サッカー観戦、世界遺産、美味しいスイーツ…スペインの首都マドリード には、観光客を惹きつけてやまない様々な魅力があります。
マドリード は王立国家だったこともあり、「王宮」「美術館」「教会」「遺跡」など数多くの魅力的な観光スポットがある、伝統と文化の花咲く都なのです。
ちなみに、かつてはマドリードではなくトレド が首都だったのですが、カルロス13世によりマドリードに遷都されました。
現在は、多くの人気ファッションブランドを生み出すトレンディな都市としても有名なマドリード。今回は、そんな素敵な街マドリードを紹介したいと思います ♡
《続きを読む》 ◉ 人口 :およそ325万人
都市圏の人口は約550万人で世界第57位、欧州第5位です
◉ 言語 :スペイン語
◉ 宗教 :7割強がキリスト教
◉ ベストシーズン :4〜6月、9〜11月
◉ 通貨 :ユーロ
マドリード観光のスタートはまずはここからです。
《続きを読む》 プエルタ・デル・ソル (太陽の門) はマドリードにある有名な広場で、マドリードで一番人が集まる場所の一つと言えるでしょう。
何かイベントがあるとこんなに人が集まることも ☆ また、とりあえず見ておきたいのは地面に「0km」と書かれた表記です。
これはスペインの中心であることを意味しており、これを軸にしてスペインの全ての道路や街が設計・建築されました。
待ち合わせ場所はここで決まりっ!
「熊とイチゴの木」の像 ☆
マドリードで最も大きな広場です ☆
《続きを読む》 プエルタ・デル・ソルから数ブロック離れたところに、400年前から様々な催しが行われてきた伝統と歴史ある広場があります。
現在はコンサートや政府主催のイベントなどが行われており、周囲を「コの字」で囲む3つの美しい建物は全て政府の建物なんです。
丸1日使ってタップリ芸術に浸りたいなら、プラド美術館へ行きましょう!
《続きを読む》 ここでは、王室コレクションの美術品を1819年から一般に公開してきています。
この美術館では、「ラス・メニーナス」 (ベラスケス作)、「羊飼いの礼拝」「胸に手を置く騎士」 (エル・グレコ作)、「裸のマハ」「着衣のマハ」「マドリード」 (ゴヤ作)、「三美神」 (ルーベンス作)、「無原罪のお宿り」 (ムリーリョ作)、「受胎告知」 (フラ・アンジェリコ作)、「快楽の園」 (ボッシュ作)、「死の勝利」 (ブリューゲル作)などが教科書で見たこともあるであろう代表作となっています。
また、この美術館自体がアートそのものなので、建物の内部、そして美しい庭園をゆっくりと鑑賞したいものですね。
🔵 えっ無料で入れるの!? はい。プラド美術館には、なんと無料で入れる日や時間帯があるんです。
【該当日・時間帯】
◉ 月曜日~土曜日 18:00~20:00
◉ 日曜日・祝日 17:00~19:00
◉ 11月19日
◉ 5月18日
ここはスペイン王宮の公的な住まいです。
《続きを読む》 もともとイスラム教が建てた「要塞」だったものを拡大したのがこの王宮です。建築方法は、他のヨーロッパの国々と同じでありながら、もっとも大きく豪奢な王宮となっています。
その理由として、スペイン王国は中世ヨーロッパで最も財をなし、贅の限りを尽くした芸術のコレクションや金や銀で施された装飾が所狭しとこの王宮に集まったから…と言われています。
是非、建築物が大好きな方はここを訪れてみましょう。中に入ることもできます。それとは別に、夜のイルミネーションに飾られた王宮も一見の価値ありです。
ちなみに、現国王は郊外にあるサルスエラ宮殿に好んで暮らしているようです。
ここはピカソの「ゲルニカ」 が展示されていることで有名な美術館です。
《続きを読む》 20世紀の現代アート作品を多数所蔵しており、特にピカソ、ダリ、ミロの三大巨匠の名画は見逃せません。プラド美術館から徒歩10分ほど。気合いを入れれば1日のうちにハシゴができないこともありません。
そして、素晴らしいことに通常は10ユーロの入場料がかかるところ、平日夜間と日曜午後は無料で入場することができます (日時に変更の可能性もありますので、事前にご確認ください)。
【該当日・時間帯】
◉ 月曜、水曜~土曜 :19:00~21:00
◉ 日曜日 : 14 :30~19:00
◉ 火曜は定休日
◉ 5/18、10/12、12/6は終日無料
※ ソフィア王妃芸術センターは作者別ではなくテーマ別に作品が展示されていますので、あらかじめ有名作品だけでもどの部屋に展示されているのか把握しておくとよいかもしれません。
やっぱり「ゲルニカ」は大人気です ☆
あの世界的に有名なレアル・マドリードのホームスタジアム「エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ」があるマドリード。
《続きを読む》 収容人数は8万人!サッカーファンのあなたも、そうでないあなたも、マドリードを訪れた際はやはりサッカー観戦が外せないのではないでしょうか?
