アフリカ大陸の北西に位置するモロッコは、四方を異なる文化に囲まれ、現在までに独自の文化を確立させてきました。
地中海に面し、古くからヨーロッパとの交流が盛んに行われてきたアラビアンの国であり、「一度は訪れてみたい旅行先」として世界中から多くの観光客が押し寄せてきています。
そんなモロッコにはエキゾチックな雰囲気があり、伝統的なモスクやどこまでも広がる美しい砂漠など、旅人の心を掴んで離さない「魔性の女」的要素がたくさんあるのです。
今回は、そんなモロッコの魅力をまとめてみました。是非、次回の旅の参考になさってみてください。
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モロッコには神秘的な雰囲気が常に漂っています。アフリカ大陸に根付いている民族文化、情緒溢れるフランス的精神、アラビアンなイスラム文化などなど。。。
地域によって異なった文化を持っており、街によって様々な個性があるのでとにかく飽きません。
◉ 正式国名 :モロッコ王国
◉ 首都 : ラバト
◉ 最大都市 : カサブランカ
◉ 国土面積 : 日本の1.2倍
◉ 人口 : 約3,400万人
◉ 通貨 : モロッコ・ディルハム(MAD)
◉ 公用語 : アラビア語、ベルベル語
◉ 独立 : 1956年にフランスから
かつてはフランスの植民地だったことからフランス語を話す人も多く、モロッコの一部の土地にスペインが残っていることから北部ではスペイン語も通じます。
ちなみに英語は有名な観光地でなんとか通じる程度です。山間部など、奥地へ行く際は現地語を勉強していくか辞書が必須でしょう!治安は比較的良く、女性が好きな雑貨類などもたくさんありますので、女子旅にもオススメです。
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温暖な地中海と内陸の気候のサハラ砂漠に囲まれているため、気候は地域によって様々です。一年中ほとんど雨が降らず乾燥しています。
そんな中、ベストシーズンは比較的気候の穏やかな春 (4〜5月) と秋 (10月) 。一年中温暖な地中海沿岸や大西洋沿岸の内陸部では冬もオススメです!
(ワーストシーズンである6〜8月と12〜2月は避けましょう)
12〜1月は結構冷えます。日本と同じような気候なのに、暖房設備などは整っていません。2月の終わり頃から春の気配が出始めて花が咲き始めます。
中には、「8月がベストシーズン だ!」という方もいるようですが、彼らの言い分はこうです。
- 太陽を思いっきり満喫できる!
- 海で泳ぐのが気持ちいい!
- 夏休みだから長期休暇が取れる!
でも、やっぱり暑すぎます!
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ベルベル語で「神の国」を意味する「マラケシュ」は、モロッコ第4の都市です。モロッコ随一の観光都市でもある「マラケシュ」の旧市街は世界遺産に登録されており「赤い街」と呼ばれています。たくさんのお店がひしめき合い、細い路地は人やロバでいっぱい!
無形文化遺産にも登録されているジャマ・エル・フナ広場では、夜になると民族衣装を纏った大道芸人たちが音楽を奏でたりヘビを操ったり。。。とてもエネルギッシュな場所です。毎晩お祭りのような賑わいを感じることができます。たくさんの屋台が軒を連ねており、とっても刺激的な夜になりそうです!
マラケシュは「ゲリーズ」と呼ばれる新市街と「メディナ」と呼ばれる旧市街に分かれていますが、「メディナ」はとにかく大きすぎます。広大な敷地の中に曲がりくねったストリートが交差しまくっており、ここでは地図なんてほぼあてになりません。
狭い通路を抜けると突然開かれた市場が出てきたり。。。でも、モロッコ中のあらゆるものが売られていますので、見ているだけで本当に楽しいですよ!ちなみにモロッコでは市場 (マーケット) のことをスークと言います。
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ここはモロッコ最大の都市 (カサブランカはスペイン語で「白い家」の意)。観光名所としては、、、
・・・くらいでしょうか。ともあれ、カサブランカにもメディナ & スークはありますし、海沿いには大きめのショッピングモールもあります。
アンファ・プレイスのすぐ目の前にはララミリアム・ビーチがあります。この辺りは眺めがよく、ただ散策するだけでも楽しいですよ!
