大自然 (世界遺産) と近代都市が共存する美しい国「南アフリカ共和国」は、喜望峰やテーブルマウンテンなどの絶景が楽しめるケープ半島や、ジャカランダの花が咲き誇るプレトリア、多くの野生動物と出会えるクルーガー国立公園など、観光大国の名に相応しく、多種多彩な魅力を持ち合わせています。
そんな南アフリカの多様性っぷりは、心癒されたい (ストレス過多な) あなたの旅行先としてピッタリかもしれません。
是非、サファリでの体験を通して「手つかず」の自然地帯に直接触れてみてください。きっと、その神秘かつ爽快な自然力に圧倒されることでしょう。
…というわけでここでは南アフリカのベストシーズンとオススメの観光スポットを紹介したいと思います。
南アフリカは基本的に1年中旅行に適している国なのですが、その中でも特に夏(10~3月)が観光のベストシーズンと言えるでしょう。
《続きを読む》 南アフリカの首都である
プレトリアは内陸の高原地帯にあるため夏でも涼しく過ごしやすいのが特徴です。特に、
10~11月はジャカランダの花が (日本の桜のように) 咲き乱れ、特におすすめのシーズンとなっています。
また、以下のイベントに合わせて旅の予定を立ててみてもいいでしょう。
◉ 「ケープタウン国際ジャズ・フェスティバル」 (ケープタウン:3〜4月頃)
◉ 「グッド・フード & ワイン・ショー」(ケープタウン:5月)
◉ 「ビッグファイブ・マラソン」 (ヨハネスブルグ:6月)
さあここから先は、エリアごとに人気の「観光スポット」をみていきましょう↓
☆ クルーガー国立公園
「野生動物の宝庫」と言われる南アフリカでは、クジラやサメといった海の巨大動物を観察する海サファリもあるのですが、やはりここでは陸上のサファリにスポットを当ててみましょう。
《続きを読む》 南アフリカといえばやっぱり「サファリ」です。「世界最大級の野生の王国」クルーガー国立公園は、四国ほどのエリアが野生動物保護区となって入り場所で、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、植物、昆虫類が多数生息しています。
ところで、この国立公園で動物を探し求めながらドライブすることを「ゲームドライブ」と言うのですが、この「ゲームドライブ」は南アフリカならではのアクティビティのひとつとなっています。
サイ・ゾウ・ライオン・バッファロー・ヒョウをはじめとする野生動物との出会いは、この「ゲームドライブ」のほかに、レンジャーと共に歩きながら楽しむ「ウォーキングサファリ」でも堪能することができます。
車上からでは見つけることのできない動植物たちにも出会えますよ!
そして、ここクルーガー国立公園は宿泊施設も充実しています。園内には豪華なロッジから素朴なテントやバンガローまで、様々なタイプの宿泊施設が揃っているので目的に応じて選ぶことが可能です。
☆ ムプマランガのパノラマルート(グラスコップ)
《続きを読む》 南アフリカのサファリのメッカであるクルーガー国立公園からほど近い所に「パノラマルート」と称される素敵なドライブコースがあります。
ブライデリバーキャニオン、スリー・ロンダベルズ、ブルクスラック・ポットホール、サビー滝、リスボン滝、ゴッズ・ウィンドウといった数々の絶景ポイントが点在し、ダイナミックな自然景観を満喫できます。
グラスコップは、そんなパノラマルート観光の起点となる町です。町の規模は小さいものの、レストランやお土産物屋さんが立ち並び、ちょっとした散策も楽しめます。
日本人にも評判のアフリカンシルクの店では、手軽な価格で上質なシルク製品を購入することができます。また、「世界一美味しいパンケーキ」とも称される人気のパンケーキ屋さんもここにあります。
ちなみに、「パノラマルート」では息を呑むほどに美しい風景を見渡すことができます。ぜひ、丸1日かけて素敵なドライブを楽しんできてくださいね。
☆ リンポポ州
南アフリカ共和国にリンポポ州という素敵な場所があるのをご存知でしょうか?上の写真はそのリンポポ州にある、童話「星の王子さま」にも出てくるバオバブの木です。
《続きを読む》 南アフリカの玄関口であるヨハネスブルグからリンポポ州の州都「ポロクワネ(Polokwane)」へは飛行機で約1時間20分。車では4時間ほどです。このリンポポ州にも素敵な観光スポットがいくつか点在しています。
その中のひとつ、「マプングブェ」はポロクワネから車で約2時間半。ボツワナとジンバブエとの国境のそばにある丘で、2003年に世界遺産に登録されました。10~12世紀に南アフリカで繁栄を築いた古代王国の跡地と考えられており、これまでに金で作られたサイの像や器などが発見されています。
ちなみに、世界一大きなバオバブの木はここリンポポ州にあり、巨大なバオバブの木の中にバーがあったりもするので、お酒好きな方はぜひこの珍バーを訪れてみてください。
☆ ドラケンスバーグ山脈
雄大な大自然に出会いたい方にはここがオススメです!
