アジアのビーチリゾートといえば、バリ島、セブ島、プーケット島などを思い浮かべる方が多いことでしょう。
そんなアジアの有名なビーチリゾートたちに負けない勢いでいま人気急上昇中の海南 (ハイナン) 島 を皆さんご存知ですか?
広大な国土を持つ中国の最南端に位置する海南島は「東洋のハワイ」「南海の宝島」とも称されています。ここは、日本人がイメージする中国とはまったく違う、白い砂浜と青い海、緑のヤシの木が揃ったパラダイスなのです。
日本人にはまだ馴染みの薄い観光地なのですが、中国が本気で観光開発に力を入れている地域の一つであり、「近い」「きれい」「安い」南の島として注目されること間違いなし!

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中国本土の最南端に位置し、自然豊かで一年中温かいリゾート地「海南島」。中国ではここだけが熱帯に属し、年間を通じて太陽がサンサンと照りつけています。
中国の経済特区であり、ビーチはもちろん、ゴルフや温泉施設も充実しています。有名ホテルも多く、カップルや家族だけでなく団体旅行にもおすすめの場所。つまり、海外からの観光客に的を絞ったインフラ整備が着実に進められている、スペシャルなリゾート地なのです。
観光のベストシーズン は11〜3月。この時期は雨が少なく、平均気温22〜26℃と避寒目的で訪れるには最適です。
一方で、5〜10月は雨季にあたりますが、日本のように終日雨が降ることはほとんどありません。一年を通して気温が20℃を下回ることはないので、いつ出かけても良い、と言えるでしょう。

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日本の九州と同じくらいの広さを持ち、手つかずの自然を抱き、周囲を海に囲まれた国際的なリゾート地「海南島」へのアクセスは…
直行便ではなく経由便になりますが、東京(成田)・ 大阪(関空)・名古屋・ 福岡から6〜7時間で行くことができます。

到着した三亜鳳凰国際空港 (南部) から三亜市内へは車で約20分、海口美蘭国際空港 (北部) から海口市内へは車で約30分です。
それぞれの町は、買い物や食事が楽しめるよう適度に発展しています。

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熱帯に属する島なので、ビーチでのアクティビティは各種揃っています。のんびりと日向ぼっこもできれば、サーフィン、ダイビング、シュノーケリング、ウェイクボードなど、各種マリンスポーツが可能となっています。
さらに、ビーチから程遠くない場所にゴルフ場が複数あり、ゴルフ好きにはたまりません。ゴルフ場はそれぞれ、難易度やコース設計に特徴があり、長期滞在してゴルフ場巡りを楽しむ人も多いようです。
高級ホテルあり、お手頃価格で受けられるスパやエステもあり。ちなみに海南島は、足の角質を掃除してくれるフィッシュテラピーが有名です。また、火山活動で大陸から別れた歴史を持つ海南島には温泉も。
楽しい雰囲気の商店街でお土産を選んだり、屋台で南国風中華を楽しむのもいいですね。マンゴーやパパイヤなどの南国フルーツや新鮮なシーフードは絶品ですよ!
《 ビーチ 》
海南島観光の中心となる三亜湾には約15kmも続く美しいビーチがあります。高級ホテルやコンドミニアムをバックに、パラソルの下で日光浴を楽しむ観光客で一年中賑わっています。
ビーチには無料のものと有料のものがあります。マリンアクティビティも様々なので、目的に合わせて宿を選びましょう。ただ、どのビーチも離れてはいないので、順番に訪れて違いを楽しんでもいいでしょう。
🔵 「亜龍湾(Yalong Bay)」

