはたくさんの「日本人向けカラオケ」(キャバクラ)があって、女の子がお店の前でせっせと客引きをしています。彼女たちとどこまでの関係になるのかは人それぞれですが、お金と時間に余裕のある方はかなり親密になるようです。

日本ほど娯楽のないベトナムにおいて、ハマる気持ちはわからないでもありません。ベトナム語が話せない日本のおじさんたちにとって、「飲酒」「ゴルフ」「カラオケ」以外遊ぶ場所はありませんからね。「カラオケ」の良い点は「若い子にウザがられない」「ボディタッチがOK」、さらには良いカラオケ嬢と巡り合えればプライベートでもいろいろと助けてくれることにあります (お金目当ての可能性は否めませんが)。

 

 

カラオケの基本

料金システムや遊び方は上述したどのタイプの「カラオケ」に行くかによって異なります。ちなみに③の「日系カラオケ」店のレディは「まじめ・可愛い系・スタイルいまいち・20代半ば〜後半」といった感じで、④の「韓国カラオケ」店のレディは「持ち帰りあり・可もなく不可もない子ばかり・20代半ば〜後半」といった感じです。

一方で、②の「ローカルカラオケ」店のレディは「キレイ系・スタイル抜群・若い・擦れてる」感じです。日本語は、③ = ほぼ通じる、④ = ほぼ通じない、② = 全く通じない となっており、料金は、③ = 普通、④ = そこそこ高い、② = かなり高い となっています。

 

(日本人の皆さんが行く機会が多いであろう) ③では、レディースドリンクの上乗せやフルーツを勝手に提供するなど、プチぼったくりはあると思っておいてください。ただし、それ以上の危険はなく、初心者でも安心して遊べるスポットと言えるでしょう。

④ (韓国系)は持ち帰りが基本のため、それなりにリスクを伴います。ただし摘発の前例は少なく、摘発リスクが最も高いのは②のローカルカラオケとなっています。なぜなら、②の多くは闇営業で、ベトナム人・中国人・韓国人の富裕層を顧客として持ち、無茶苦茶な遊び方をしているからです。つまり、カラオケ店摘発のほとんどはローカルカラオケということになります。

 

 

料金相場

料金はお店によって異なりますが、飲み放題で100万ドン (5千円) くらいを相場と考えておきましょう。この値段より明らかにかけ離れていたらぼったくりの可能性があります。加えて、「女の子の飲み代」もかかりますので、心配な方は事前にママさんに相談しておきましょう。「常連になるから安くして」と交渉すれば安くなるかもしれません。

飲み放題でない場合、ボトルを入れなければならないので初回料金が1万円くらいかかってしまいます。1回5,000円が安いかどうかはわかりませんが、何時に入っても閉店まで無制限でお店にいられます。閉店時間はきちんと決められていませんが、カラオケ嬢はだいたい23:30頃には帰りたがる傾向にあります。気に入った子には最大50万ドン (2,500円) くらいを目安にチップをあげてもいいでしょう。

 

 

入店後の流れ

まずお店に入って着席すると女の子たちが目の前に並びますので好きな子を選びます。その後、選んだ子が隣に座ってお酒を作ってくれます。あとはお酒を飲んでカラオケしたりおしゃべりをして楽しみます。「ボディタッチを自らしてくる子」「嫌がる子」「まじめな子」「遊んでそうな子」「やる気がない子」…いろいろいますがこればっかりは話してみないとわかりません。

 

 

お持ち帰りはOK?

私が通っているお店はNGですが、②や④ではOKのお店が多いようです。お店によってルールが異なりますのでママさんと話してみてください。

 

 

最後に

ベトナム人の中にはこうした (風俗的要素の強い) 「カラオケ」を毛嫌いしてる人もいますので、仲良くなった普通のベトナム人と「カラオケ」について話をするのはやめておいた方がいいでしょう。不要に軽蔑されてしまいますよ。