《続きを読む》 「ドラケンスバーグ山脈」は、リンポポ州南東部から東ケープ州北西部を結ぶ長大な山の連なりです。その距離なんと1000km以上!3000m級の山々が林立しているすごいところなんです。
ここでは登山やハイキング、釣り、乗馬、ゴルフ、ヘリコプター遊覧観光などの様々なアクティビティが体験できます。
希少動物の生存と世界最大規模の岩絵 (ロック・アート) が残されていることから、2000年に世界遺産に登録されました。大自然に加え、歴史的にも価値のある魅力の観光エリアです。
また、ドラケンスバーグがあるクワズールー・ナタール州はほかにも見どころが満載!ヨハネスブルグ、ケープタウンに次ぐ南アフリカ第3の都市「ダーバン」は、以下の写真のようにきれいな海を持つインド洋に面した港町。
温暖な亜熱帯気候に恵まれ、美しいビーチがたくさんあります。世界遺産の「グレーター・セントルシア (イシマンガリソ) 湿原公園 」や、南アフリカ最大の部族・ズールー族が多く住む「ズールーランド」などにも併せて訪れてみましょう。
南アフリカ最大の都市「ヨハネスブルグ」は日本から入国する際に一番最初に足を踏み入れる場所!
《続きを読む》 この街では、1994年に撤廃されたアパルトヘイトの歴史 (ネルソン・マンデラ元大統領の足跡) を辿ったりショッピングやナイトライフを楽しみましょう。また、周辺の観光地に足を延ばしてもいいですね。
ヨハネスブルグでは、「都会の躍動」「多様性の文化」「大自然の鼓動」を体感することができます。治安が悪い反面、魅力溢れる街ですよ!
☆ ゴールド・リーフ・シティ
《続きを読む》 1880年代のゴールドラッシュをモチーフにしたテーマパークです。こちらではスリル満点のジェットコースターはもちろん、ふれあい動物園やカルチャーショーなど、様々なエリアであらゆる年代の人たちが楽しめるようになっています。
治安が悪いとも言われているヨハネスブルグの市街地を一瞬眺めることができるアトラクションなどもあるため、余裕のある人は眺めてみるといいでしょう。
☆ スタークフォンテーン (洞窟)
《続きを読む》 ヨハネスブルグ市内から北西に約30km。「スタークフォンテーン」とその周辺エリアは、“人類のゆりかご (The Cradle of Humankind)”としてユネスコの
世界文化遺産に登録されています。
このエリアでの代表的な見どころは、鍾乳洞「スタークフォンテーン洞窟」です。1947年に、約250万年前の人類の頭皮とあごの骨の化石、ミセス・プレス(Mrs. Ples)が発掘されたことで有名です。
☆ ビッグホール
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こちらは、南アフリカのキンバリーに存在する露天掘りのダイヤモンド鉱抗です。人力で掘られた穴としては世界最大級で、その美しい景観から今では人気の観光名所となっています。
☆ ブライドリバーキャニオン
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人類発祥の地とも言われている南アフリカにあるヨハネスブルグの保護区に「ブライドリバー」という川が流れています。その川の谷が世界最大規模の渓谷と言われている「ブライドリバーキャニオン」です。谷の頂上から川底までは1372mにも及ぶ距離を誇っており、地球最大レベルとも言われています。
☆ プレトリア
《続きを読む》 ヨハネスブルグから北へ50km。「プレトリア」は政府機関や官庁、諸外国の大使館が集結する南アフリカの行政の首都です。
この街では10~11月になると「南アフリカの桜」とも称される「ジャカランダ」の花がいっせいに咲き乱れ、街全体を美しい紫色に染めます。いや〜、美しい ☆
ちなみに、プレトリアにはユニオンビルという新古典様式建築の美しい建物があります。中には入れませんが、街が一望できる高台にあり景色がとてもきれいです。夜は幻想的なライトアップが施されています。
☆ ライオンパーク
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ヨハネスブルグの北部に位置するサファリパーク「ライオンパーク」では、ライオンはもちろんチーターやキリン、ハイエナやダチョウなど、様々な動物たちが敷地内で放し飼いにされており、そこをドライブできる人気の観光名所となっています。子ライオンとであれば触れ合うこともできますよ。
☆ (お土産買うなら) ローズバンク
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そして、ヨハネスブルグの中で比較的治安がよいとされるローズバンク地区はお土産を買うのにオススメのエリアです。アフリカの民芸品を扱っているお店もたくさんあり、バラマキ用の安いお土産から大切な人への高価なお土産まで、アフリカらしいものが盛りだくさん!
