スペインの人気「お祭り」ベスト10 ☆



「芸術」「音楽」「フラメンコダンス」「料理」「闘牛」などで有名な情熱と太陽の国スペインには、年間を通して面白いお祭りがいっぱい!

そんなスペインを代表するお祭りを10個、エリア別に紹介してみたいと思います。刺激に満ち溢れているエキサイティングなお祭りを、地元の人たちと一緒に陽気に思う存分楽しみましょう!

 

カタルーニャ

州都にバルセロナを持つカタルーニャ地方はスペインの国土面積約6割を占めています。

 


①  聖フェリセス・デ・ビリビオの巡礼祭

スペイン最大のワイン産地リオハ州。中でもワイナリーが集中する町がアロです。この町では聖ペトロの祝日(6/29)に巡礼祭が行われます。ミサの後、盛大なワインバトルが行われるのです。

もともとは近隣地域との土地紛争問題解決のための儀式だったのですが、やがて祭礼化していき、祭礼後の無礼講にワインをかけ始めたのが起源…と言われています。「第二のボルドー」アロで、あなたもワインの掛け合いに参加してみませんか。

 


②  サン・フェルミン (牛追い) 祭り

サン・フェルミン祭りは400年以上の歴史を持つ伝統的なお祭りです (セビリアの春祭り、バレンシアの火祭りと並ぶスペイン三大祭りの1つ)。期間中は「牛追い」「闘牛」などの様々なイベントが開催されます。

もともとこの祭りは、パンプローナの守護聖人聖フェルミンを祭るための宗教儀式でした。そのため、食事や音楽、ダンスを楽しむためのごく小規模なものだったのですが、ヘミングウェイの小説で一躍その名を世界に轟かせるようになったのです。
 

今では、(人口20万人ほどの小さな町に) 世界中から100万人もの観光客が押し寄せ溢れ返っています (牛に突かれ死者も出るほど)。

(毎年7月6日〜14日頃開催)

 


③  メルセ祭り

メルセ祭り (ユネスコ無形文化遺産) はバルセロナの守護聖母メルセを祝うバルセロナ最大のお祭りです。期間中は「人間の塔」「火を吹くパレード」「爆竹」「野外コンサート」「ショー」「花火大会」などがクレイジーに催されます!

(毎年9月21日〜24日頃開催)

 

 

 

バレンシア

スペイン第3の都市バレンシア。ここは大聖堂・美術館・博物館が建ち並ぶ、歴史と芸術を感じることができる街です。

 


①  サン・ホセの火祭り

バレンシアで開催されるサン・ホセの火祭りは、イエス・キリストの父・聖ヨセフにちなんだお祭りです (スペイン三大祭りの一つ)。人々が一年かけて作り上げたファリャ (張り子の人形) を街頭に飾り、最終日の深夜にすべてを焼き払います。

期間中は「爆竹ショー」や「聖母像への献花パレード」などが行われ、最終日の夜に街中の人形が燃え上がる「壮大な火遊び」とも言えるでしょう。

(3月中旬の1週間)

 


②  ラ・トマティーナ (トマト祭り)

トマト祭りとは、スペインのブニョール8月の最終水曜日に行われる収穫祭のこと。この小さな町に世界中から数万人の人たちが集結し、互いに熟したトマトをぶつけ合います。

「ト・マ・テ!」「ト・マ・テ!」と広場にはトマトを求める声が響き渡り、広場に到着したトラックにはこの日のために用意された120トンものトマトが。。。参加者がこのトマトを奪い合い、投げ合い、ぶつけ合い、1時間後には街も人も真っ赤に染まっています。

 

 

 

アンダルシア

スペイン第4の都市セビリア (セビーリャ) を州都に持つアンダルシアは、地中海とポルトガルに面しているエリアです。

 


①  セマナ・サンタ

セマナ・サンタは、セビリアでキリストの復活祭 (イースター) 前の1週間に行われる記念祭のこと。三角頭巾をかぶった信者たちがキリストや聖母マリアの像を乗せた山車や神輿とともに街を巡回し、キリストの受難・死・復活を再現するお祭りです。

