サンゴ礁に囲まれ、手つかずのジャングルで覆われている「ティオマン島」は美しいビーチリゾートアイランドです。
1958年公開のミュージカル映画『南太平洋』のロケ地として一躍有名になったこの島は、何と言ってもサンゴ礁の海が魅力です。
島の西側にいくつかの村が点在している以外は、手つかずのジャングルに覆われている「南シナ海の宝石」と称される素敵な島なのです。
ダイビングやシュノーケリングでサンゴ礁をたっぷりと眺めていたい方にはおすすめの旅行先ですよ!

南シナ海に浮かぶティオマン島はクアラルンプールから東へ約300km、シンガポールからは北へ約200kmにある島です。マレーシア随一ともいわれる海の美しさから世界でも有数のダイビング・スポットとして憧れの地となっています。
水深約30mまで見透せるという透き通った海では、浜辺でもシュノ-ケリングで珊瑚や熱帯魚などを楽しめます。

主なビーチエリアは「サラン」「テケッ」「ゲンティン」「パヤ」「ジュアラ」など沿岸に点在する村々に集まっていて、移動は水上タクシーが一般的です。
宿泊施設やレストランの数は東海岸の島々の中では最も充実しています。ちなみに、北部の猿がいる「モンキー・ビーチ」は人気のビーチなんですよ!

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現在、日本からティオマン島へ行くのは少し大変かもしれません。なぜなら、マレーシアの「メルシン」と「タンジュン・ゲモッ」の2ヶ所から出航しているフェリーに乗らなければアクセス出来ないからです。
(以前はクアラルンプールとシンガポールから飛行機が就航していたのですが、今は運航中止のため陸路 & 船舶での移動となります)
◉ クアラルンプールからティオマン島へ
クアラルンプールのプトゥラヤ・バスターミナルから「メルシン」へはバスでおよそ6時間 (ほかにジョホール・バルのラーキン・バスターミナルからのバスもあります)。
そして、「メルシン」の港からスピードボートやフェリーに乗ってティオマン島へLet’s go! (所要時間:約2時間)
※ メルシンのバス停からフェリー乗り場までは徒歩で約15分。
※ ほかにも行き方はいろいろあります。現地で尋ねてみましょう
◉ シンガポールからメルシンへ
シンガポールのMRTラベンダー駅周辺からマレーシア・メルシン行の直行バスが1日数本出ています (チャンギ国際空港からMRTラベンダー駅までは電車で約30分)。
メルシンへ行く途中にシンガポールとマレーシアのイミグレーションがあり、バスを降りて手続きを行います。イミグレーションの混み具合によりメルシンまでの所要時間は異なりますが、4〜5時間が目安です。
シンガポールからメルシン行の直行バスは少し割高になります。なので、バックパッカー的な旅の手段として、シンガポール → ジョホールバル (マレーシア) のラーキン・バスターミナルへバスで行き、メルシン行のバスに乗り換えるという方法もオススメです。
ラーキンバスターミナル行きのバスは、シンガポールMRTブギス駅近くのクイーン・ストリート・ターミナル、クランジ駅、ウッドランズ駅から運行されています。

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フェリーはティオマン島に到着すると、ゲンティン(Genting)→パヤ(Paya)→テケッ(Tekek)→ABC→ペヌーバ(Panuba)→サラン(Salang)の順番に停まります (乗員人数により到着する桟橋の順番が変更になることもあります)。
ティオマン島は、島の西側から南側にいくつかの村が点在している以外はジャングルに覆われています。そんなティオマン島には、車が走れるような舗装された道は一部区間しかありません。
というわけで、島での移動手段は基本的には徒歩。レンタサイクルもありますが、各島間の移動はボートになります。

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ティオマン島は4〜9月が乾季となり、ベストシーズンは6〜8月です。雨が少なく、波も安定し、海の透明度が高くなる時期です。
ティオマン島では、年間を通して日中は基本的に日本の夏の服装で大丈夫ですが、雨が降った時や朝晩などは肌寒くなることもあります。
美しいサンゴ礁の海に囲まれているティオマン島は、マリンアクティビティが一番の観光になりますが、ダイビングやシュノーケルでは訪れない観光スポットも点在します。
徒歩やレンタサイクルで行ける観光スポットもありますし、トレッキングツアーや島内観光ツアーでしか行けない観光スポットもあります (詳細は現地で要確認)。
🔴 ツインピークス