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透明度の高い海ときれいな砂浜が続く「亜龍湾 は人気No.1のビーチです。水上バイクやダイビング、バナナボートなどのマリンアクティビティを楽しめ、ラグジュアリーなホテルも多く、滞在や観光におすすめのビーチです。
また、
離島 (沖に浮かぶ小島) でのダイビングやパラセーリング、ジェットスキーなどのアクティビティも人気で、高速ボートで行くことができます。
例えば、「西島」や「分界洲島」などでは三亜のビーチより活動的なアクティビティを楽しめます。特に分界洲島は海南の人々にとっても憧れの島で、マリンスポーツだけでなく、熱帯雨林でのトレッキング (ホタル観賞のためのナイトトレッキング) が有名です。
🔴 陸の観光地
★ 「南山寺 Nanshan Temple」

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海に延びた橋の先端に立つ高さ30mの仏像は周囲の青い海とのコントラストが美しく、海の上に浮かんでいるようにも見えます。仏像の周囲を回ると願い事が叶うと言われており、島一番の人気観光スポットです。
周辺の景色がとてもきれいで、思ったよりも広いので、半日くらいは空けておいた方がいいでしょう。
★ 「天涯海角(てんがいかいかく)」

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ここは三亜市街地の西にある奇岩風景地。古くは流刑地であり、当時の流刑者たちにとって「天地の果て」でした。そのため、海岸沿いにそびえる奇岩には「天涯」「海角」などの文字が刻まれたそうです。沖に浮かぶ孫悟空の生まれた岩など、巨大な奇岩群を全て見て回るには3時間もかかります。
また、「鹿回頭 (ろくかいとう) 公園」は、若い青年猟師に追い詰められた鹿が最後に振り返り美女に変身したという少数民族の伝説から名づけられた山です。山の形が振り向いた鹿の姿に似ているとも言われています。頂上からは三亜を一望でき、公園内にある海洋動物園ではイルカやワニのショーを見ることができます。
《続きを読む》 海南島に来たら、まずは「海南チキン」を食べましょう。塩茹でされたチキンとそのゆで汁で炊いたご飯に、ネギショウガダレをかけて食べるシンプルな料理なのですが、とっても美味です。

また、海南では「和楽蟹」という蟹が獲れ、蒸したり揚げたりして食べられています。大振りで身の部分が多く最高です!さらに、羊やアヒルを使った料理も有名です。
そして、
海南島 (別名:果物の島) といえば何と言ってもフルーツです!特にマンゴーとライチは海南島の特産品です。びっくりするくらい安い価格で売られています。

ココナッツやランプータン、パパイヤ、ドラゴンフルーツなどのトロピカルフルーツも年中味わえます。ドライフルーツとしても売られているので、そちらはお土産にいかがでしょうか。
こうした豊富なフルーツを使った珍しいスイーツも売られています。暑い時には、フレッシュジュースを凍らせたアイスキャンディやドライフルーツがたっぷり入った餅粉ケーキなども美味しいですよ。
《続きを読む》 海南島のお土産としては、先に紹介したドライフルーツも良いですし。真珠や水晶などの名産品もGood! また、少数民族の伝統工芸品も味わいがあってオススメです。
また、ショッピングモールや免税店では、高級品を購入しホテルや空港に配達を頼んでおくこともできますので、大量買いも問題なし!
それだけでなく、地元の食材や生活を覗いてみたい方はマーケットに足を運んでみましょう。干しエビ、干しアワビ、変わったスイーツ、調味料など、食べ物に興味のある方は、何時間居ても飽きません。
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いかがでしたか?
一度くらいは行ってみたい…と思ったでしょ?
ハワイと同じ緯度に位置し、一年を通して温暖な海南島は今、東洋の癒しリゾートアイランドとして注目を集めています。
ヤシの木にハイビスカス、 ブーゲンビリアなど、色とりどりの南国の花が咲き乱れる熱帯気候のリゾート海南島へのアクセスは、残念ながら直行便はありませんが、香港・上海・広州などから1時間ほどのフライトでたどり着けます。

中国のほかの地域と比べて治安は安定していますし、観光客慣れしているため人あたりが優しい海南島の人々。
観光化が急速に進み物価は上昇しつつありますが、ぜひ一度お越しくださいませ。