試合がない日もショップは開いています。運よく試合に行ける場合は、日本のスタジアムの何倍も大きいのでオペラグラスが必要、かもしれません。ユニフォームは着なくても大丈夫ですが、選手の名前くらいは覚えておいた方がより楽しめますよ ☆
美味しいワインやタパスを楽しみたいならバルへ ☆
《続きを読む》 世界的にも美味しいと評判のスペイン料理には、タパス以外にも『イベリコ豚の生ハム』や『パエリア』など、日本でも有名な料理も多いですね。
ちなみにマドリードは煮込み料理が有名ですが、スペインの首都ということもあり、各地域の郷土料理を食べることができます。バルに行き、スペインワインとともに各地域の美味しいタパスをつまむ…まさに至福の時間ですねっ!
カババハ通りはスペイン特有の文化「バル」が集まるグルメなエリアとなっています ♡
併せて、世界的にもすっかりお馴染みとなったチュロス (揚げ菓子) も召し上がれっ!伝統のチュロスは温かいチョコレートに浸けて食べるそうで、一度口にすると病みつきになるほど美味しいです。
マドリードで最も広大で緑豊かな公園です ♡
《続きを読む》 プラド美術館の近くにある公園で、国王が安息を取るために作られました。現在は一般市民に広く利用されています。
本当に広大な敷地で、その中には世界中から集められた多種多様な木々が約15,000本!美術的な多くの彫像や噴水、記念碑などもあり、世界で唯一「悪魔」を題材にした彫像があることでも有名です。
どこかでテイクアウトした食べ物を持ち寄ってピクニックなどを楽んでみてはいかがでしょうか。
1725年から続く、ギネスブック公認の「現存する世界最古のレストラン」 、通称「ボティン」 ♡
《続きを読む》 名物「子豚の丸焼き」をはじめ、伝統的なスペイン料理やデザートが多数取り揃えられています。長い歴史を持つ有名店だけに、様々な逸話が残されています。
スペイン絵画の巨匠ゴヤが厨房で皿洗いをしていたとか、作家のヘミングウェイが常連だったとか。
というわけで、ボディンといえば何と言っても創立以来の薪オーブンで焼いた「子豚の丸焼き」を試さなければ始まりません。
まだ母乳のみで育った、草を食べる前の乳のみ子豚の柔らく臭みの少ないミルキーな肉質と、薪オーブンで職人たちが丁寧に焼いたパリパリの皮の香ばしさのコンビネーションを心ゆくまで楽しみましょう。
これにスープとデザート、パン、ドリンクがついたセットメニューは44.35€となっています (2018年冬)。
また、子豚以外の味を試すのであれば伝統料理の「鶏のペピトリア」がおすすめです。玉ねぎ、卵黄、アーモンド、サフランなどを使ったクリーミーなソースで煮込んだ鶏料理で、米と併せていただきます。日本人の舌にも合う一皿となっています。
シベレス広場はマドリードを象徴する広場です。
《続きを読む》 マドリードを観光するときに、特に際立って目立つ建物がこれです。それもそのはず、以前は王宮の一つでした。その後は郵便局として利用されてきたのですが、現在はマドリード市庁舎となっています。
屋上には2ユーロで行くことができるのですが、この屋上から一望するマドリード市内は必見です!また、内装や天井、数えきれないほどのタイルで埋め尽くされた回廊は見事と言うほかありません。
またここは、レアル・マドリード (サッカーチーム) が国内リーグやヨーロッパリーグで優勝した際にパレードを行う場所でもあり、様々なイベントが常に催されている活気溢れる場所です。
王宮と向かい合っている、スペインで一番大きなクリプタと呼ばれる地下聖堂の入り口があります。
