アムール川のほとりに広がるロシア極東の中心都市「ハバロフスク」は、基盤の目のような都市ながら(長崎市のように ) 坂がとっても多い街です。
「ヨーロッパのような美しい街?」「日本からたったの3時間?」・・・と聞いて、興味を持った方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ハバロフスクの魅力、人気 & おすすめ観光スポットなどをまとめてみました。
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ロシア連邦極東部に位置するハバロフスク(Khabarovsk) は、色彩豊かな建物が立ち並ぶヨーロッパのような雰囲気の街です。日本との時差は+1時間。成田空港から直行便を利用すれば片道3時間ほどで到着することができます。
しかしながら、ハバロフスク (ロシア) への渡航にはビザが必要となります。入国前に、「ロシア大使館領事部」か「総領事館」で必ず取得しておきましょう。
ハバロフスクは、ウラジオストクを起点とするシベリア鉄道の重要拠点としても知られています。また、市内を流れるアムール川を進むと、その先には中国との国境があり様々な人種が行き交う地域でもあるのです。
現地ではあまり英語が通じないので、旅行前に簡単なロシア語を勉強しておくと良いかもしれませんね。冬場に訪れる際は気温が-30度を下回る場合もありますので、服装には十分気をつけましょう。
とにかく自然が美しく、教会や大聖堂など美しいロシア正教の建築を楽しむことができます。ピロシキやボルシチなど、美味しいロシアグルメもご堪能あれ!
🔵 治安:悪くはありませんが、当然のことながら夜の一人歩きなど羽目をはずした行動は避けましょう
🔵 物価:ロシアは国内で流通する食糧が1度モスクワの問屋を通過しているため、地方のハバロフスクはモスクワと比較して物価が高いです
※ 参考までに、1ルーブルはおよそ1.8円です (2018年)
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日本からハバロフスクまでは直行便も発着していますが週に2回のみ (火曜・日曜) の運行となっていますので、利用する際は旅行日程を調整する必要があります。
日程を自由に決めたい方は、ウラジオストク空港や韓国・仁川(インチョン)国際空港を経由する便を利用すると良いでしょう。
さて、
ハバロフスク 空港から市内までのアクセスは、バスの利用が便利です。空港の停留所からはNo.1路線とNo.2路線の2種類のトロリーバス(電動バス)が発着しています。
No.1路線は中心市街へ、No.2路線は中央駅へと向かいます。No.1路線を利用した場合、市内までの所要時間は約30分 (料金は20ルーブル) です。お金は乗車後に車内にいる車掌さんに支払い、チケットをもらいましょう。
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世界で8番目に長い (全長 4,368km) アムール川は、中国では黒龍江 (こくりゅうこう ) と呼ばれています。
5~10月は、アムール川鉄橋まで約1時間の遊覧船観光を楽しむことができます。冬になると川全面が凍結してしまうこともあり、真っ白に変貌した姿は見ものです。
周辺には (シベリア鉄道も通っている) ハバロフスク橋があり、そこからはアムール川とハバロフスクの街を一望することができます。また川沿いにある公園の高台には展望台が設置されていますので、こちらもぜひ足を運んでみてください。
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ソ連崩壊後に建設が始まり、2003年に完成したこの大聖堂は、黄金に輝くたまねぎ型の屋根が印象的なロシア正教の教会です。高さは約70mもあり、聖堂内には数多くのイコン(宗教画)が飾られています。
大聖堂の前には「栄光広場」があり、アムール川を臨める絶好の撮影スポットにもなっています。今や市民の心のよりどころともなっている「スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂」で、ロシア正教の荘厳な雰囲気を感じてみてくださいね。
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「ウスペンスキー教会」は、ハバロフスクのランドマークとして親しまれているロシア正教の教会です。鮮やかな色合いが特徴のこの建物は、ソ連崩壊後に再建された際のデザインなのだとか。教会の目の前にあるアムール川沿いの遊歩道を散策してみるのも良いですよ。
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アムール川沿いに広がる「文化と憩いの公園(ムラヴィヨフ・ アムールスキー公園)」。その敷地内にある「ハバロフスク州立郷土史博物館」は、1894年に建てられた極東地域で最も古いレンガ造りの博物館です。極東沿海地方の歴史や自然・文化に関する資料が展示されています。
ここでは、世界に3体しかないといわれるジュゴンの仲間「ステラー海牛(絶滅した海生哺乳類)」の全身骨格や太古のサイの骨格標本、世界最大の淡水魚カルーガの剥製、アムール川流域に生息する魚などを見ることができます。
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「中央市場」は、ハバロフスクで最も大きなショッピングスポットです。屋外エリアの露店を通り過ぎると、2階建ての建物が現れます。
屋内エリアにはチーズ・ハムといった加工品店のほか、お菓子のお店や高麗人参、キムチといったものなどが並んでします。多民族国家としてのロシアの雰囲気を感じることができるでしょう。ピロシキやシャシリク(串焼き肉)など歩き食べにピッタリなグルメも楽しめますよ。
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🔵 極東美術館
「郷土史博物館」の隣りにはシベリア有数の美術館「極東美術館」があります (1931年に開館)。展示品の大部分は、エルミタージュ美術館 (サンクトペテルブルク) やプーシキン美術館 (モスクワ) などから贈られました。
🔵極東ロシア軍歴史博物館
「極東美術館」の向いにある「極東ロシア軍歴史博物館」はもともと銀行として使用されていました。ここには歴代の戦車や武器のほか、数々の歴史資料が展示されています。満州関東軍とソ連軍との壮絶な戦いの様子を表したジオラマなどもあります。日本刀や日本製の軍用ピストルも並んでいます。
🔴ディナモ公園
街一番の繁華街にある「ディナモ公園」は敷地面積が広く、市民の憩いの場となっています。園内には子供用の遊園地やスタジアムなどがあり、池の周りは遊歩道が整備されています。
春は花壇に花が咲き、夏にはアイスクリームの屋台が現れます (ロシアの乳製品は濃厚で美味しいですよ!)。秋には園内の木々が赤く染まり、冬には氷の彫刻やクリスマスツリーが設置され、スケートを楽しむことも可能です。
公園の中央には噴水があり、音と光に合わせて幻想的なショーが行われます。どの時期に訪れてもおすすめできるディナモ公園は、旅の休息にぴったりなスポットといえるでしょう。
ハバロフスクは極東だし、ロシアといっても偽ロシアで大したことないだろ、と思うかもしれませんが、案外きちんとした街並みで散策が面白いです。社会主義の国は意味不明なモニュメントが大好きですしね。
最大の弱点は、これといって見どころがないところですが、街並みは本当にきれいですし、料理は意外に美味しいです。なので、街歩き & グルメが好きな方にはオススメの場所です。
というわけで、2泊3日などの期間短めの休みでヨーロッパ風な街に行きたい方は是非、ハバロフスクへお出かけください。
グルメ & ショッピングを楽しみましょう。キャビア & ウォッカも忘れずに!お土産には定番のマトリョーシカ、ですよ😀