「深夜の走り屋」金正恩を刑務所送りにしたい弁護士に期待



北朝鮮のドン金正恩 (キム・ジョンウン)氏は、愛車のベンツでよく深夜徘徊をしていると言われています。私が思うに、常に命を狙われている彼はかなりの不眠症気味で、そうせざるを得ないのではないかということ。

そんな彼は、いつの頃からか「激太り」してしまいました。

 

 

 

激太りの歴史

金正恩氏が仮に趣味で走り屋をやっていようとどうでもいいことなのですが、「激太り」の背景には強いストレスがあると考えられています。

韓国の国家情報院によりますと、「正恩氏の体重は、2012年に初めて登場したときは90キロ、2014年に120キロ、そして最近は130キロまで増えたと推定される」としています。

この激太りの原因は「不眠症」と、不眠症からくる「暴飲暴食」と考えられているのです。

不眠症と過食症の関係

 

じゃあそもそも、「不眠症」の原因は何かというと…

 

 

 

恐怖政治の激化が原因

2013年8月…粛清が始まります。2013年12月には無慈悲な処刑の嵐が大きく吹き荒れました。

この、粛清が暴走し始めた時期と、肥満度が増した時期が一致するのはけっして偶然ではないでしょう。恐怖政治を激化させる中で、猜疑心、ストレス、プレッシャーにさいなまれたことが、不眠症 ⇨ 過食 ⇨ 極度の肥満に繋がっていったとみるべきではないでしょうか。

北朝鮮という複雑な国家体制を率いる金正恩のストレスは並大抵ではないでしょう。だからこそ、「深夜の走り屋」としてうっぷんを晴らしているのかもしれませんね。

 

 

 

金正恩を「刑務所」に送りたいアルゼンチンの弁護士

髪型もなかなかの変わりっぷりですが...
髪型もなかなかの変わりっぷりですが…

国連人権理事会は、新しい北朝鮮人権報告者にアルゼンチンの人権派弁護士、トーマス・オヘア・キンタナ氏を任命しました (任期は1年間、最長6年まで延期可)。

キンタナ氏は2014年までの6年間、ミャンマー人権特別報告者を務めた実績があり、今回も長期間の活動が予想されています。

 

ところで、キンタナ氏のお膝元アルゼンチンでは、1976年から1983年にかけて、軍事政権が「汚い戦争」と呼ばれる反体制派・民主派の弾圧を繰り広げてきました。

労働組合員や学生、ジャーナリストたちは逮捕・拉致され、拷問の末に飛行機から突き落とすなどして殺害されていったのです (死者・行方不明者は3万人超)。

 

キンタナ氏は、こうした歴史の中に身を置いてきただけに、北朝鮮国民が些細な「罪」によって凄惨な拷問や公開処刑で殺されることがどうしても許せないのです。

 

今後、国民に対する人権侵害を続けている北朝鮮指導部への追及は、キンタナ氏指揮のもと、より強化されていくのではないでしょうか。

その時、ストレスまみれの金正恩は何をしでかすのか…想像するだけでゾッとします。