《続きを読む》 正式名称は「サンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ ラ・アルムデナ聖堂」と言います。フランスのネオアーキテクト建築の流れを持つカテドラルは、美しさと不思議な伝説を持つマリア像があることで有名です。
約1000年以上前、当時のマドリードの市民はマリア像を敵から守ろうと城壁を作り、土に埋めました。その1000年後に土を掘り起こした際、マリア像は光に包まれて発見され、やがてその地にこのカテドラルを建てられた…という伝説があります。
このカテドラルは以前イスラムに統治されていたためイスラムのモスクがありましたが、それがこの美しい聖堂へと建て変わりました。白亜なその姿はまさにマリア像の伝説にふさわしく、ここを訪れるカトリック信者は後を絶ちません。
マドリードにはいくつもの素晴らしい教会がありますが、この聖堂の天井画は特に素晴らしく必見です!
オペラに似たサルスエラの歴史は、生粋のマドリードと密接に結びついています。
《続きを読む》 マドリードは、18〜19世紀の社会的現実を映し出す数多くのサルスエラ作品の誕生の地でした。オペラに似たサルスエラは「楽曲が挿入された演劇」と定義するとわかりやすいでしょう。
劇はオペラより短く、いわばオペラとミュージカルと舞台を組み合わせたものなのです。日本人にはあまり馴染みがありませんが、せっかくですので一度鑑賞してみてはいかがでしょうか。
ミシュランガイドに掲載されるレストランの数の多さから、スペイン料理を食べるならこの市場の近くがオススメです。
《続きを読む》 今までの市場の概念を覆す「サンミゲル市場」は市場全体が大きなバルとなっています。40店舗ほどのお店の多くがワインをメインとした屋台やレストランです。
また、色とりどりの野菜、チーズ、チョコレートやお菓子などのお店もあります。気になったものがあったら指差しで注文してみましょう!屋台のおすすめは牡蠣屋さん。
そして、ワイン片手にタパスを堪能しましょう!この市場内ではタパス を食べることができるわけですが、その味はマドリッド市民がこよなく愛す伝統的な味!本当に美味しいです!
ちなみに、(日本の魚市場は世界一の規模を誇りますが) ここスペインは野菜市場として世界一の規模を誇っています。たくさんの種類のオリーブをはじめ、日本ではお目にかかれない珍しい野菜がたくさん!
ぜひ、活気溢れる市場の賑わいをその肌で感じてみてくださいね。ただし、週末はとにかく人が多いので、時間に余裕を持った行動をおすすめします。
スペイン国王アルフォンソXIIIは、パリスタイルの建築に憧れ、この場所にパリと同じ街並みを再現しました。
《続きを読む》 やがて近年になり、アメリカから建築家を招き、シカゴと同じ建築様式を持ち運びました。
この大きな通りはショッピングの中心地であり、映画館やレストランなども数多く集まっています。また、別名「マドリードのブロードウェイ」と言われるほどに劇場が多く、とても賑わっています。
ここは毎年5月に世界中からゲイの人たちが集まる、欧州最大のゲイフェスティバルが開催される場所。。。
《続きを読む》 そればかりでなく、このチュエカはモダンなデザインやアイデアの発信地として常に新しい創造とファッションを生み出している世界が注目するモダニズム最新の地区でもあります。
というわけで、この地区にはお洒落なバーやレストランがあり、いずれも先進的で新しいのです。ここには日本のアパレル業界も進出しており、国内や海外のあらゆる流行が集います。
スペインに来たからには闘牛も観たいですよね!?
