ベトナム第3の都市「ダナン」はビーチリゾートとしてはもちろん、近隣の古都「ホイアン」や「フエ」 (ともに世界遺産) への玄関口として近年人気の観光地となっています。そんなダナン旅行を前に、知っておくべき「物価」「両替」などについて紹介したいと思います。
もちろん、ベトナムでもクレジットカードは使えますが、まだまだキャッシュが主流です。ダナン国際空港に到着したら、日本円からベトナムドンへの両替が必要です。
《続きを読む》🔴 通貨レート
10,000ドン (đ:Dong:VND) = 50円と覚えておくと便利です。実際は、2020年の時点で 10,000ドン = 46.78円です。
他にも、「10万ドン = 500円」「100万ドン = 5,000円」「1万円 = 200万ドン」「1円 = 200ドン」くらいを瞬時に計算できるようになっていると便利です。
🔵 紙幣 & 硬貨
紙幣は全部で12種類。通貨単位は「đ」で、100ドン、200ドンはほとんど使用されていません。主に使うのは「500ドン」「1,000ドン」「2,000ドン」「5,000ドン」「1万ドン」「2万ドン」「5万ドン」「10万ドン」「20万ドン」「50万ドン」になります。つまり、日本の1万円は「50万ドンが4枚」ということになります。
絵柄は全てホーチミン (人物) なので、間違えないように気をつけましょう。硬貨も「200ドン」「500ドン」「「1,000ドン」「2,000ドン」「5,000ドン」と5種類ありますが、あまり使用する機会はありません。
🔴 USドル
外貨での支払いは原則禁じられていますが、 USドルが使用できる場合もあります。
🔵 クレジットカード
多くのホテルやレストランではクレジットカードを使用することができます。ただし、慣れていないフリをして2重支払いさせられてしまう場合もありますので、できるだけ目の前で決算してもらうようにしましょう。
《続きを読む》🔴 交通費
「空港 〜ホテル」「ホテル 〜 観光スポット」はタクシーを利用することになると思います。初乗りは9,500~1万2,000ドンで、以後1kmにつき1万~1 万5,000ドンずつ加算されていきます。一つの目安として、「空港 〜ダナン市内のホテル」の移動は所要時間10〜15分ほどで、5万ドン〜10万ドン (250〜500円) くらいかかると覚えておきましょう。
ちなみにホイアンまで (約30km:30〜40分) のタクシー代は2,000円~3,000円くらいです。バスでホイアンに行く場合、通常20,000ドン (100円) くらいですが、海外からの観光客は50,000万ドン (250円)となります。また、大きな荷物を持っていると2人分とみなされる場合もあります。現地人のフリをしてネイティブ料金で乗れないこともありませんが、社会貢献の一つとして観光客料金で乗車しましょう。
🔵 飲食
食料の物価は日本の3分の1程度と考えてください。たとえば、ミネラルウォーターが5,000ドン (25円)、コカ・コーラが10,000ドン (50円)、缶ビールが10,000ドン (50円)、ベトナムコーヒーが15,000ドン (75円) といった具合です。そして、ベトナムの庶民的な麺類やチャーハンを食べるなら、だいたい30,000ドン (150円)。日本食など海外の料理を食べる際には200,000ドン (1000円) と考えておきましょう。ホテルのレストランなら相場の2倍が目安です。
🔴 土産
ダナンに限らず、海外でお土産を購入する際には (ボラれないように) 相場を知っておくことが大事です。その上で、代表的な土産価格を紹介しておきます。アオザイは500,000ドン (2500円)、ランタン (大) は200,000ドン (1000円)、ハンドメイドの刺繍雑貨は100,000ドン (500円)。市場などにあるワンポイントの刺繍入り巾着なら20,000ドン (100円) くらいであります。また、ハノイ近郊のバッチャン村で制作されたバッチャン焼き (陶器) は有名でダナンでも購入できます。偽物も多いので、露天でなく土産店で購入しましょう。急須だと10,000ドン (500円) くらいが相場です。
《続きを読む》🔴 空港での両替
