日本と同じく縦長の国ベトナムでは、北部・中部・南部とそれぞれに異なる食文化を持っています。一言にベトナム料理と言っても非常に奥が深いのです。美味しいのは、世界的に人気のフォー(麺料理) や生春巻きだけではありません。しかも物価が安くシーフードも充実!想像以上に日本人の口に合います。
そこで今回は、グルメ旅にもおすすめな中部の街ダナン&ホイアンで食べることのできる「ローカルB級グルメ」をいくつか紹介したいと思います。ハノイやホーチミンの料理とはまた一味違う魅力がありますよ。
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ベトナム語でチキンライスは「コムガー」 (Cơm Gà) といいます。チキンライスはシンガポールが有名ですが、ダナンでも美味しいチキンライスを食べることができます。鶏のだし汁で炊いたご飯の上に鶏がのっていて、ベトナム中部の名物料理となっています。ちなみにホイアンでもコムガーは人気ですが、ホイアンのコムガーはターメリックで黄色く色付けされ、 ガックという赤い実 (栄養価の高いフルーツ) で色付けされています。
上に乗っているチキンには「茹でたもの」「揚げたもの」がありますが、おすすめは「チキンとご飯をピリ辛のタレで混ぜ合わせた」コムガー・セー(Cơm Gà Xe)です。コムガーは全て火が通っているので、安心していただけると思いますよ。
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お昼時になると街中に「Cơm」(ご飯) の看板が出没します。中でもCơm bình dân (コム・ビンヤン) は大衆食堂のことで、ここで食べるプレートランチはおすすめです。店先のケースに並んだおかずを2~3品指せば、あとは店員さんがご飯に載せて自家製スープと一緒にテーブルまで持ってきてくれます。プレートとスープのセットで25,000~35,000ドン (125~175円)くらいが目安です。地元っ子に混じってローカル飯を召し上がれ!ちなみにテイクアウトもOKなので、お弁当にしてもいいですね。
とっても美味しい「バインセオ」 ♡ 《続きを読む》
「バイン・セオ」(bánh xèo:ベトナム風お好み焼き・オムレツ)は、エビや豚肉を米粉のクレープで挟んで揚げたものです。ホーチミンの名物として有名ですが、ダナンではまた一味違った「バイン・セオ」を食することができます。ダナンのバイン・セオは (ホーチミンのものとは違い) ライスペーパーやパパイヤ、キュウリなどと一緒に食べるのが特徴的。更にトッピングとして豚肉のつくねを一緒に巻いて食べれば、これぞダナン流!秘伝のタレにつけて召し上がれ!
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「バイン・チャン・クオン・ティット・ヘオ」(Banh Trang Thit Heo)は「ゆで豚肉の生春巻き」です。ライスペーパーで豚肉を巻いてから食べる人気のメニューで、豚肉だけでなくたっぷりのお野菜や香草もモリモリ巻いて食べることができます。
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屋台で気軽に購入できる「バイン・ミー」(bánh mì:ベトナムのサンドイッチ) にはビーフパテ、鶏肉、野菜、ヌクマムのようなソースなど、たくさんの美味しい具材が入っています。安くて美味しくてボリュームがあるのでおすすめ!一度は食べてみてください。
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ダナンの代表的麺料理「ブン・チャー・カー」(Bún Chả Cá)は魚の練り物 (さつま揚げのようなもの) が入った米の汁麺です 。Búnは「 米粉麺」、Chả は「混ぜること」。ダナンの朝食の定番 として地元民に愛されています。魚でとったコクと旨味溢れるおいしい汁で、癖になる濃いめの味付けとなっています。お好みでライムやその他調味料で味を変えればいくらでも食べることができるでしょう。ダナンでしか味わえないご当地メニューを是非ご賞味あれ!
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Bún (麺) の上に炭火焼き肉& 野菜をのっけて甘辛ソースをかけて食べるのが「ブン・ティット・ヌーン」(Bún Thịt Nướng)です。絶品なので、これも一度は食べてみてください。ちなみにティットは肉、ヌーンは焼くという意味です。
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ダナンへ行ったら必ず試していただきたいのが名物麺料理「ミー・クアン」(Mì Quảng)です。ダナンのお隣のクワンナム省の名産とされており、ダナンでは「フォーよりミークワン派」が圧倒的に多いとされています。これは「汁なし混ぜそば」のようなもので、コシのある黄色い麺が特徴です。香草などの野菜たっぷりの具材に、砕いたピーナッツ・ゆで卵・肉・エビ・ごませんべいなどを自由にトッピングして頼むことができます。肉やエビ等の魚介をダシにした甘塩っぱいタレを具材に絡めれば、味も食感も楽しめること間違いなし!自然のうまみが凝縮された最高の一杯です。参考までに、「Mì Quảng ếch」というメニューにはカエルが入っています。美味しいのですが、抵抗のある方は避けた方がいいでしょう。
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市街地中心にある「ハン市場」と「コン市場」はダナンの二大市場です。特に前者には魚介などの生鮮食品やドライフルーツが揃っています。観光客も多く、コーヒーやお茶などのお土産になる食品も置かれているのでお土産探しにも最適です。こうしたローカルな空気を味わうのも旅の醍醐味ですね。
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衛生管理はお世辞にも良いとは言えません。なので、お皿やお箸は除菌ウエットティッシュなどで拭き取ってから使うと安心です。現地の人もやっていることなので失礼ではありません。併せて、生物はできるだけ口にしないようにしましょう。
Indochina Riverside Food Court
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「ローカルフードに挑戦したいけど衛生面が心配」という方は、ダナン中心部にあるショッピングモール「インドチャイナ」3階のフードコートに行ってみてはいかがでしょうか。ドラゴン橋を望むガラス張りの店内には、ベトナム料理、タイ料理、日本料理、韓国料理、ピザなどのファーストフード店が勢ぞろい。案外、ディープなローカルフードも揃っているので、清潔なローカルフードが食べたい方にはおすすめです。
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🔵 おいしい・・・ngon(ンゴン→鼻濁音でゴンと発音するイメージ)
🔴 辛い・・・cay(カイ)
🔵 甘い・・・ ngọt(ンゴット)
🔴 熱い・・・ nóng(ノン)
🔵 冷たい・・・ lạnh(ライン)
🔴 魚・・・ cá(カー)
🔵 海老・・・ tôm(トム)
🔴 豚肉・・・ Thịt heo(ティット ヘオ)
🔵 牛肉・・・ Thịt bò (ティット ボー)
🔴 鶏肉・・・ Thịt gà (ティット ガー)
🔵 辛くしないで!・・・Không cay(ホン カイ)
ちょっと小腹が空いた際にはベーカリーに行ってみてください。フライドチキンや串に刺さったさつま揚げ、ソーセージなども売られていますよ。ガイドブックに載っているようなチェー (ベトナム風あんみつ) はなかなか出会えませんが、カフェにはベトナムコーヒーもあります。また、健康的なスムージーやフレッシュジュース屋さんがとにかく多い印象があります。
マクドナルドなどのファストフードが少ないダナンではHighlands Coffee (スタバのようなお店) が主流です。現地ではちょっと贅沢なカフェといったところでしょうか。とにかく物価が安いので、食べることが大好きな方は海水浴や観光だけでなく、ローカルフードにご満悦間違いなしです。