《続きを読む》 ラス・ベンタスは世界第3位の規模の闘牛場で、スペイン国内では最大級です。毎年3〜10月の日曜日と休日、そのうち5〜6月のサン・イシドロ祭の最中は毎日闘牛が行われています。
というわけで、本場スペインの闘牛を観るならラス ベンタスがおすすめです。人気の闘牛士たちの闘牛を観たいのであれば、やはりサン・イシドロ祭の期間中がよいでしょう。事前にスケジュールを確認しておくとベストです。
席は日向席、中間席、日陰席とありますが、夏は日陰席を選びたいところ。チケットはネットで購入できますので、予定がはっきりしている方はネット予約をおすすめします。開演時間よりも少し早目に行くと、闘牛士登場のパフォーマンスを楽しめます。
マドリードの風物詩である蚤の市は、日曜日と祝日に開催されています。
《続きを読む》 市民と観光客で常に賑わうラストロ(蚤の市)は必須スポットです!ラ・ラティーナ(La Latina)地区のリベラ・デ・クルティドーレス通り(Calle de Ribera de Curtidores)周辺、カスコロ広場(Plaza de Cascorro)を中心に、ラストロはトレド通り(Calle de Toledo)、エンバハドーレス通り(Calle de Embajadores)、ロンダ・デ・トレド通り(Ronda de Toledo)に囲まれたほぼ三角形の広い区画を含み、
サン・カジェタノ(San Cayetano)、フライ・セフェリノ・ゴンサレス(Fray Ceferino González)、カルロス・アルニチェス(Carlos Arniches)、ミラ・エル・リオ(Mira el Río)などの通りや、ヘネラル・バラ・デル・レイ広場(Plaza de General Vara del Rey)とカンピージョ・デル・ムンド・ヌエボ広場(Plaza del Campillo del Mundo Nuevo)にも広がっています。
手工芸品、衣類、台所用品、中古のレコード、雑誌、ペット、そしてマニアックな品々まで、足を向ける地区によって異なる物を見つけることができます。付近には骨董品店やリサイクルショップなども数多くあります。
典型的な蚤の市巡りは、同地区にあるバルやタスカと呼ばれる居酒屋で食前酒をひっかけて締めくくられます。リベラ・デ・クルティドーレス通りやその周辺で、ワイン、ビール、樽だしベルモットを、小皿に入れたパエージャや、パンにイカリング揚げをはさんだものなどと一緒に楽しむことができます。
マドリードでフラメンコを観よう!
《続きを読む》 エンターテイメント性の高さでは、首都マドリードが一番です。ここでは、質の高いフラメンコが楽しめます。
マドリードには、「タブラオ」と呼ばれるフラメンコ専用の小さなステージがあるライブハウスのような場所がいくつもあります。
中には、あらたまった雰囲気のところではなく、普通の庶民的なレストランの奥に小さなステージがある…というユニークなお店もあります。これなら「フラメンコショーを観に行くというよりレストランで食事をしたい」「ついでにフラメンコ」という方にも安心ですね。
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いかがでしたか。
マドリードはスペインの首都であるにも関わらず、サグラダファミリアのあるバルセロナやフラメンコが有名なグラナダと比べて観光的知名度が低く、名所が少ない…と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、実はマドリードには訪れた人を虜にする魅力的なスポットが数多くあるのです。さすがは芸術大国スペイン。空港までもが洗練されています。
ぜひ、心ゆくまでマドリードの旅を楽しんできてくださいね ☆