私たち日本人からすると、ハリーポッターやドラゴンクエストの世界に近いかも知れません。

(移動祝日になるので日程は毎年異なります。3〜5月頃の1週間)

 


②  セビリアの春祭り

スペイン三大祭りの一つ「セビーリャの春祭り」 (フェリア・デ・アブリル) は、「いかにもスペインらしい」お祭りで、男性は正装、女性は華やかな民俗衣装に身を包みます。着飾った人々が馬や馬車に乗ってパレードする光景はなんとも華やかです。

期間中、会場となる広場には数百ものテントや小屋が立ち並びます。人々は夜がふけるのも忘れ、食べて飲んで、踊って歌って騒ぎます。このお祭りの特徴は、宗教色がないこと。宗教に関係なく、「生きていることの喜びを分かち合おう」とするお祭りなのです。

(4月下旬)

 


③  パティオ祭り

コルドバで毎年5月 (2週間) に行われるのがパティオ (中庭) 祭りです。実はこれ、美しい中庭を競うお祭りなんです (世界無形文化遺産に登録)。アンダルシアらしい白い壁に色とりどりの花々を体験してみたい方は是非、この時期を狙って訪れてみてください。

 

 

 

マドリッド

スペインの首都マドリッドには、サン・イシドロ祭りというマドリッドの守護聖人サン・イシドロを祝う伝統的なお祭りがあります。サン・イシドロ教会での巡拝後、パレードやコンサートで盛り上がります。

 

 
一番の見どころはスペイン最大級と言われているサン・イシドロ闘牛祭!期間中、世界三大闘牛場と呼ばれるラス・ベンタス闘牛場で観戦することもできます。

(5月中旬)

 

 

 

スペイン各地

スペインに、サンタクロースはやって来ない…

「えーっ、じゃあスペインの子供たちはクリスマスにサンタからプレゼントをもらうことはできないの?」と思うかもしれませんが、ご安心あれっ!!この国には「ロス・レジェス・マゴス」 = 東方の三賢士が駱駝に乗って(?)プレゼントを持ってやって来ます。
 

 
1月5日の夜から6日にかけて、イエス・キリストの生誕を祝う「レジェス・マゴス」というお祭りが開催されるのです (スペイン全土)。

キリストが生まれた夜、重要な人物がこの世に生を受けたことを知った3人の賢者がはるばるキリストに会いに行った。。。という聖書の話に基づき、このお祭りが開催されることになったのです。

 

ちなみにスペインでは、

① 新約聖書にキリスト生誕の日時に関する記述がない

② キリストとサンタクロースの関連性は薄い
 

ことから、一般的なクリスマスの習慣は浸透していません。

 

その代わり、

約10日間の旅を経て、赤ん坊キリストのもとに辿り着いた3賢者がたくさんの贈り物をした。。。ということで、スペインでは1月6日に子供たちへプレゼントが届けられるのです。
 

 
1月5日には、どの町でも「カバルガタ」というパレードが盛大に行われます。レジェス・マゴス(3人の賢者)が町にやって来るのです。趣向を凝らしたオープンカーから沿道の人々にキャンディーが撒かれ、夢と喜びを与えるのです。

 


レジェス・マゴスとは…

イエス・キリストの誕生に駆け付けて贈り物を贈った三賢人のこと。新約聖書では「東方の三賢人」または「三博士」とも呼ばれています。

 

 

◉  メルチョール(Melchor:メルキオール)

白人で白 or 金の髭を生やし、老人の姿をした賢者

 

◉  バルタサール(Baltasar:バルタザール)

黒人で壮年の姿をした賢者

 

◉  ガスパール(Gaspar:カスパール)

黒っぽい髭を生やし、青年の姿をした賢者

 

 

 

おわりに

もちろんスペインにもクリスマスはありますが、子供たちがプレゼントをもらえるのは、サンタクロースよりもこの3賢者から…のようです。ちなみに、悪い子には (プレゼントではなく) 石炭をあげるのだとか!(笑)

いかがでしたか?スペインには、日本にはないユニークかつエキサイティングなお祭りがたくさんありますねー。さすが情熱の国スペイン!お祭り好きな方は是非、これらの祭りに参加してみてくださいね!

 

 

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