“マザーシティ”の愛称を持つ港町「ケープタウン」は、世界で最も美しい街の一つ。ヨハネスブルグに次ぐ南アフリカ第2の大都市で、議会が置かれる立法の首都でもありますが、豊かな自然にも恵まれています。
☆ カーステンボッシュ国立植物園
《続きを読む》 ケープタウンの中心部から10kmほどの場所にある世界有数の植物園です。とても広い敷地で、場所によってはまるでジュラシックパークの世界にいるようでもあります。ここでは南アフリカらしい植物を楽しむことができ、テーブルマウンテンがよく見える場所もあるんですよ。
とっても広い敷地のため、お弁当やワインを持って行ってのんびりとピクニック気分で楽しむ人たちも多く、植物好き、大自然好きにはたまらない場所となっています。
☆ ケープ半島
《続きを読む》 40kmの海岸線。そこに広がる広大な自然保護区が魅力のケープ半島は、爽やかな「風」を感じることができる素敵な場所です。世界の絶景 & パワースポットの一つでもあります。
ちなみに、ケープ半島でピンとこなくても、 喜望峰 (Cape of Good Hope) なら聞いたことありますよね。ここは南アフリカを代表する観光地の一つで、アフリカ大陸の最南西端に位置しています。
晴天の日には、インド洋と大西洋の海の色の違いを見ることもできます。行くのは大変ですが、日数と予算が許すのであればぜひ訪れていただきたい場所です。オールシーズン、世界中から観光客が訪れます。
ハウト湾からはクルージングでオットセイを観に行くツアーが組まれており、この辺り一帯にはたくさんの露店もあるのでお土産を買うことができます。
☆ ツー・オーシャンズ水族館
《続きを読む》 Two Oceans Aquariumはインド洋と大西洋が交わる町の水族館で、ビクトリア&アルフレッド・ウォーター・フロントの中にあります。
この水族館は毎日営業しており、ケープタウンの中でトップを争う、旅行客に人気のアトラクションの一つです。予約とダイビングのライセンスがあれば大水槽で泳ぐこともできます。
☆ テーブル マウンテン国立公園
《続きを読む》 「テーブルマウンテン」(
世界遺産) はケープタウンを一望できるビューポイントとして知られ、テーブルのように平らな頂上が印象的な高さ1,086mの山のこと。頂上へは歩いて登ることができ、初心者から上級者向けのトレッキングコースも人気です。
ロープウェーを使って頂上まで行くこともできるので、時間のない方や登山が目的ではない方はロープウェーを利用してください。360度のパノラマビューは必見です。
☆ ビクトリア & アルフレッド ウォーターフロント
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ここではケープタウンの港と山々を一度に見ることができます。大道芸人がいて、飲食も買い物も楽しめます。アフリカらしい自然を感じる場所ではありませんが、南アフリカの中でも治安のいい場所なので安心です。近くには高級ホテルもあり、観光客向けの場所です。
☆ ブロウベルフストランド・ビーチ
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お散歩にぴったりの静かで綺麗なビーチです。テーブルマウンテンを眺めるならここ!ここからは海越しにテーブルマウンテンの全景とケープタウン市街を眺めることができます。
☆ ボ・カープ 地区
《続きを読む》 観光名所の「ボカープ地区」は、可愛らしい家屋が軒を連ねる絶好の写真撮影スポットです。かつてオランダ人によって労働者として連れて来られたマレーシア・インドネシアなどのアジア人やアフリカ諸国の人々の子孫が住んでいます。
カラフルでかわいらしい石製の家が立ち並んでおり、多民族の文化が入り混じっている不思議な町は必見です!
☆ ボルダーズ・ビーチ(サイモンズビーチ)
大自然を堪能できる最高の観光名所です。近くで野生のペンギンを見ることができます。
☆ ライオンズ ヘッドとシグナルヒル
《続きを読む》 反対側はテーブルマウンテン。登山道を登り始めるとすぐに絶景が見えます。休憩しながら海や街並みを眺めてみるといいでしょう。
夜景鑑賞ツアーなどもあり、とってもロマンチックな場所ですよ!タイミングが合えばパラグライダーをやっている人をみることができます。
☆ ロベン島
《続きを読む》 世界文化遺産でもあるロベン島は自然豊かで美しい島です。ネルソン・マンデラ元大統領が収容されていた島としても有名です。
ツアーでしか行けない島ですが、南アフリカの歴史を知る上では絶対に外せないポイントです!船の往復を含めおよそ2時間半のツアーですが、アパルトヘイトの傷跡を体感することができます。イルカと遭遇する可能性もありますよ。
☆ ワインランド
《続きを読む》 ケープタウンの東に位置し、南アフリカで最も優れたワインの生産地として知られる「ワインランド」。世界的にも注目の “美食の地”です。
ブドウ畑が広がる美しい風景の中、美味しいワインと食事を堪能できますし、何と言ってもケープタウンから気軽に行けるというのがありがたいですね。
美しい大自然が広がり、多彩な楽しみ方ができる南アフリカの魅力、おわかりいただけましたでしょうか?世界遺産も多いので、世界遺産巡りとしても最適な場所ですね!
治安面は気になるところですが、近年は以前ほどは酷くないと言えるでしょう、日本では見ることのできない絶景だらけなので、この機会に是非とも体験してみてはいかがでしょうか。
少し遠いけれど、一生に一度は行ってみたい南アフリカの観光スポットでした ♡