空港の両替所 (レートはあまり良くない)は到着フロアにあり、 休日や深夜も営業しています。必要最小限 (1万円) をここで両替しましょう。ダナンのタクシードライバーは細かいおつりを準備していることが少ないので、両替時に細かい紙幣を含めてもらうようにしましょう。
もう一つの方法は、空港にあるATM (現金自動預け払い機) を使ってベトナムドンに両替する方法です。要はクレジットカードを使ってのキャッシングですね。実はこのATMキャッシングが便利でお得です。ただし250円くらいのATM使用手数料がかかりますので、(現金を盗まれない自信のある方は) 1度にまとめてキャッシングするのがベターです。「Banking Services」の案内に沿って進んでいきましょう。
海外旅行で外貨両替。一番お得な方法は現地ATMでキャッシング。
🔵 銀行での両替
市内の銀行での両替は空港で両替するよりも手数料が安いです。銀行は土日休みなので、平日に行ってくださいね。
🔴 ホテルでの両替
ホテルのフロントで両替することも可能です。安全&便利ですが、 レートは悪く手数料も多めに取られます。
🔵 街の両替所
一番お得なのは、市内にある宝石店 (両替所) で両替する方法です。ハン市場の近くなどに数店舗ありますので、行ってみてください。
《続きを読む》1万円を両替する際に受け取れる金額 (ドン) を「お得な順」に並べてみました ↓
◉ ダナン市街地・・・2,110,000ドン
◉ ホイアン市街地・・・2,080,000ドン
◉ ダナン市内の銀行
◉ 日本の空港・・・1,818,000ドン
◉ ダナン空港・・・1,800,000ドン
◉ ダナンのホテル
《続きを読む》ダナンでも日本でも、空港での両替レートはけっしてよくありません。なので、ダナン国際空港に到着後はATMでキャッシングするのが一番良いでしょう。ベトナムの場合、ハノイやホーチミンであれば空港レートが非常に良いため、現地空港での両替をおすすめしています。ですがダナンだけは空港レートが著しく悪いため、できるだけ避けた方がいいでしょう。というわけでダナンでは、「空港のATMキャッシング」と「市街地の両替所」を併用するといいでしょう。
《続きを読む》ダナン市街地は空港から近いです (有名な「ドラゴン橋」まで約2km)。そして、お得な両替店が近くにあるハン市場までは3kmほどです。最悪歩いても行けます。一番レートが良いのは「Tâm Thịnh Lợi 」や「SOAN HA」「Hoa Kim Nguyên」といった宝石店です。ほかにも様々な宝石店があって、日によって若干のレートの良し悪しは異なります。面倒でなければいくつか回って比較してみましょう。小さいお店だとUSドルやユーロからしか両替できないので、日本円を両替するには比較的大きなゴールドショップをご利用ください。
《続きを読む》1泊目の宿泊ホテルをネットで予約し、そのホテルに無料送迎シャトルバスで迎えに来てもらうという手もあります。その後、両替店で両替すればいいでしょう。
《続きを読む》ダナンでは基本的にチップは不要です。なぜなら、(ホテルやレストランの) 料金の中にサービス料が含まれているからです。それでも、清掃員・ポーター・セラピストなどに対して、あるいはルームサービス利用時に2〜5万ドン (100〜250円)くらいのチップを渡してもいいでしょう。
《続きを読む》VAT (付加価値税) は日本の消費税みたいなものです。ベトナムでは10%と決められていて、レシートにVATの表記があります。2014年からスタートした還付制度を活用すれば、支払ったお金の一部が戻ってきます。
もし旅行中に還付手続き可能な還付登録店で商品を 200万ドン (約1万円) 以上購入したら、パスポートを提示して付加価値税申告書兼インボイス (領収書) を作成してもらうことで、 出国ロビーのカウンターで還付金を受け取ることができます。仮に10万円の買い物をして (VATの10%込みで) 11万円を支払ったとすると、このVAT分1万円が還ってきます。
空港に到着したら、当面の交通費などをATMでキャッシングして、あとは街中の両替店で両替するとお得です。ベトナムの物価は日本の3分1くらいなので、食費やお土産代などは比較的少額で済みます。ただし、通貨の桁数が多いので計算を間違えないように注意しましょう。
また、破れているお札は使えないこともあるので、一枚一枚チェックしてください。もし破れているものがあればその場で交換してもらいましょう。