Google Earthで見る「北朝鮮」では満足できないアメリカ人旅行者たち



日本から近くて遠い国北朝鮮は、突如として核開発を宣言したり、水爆実験敢行を発表したり、人工衛星と称するミサイルを発射してみたりと「世界一謎で危険な国」とも言われています。

そんな未知の国北朝鮮は写真撮影が厳しく制限されているため、本当のところどんな国なのかよくわかってはいません。

 

そんな世界中が知りたい北朝鮮を手っ取り早く知る方法はこれ!Google Earthです!

ただ・・・それでも満足できないアメリカ人たちが近年、相次ぐ拘束を恐れることなく旅行しているようなのです。

 

(つい先日は、アメリカ人の大学生が不当な拘束を受け、アメリカに帰国後亡くなりましたよね)

恐ろしい話です。

 

 

 

北朝鮮ツアー ☆

「あなたのお母さんが行ってほしくないと思うような場所にお連れしまーす」

アメリカをはじめとする欧米諸国には、こんな宣伝文句を掲げて「北朝鮮ツアー」を実施している旅行代理店がいくつか存在しています。

 

もちろん、北朝鮮に行ってほしくないと思うのは親族だけではありません。アメリカ政府もそうです。北朝鮮に観光目的で入国し拘束されたアメリカ人が後を絶たないからです。

一方、核・ミサイル開発計画に関連してアメリカの制裁対象となっている北朝鮮にとっては、観光事業は数少ない外貨獲得手段の一つなので、観光客大歓迎なのです。

 

 

北朝鮮政府は観光客数を公表してはいませんが、旅行代理店の推計からすると、北朝鮮を訪れる欧米からの旅行者は年間6,000人ほど。10年前と比べるとおよそ10倍に急増しているのです。

そして、北朝鮮ツアーの圧倒的多数者は、主要同盟国である中国からなのです。

 

彼らの多くは、「観光客の支払うお金が北朝鮮の圧政を支えているんだよ」といった批判には耳を貸すことなく、単に興味本位でついつい足を運んでしまうようなのです。

『なぜあの政府を支援するために観光に行くのか?』と聞かれても、「そんなの知らない」「ただの観光だよ」と安易に考えているようです。

 

 

 

渡航に対する警告はさほど効果なし

米国務省は、「恣意的な拘束が起きるリスクがある」として北朝鮮への渡航を控えるよう強く勧告していますが、「興味」を抑え込むほどの力を発揮してはいないようです。

一方の旅行代理店はビジネスなので勧告などお構いなし!高額なツアーを販売する旅行代理店は、『北朝鮮に滞在しても安全』『訪問は北朝鮮に状況改善をもたらす』と2つのキャッチフレーズを武器に販売を続けているのです。

 

 

そして、旅行代理店側はこんな言い分も発表しています。

「北朝鮮で拘束される人たちは、改宗活動に従事しようとしたり、地元住民に独自に連絡を取ろうとしたりするなど、それなりに特別な理由があるんです」

 

事実、実際に「北朝鮮ツアー」で訪れたAさんはこう答えています。

「観光以外の目的を持たずに渡航するのであれば、北朝鮮は非常に安全な国だと感じました」

 

ただ・・・

 

 

 

「拘束」が相次いでいます

韓国系アメリカ人のキリスト教宣教師ケネス・ベさんは長期にわたり北朝鮮で拘束されています。アメリカ人のメリル・ニューマンさんは、「朝鮮戦争中にゲリラ部隊を訓練した」と北朝鮮人のガイドに話し、平壌で拘束されました (その後解放)。

そのほかにも、(少なくとも) 年間数名は確実に拘束されています。中には、(稀ではありますが) 北朝鮮に亡命を求める欧米人もいるようです。

 

北朝鮮を訪れる観光客は、旅行前に代理店から訪朝時の危険性について説明を受けます。外国文書の配布禁止や北朝鮮指導部を中傷する可能性のある行為の禁止など、同国の法律を順守するよう伝えられるのです。

(外国の) 旅行会社は、北朝鮮の国営観光機関と共に観光客を同国の「法律や規制、社会的秩序に従わせ、尊重させる」という内容の契約書に署名する必要があります。

 

そして観光客が北朝鮮に渡航する際は、高麗航空の旧ソ連製旅客機で北京から平壌に入国するか、中国から鉄道で入国することになります。入国後は厳しい監視の下 、観光ツアーに参加することになるのです。

ホテル代や食費などの費用はすべて前払いですが、旅行者は現金支払いに備えて、ユーロ、米ドル、中国人民元を持ち歩くことが許されています。

こうした普通ではない観光の中、「ルール」を破ったものや危険人物と判断された者は拘束されることになるのです。

 

 

 

おわりに

4日間の観光ツアーの料金は500〜1,800ドル(約5〜20万円)ほど。旅行代理店によれば、この一部は(北朝鮮) 国営の旅行会社に支払われるのだとか。

北朝鮮政府は、自国民が外国人旅行者と接触するのを恐れる一方で、新たにスキーリゾートを開業したりと観光客誘致を推進しているのです。

 

北朝鮮は観光収入の拡大に注力する一方で、国外からの影響を恐れているという矛盾の中にあるのです。

本当に不思議な国ですねー。皆さんは北朝鮮ツアーに参加してみたいですか?それとも絶対NOですか?

 

 

 

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