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ツインピークスはティオマン島の南側にある2つの岩山です (標高747mのBukit Batu Sirauと標高659mのBukit Nenek Semukut)。
これら2つの岩山がドラゴンの角のように見えるので、映画「南太平洋」のワンシーンの舞台となりました。トレッキングツアーもありますが、遠くから眺めるだけでも満足できます。
🔴 ムクッ滝

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ムクッ滝 (Mukut Waterfall) はツインピークスの麓にあるティオマン島で一番大きな滝で、南側のムクッ村にあります。ムクッ滝へは、島内観光ツアーかシュノーケルツアーで行けます。ティオマン島の南海岸は透明度抜群でシュノーケルスポットとして人気ですよ!
🔵 シュノーケリング

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ティオマン島でシュノーケルを楽しむにはいくつか方法があります。お手軽なのは、ホテルのビーチでのシュノーケルです。徒歩で行けるシュノーケルスポットとしては、マリンパークやペヌーバリーフがおすすめです。
また、シュノーケルツアーが各種開催されていますので、ティオマン島付近の離島でも楽しむことができます。海がとってもきれいなためサンゴ礁も多く、運が良ければウミガメと一緒に泳げるかもしれませんよ!
🔵 マリンパーク

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マリンパークは空港付近にあるテケッ村 (西海岸中央部) の入り江に広がる保護区で、砂浜から沖合50m程度を網で仕切っています。エリア内には餌付けされた色々な種類の熱帯魚が泳いでおり、浮島もあります。
波がほとんどないので、小さな子供でも安心です。ABC村から歩いても行けますよ。
🔵 コーラル・アイランド

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ここはティオマン島の西に浮かぶ小さな無人島です。シュノーケリング・スポットとして人気で、透き通る海と真っ白な砂浜が魅力です。クリスタルの様な海中には、沢山の熱帯魚が舞い泳いでいます。< [/wpex] 🔵 モンキーベイ & モンキービーチ

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ティオマン島の北部にあるモンキー・ビーチ (ティオマン島で一番美しいビーチ) には猿が生息しています。
また、モンキー・ビーチと隣り合っているモンキー・ベイはシュノーケルスポットとして人気です。ABC村から歩いて1時間ほどで行けますが、シュノーケルツアーでもアクセスできます。

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ティオマン島では、沖に点在するダイビング・スポットをボートで巡るツアーが一般的です。主なスポットとなるのは島の北西に位置するタイガー・リーフ、ラバス島、トゥライ島、チェベ島など。
また、マリンパーク周辺では20隻ほどの沈船に魚が集まっています。ツアーは宿泊施設を通じて参加することができ、体験ダイブや講習など初心者への対応も随時行っています。
ちなみにシュノーケリングは、トゥライ島(コーラル・アイランド)が人気です。
ティオマン島の西側から北側とコーラル・アイランド周辺には無数のダイビングスポットが点在しています。透明度抜群の海には、ソフトコーラルやハードコーラル、沈船、ドロップオフ、アーチ&ケープ、大物からマクロまで、どんなダイバーでも満足すること間違いなし!
運が良ければウミガメやバラクーダー、マダラトビエイに遭遇できますよ。
ナポレオンフィッシュ / アオウミガメ / カンムリブダイ / ギンガメアジ / カクレクマノミ / コブシメ / マダラトビエイ / オオイソバナ / ウツボ などを観ることができます。
いかがでしたか?あまり聞きなれないティオマン島ですが、とてもきれいな場所なので是非行ってみてくださいね!
コバルトブルーの海とサンゴ礁、ホワイトサンドのビーチ以外にも魅力満載のティオマン島では、「沈む夕陽の美しさ」「夜空に輝く天の川」「南十字星」「野生のサルやリス、オオトカゲ」なども堪能することができます。
のんびりと癒されてみてくださいね。
もちろん、
アクティブ派はダイビングやシュノーケリング以外にも、「サーフィン」「カヤック」「ウインドサーフィン」「ゴルフ」などを楽しむことができますし、内陸は手付かずのジャングルで覆われているためトレッキングやロッククライミングなども十分に楽しめます。