ほかにも、有料のリゾート施設として「タヒチクラブ」があります。ここではプールやバーなどを楽しむことができます。海沿いに位置しており、海を眺めながらプールで泳ぐ…というなんとも不思議なシチュエーションを満喫できます。
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モロッコ北部にある山間の街「シャウエン」は、絶景を求める旅行者たちに人気の観光名所となっています。特徴は、ひたすら広がる「青の世界」。まるで絵本の世界にでも迷い込んだかのような可愛らしさ。モロッコに来たならぜひ訪れてみたい街の一つです。
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フェズ (世界文化遺産) はマラケシュ同様かつては都だった街ですが、歴史はマラケシュよりも古く、より複雑な内部から「迷宮都市」として知られています。人ひとりがやっと通れるほどの路地、抜け道、袋小路…「迷宮」という言葉がピッタリな旧市街は、路地裏好きにとってはたまりませんね。
車は入れないため、交通手段は徒歩かロバのみ。8世紀から脈々と歴史を紡ぐフェズの旧市街は、1000年以上経った今でも当時とほぼ変わらぬ姿を留めているそうです。
古いモスクや神学校のマドラサなどを見学しながら、思いっきり迷ってみましょう。何と言っても「世界一複雑な迷路」とも言われていますからね。とにかく異国感満載です!夜の光景もなかなか風情がありますよ!
《続きを読む》モロッコ南部に位置するサハラ砂漠の入口の街で、フランス軍の軍事都市となって発展しました。標高1,000mほどの高い場所に位置しています。交通の便はよく、雄大なサハラ砂漠が広がっているため、数々の人気映画のロケ地にもなっています。
『アラビアのロレンス』『スター・ウォーズ』『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』『007 リビング・デイライツ』『クンドゥン』『グラディエーター』などなど。
映画好きにはたまりませんね!しかしながら、街自体に観光スポットというものはありません。ここを拠点に、アイト・ベン・ハッドゥを訪れましょう。
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《 アクセス 》
マラケシュから車で4時間。ワルザザードからは30km離れています。
《 入場料 》
基本的には無料です。しかし、入り口が2ヶ所あり、人が住んでいる場所は有料となっていますのでご注意を。
《続きを読む》言わずと知れた世界最大の砂漠です!アフリカ大陸の3分の1ほどを占め、アメリカとほぼ同じ面積を誇っています。サハラ砂漠全体の人口は2500万人!石油を採掘したり、オアシスで農耕も営まれています。
そんなサハラ砂漠へのツアーはマラケシュから催行されています。深夜に静まり返った砂漠に寝転がってみましょう。月光のない空には星がキラキラと輝き、人生で一度っきりの貴重な体験をすることができます!
ツアーでは、ラクダに乗ったり4WDで疾走したりテントで宿泊したりすることができます。無音の世界に身を置いて、旅でしか味わうことのできない特別な感覚をぜひ味わってみてください。
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大西洋に面する「エッサウィラ」も世界遺産に登録されています。建物の壁は白く、扉や窓枠は青く塗られており、美しい街並みが魅力です。マラケシュからの日帰りも可能です (車で2~3時間)。
500m四方のコンパクトな旧市街は、16世紀にポルトガル人によって築かれた城砦 & 城壁に囲まれており、ほかでは見られない光景となっています。
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世界遺産にも登録されている「アル・ジャジーダ」はかつてポルトガルの植民都市でした。西欧にイスラム文化が重なり合った独特の雰囲気を持っています。
この街のメディナは、ポルトガル時代(1514-1769年)の要塞としてはモロッコで最後に残ったもの。一辺300~400m程の城壁と四隅の稜堡(りょうほ・見張り台)で、今も完璧な矩形を保っています。
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テトゥアン (モロッコ北部の町) の旧市街も世界遺産に登録されています。地中海沿岸に近く、白い建物の街並みがとっても特徴的です。スペイン南部のアンダルシア地方の街並みにも似ています。
《続きを読む》 モロッコの中部に位置する「トドラ渓谷」は、なんと40kmにもわたってこのような絶景が続いています。サハラ砂漠にほど近いため、乾燥した大地と灼熱の太陽の下、渓谷に向かうとオアシスを感じることもできます。
ほぼ垂直に刻まれた断崖の一番高いところは160m!ロッククライマーたちの聖地としても知られています。雄大で迫力があります。せっかくなので、モロッコを代表する景勝地「トドラ渓谷」にも足を運んでみてください。
モロッコには可愛らしい雑貨がたくさんあります。例えば… ↓
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モロッコの一般的な料理は、肉と野菜を塩とスパイスで煮込んだ「タジン」と言われる料理…ですが、世界一細かいパスタ「クスクス」もメジャーな料理の一つです。羊肉やチキン、ビーフ、魚などをハーブをたっぷり使って炒め煮するとこんな感じに↓
味は濃厚ですが、香りが良くさっぱりしています。モロッコ料理はスパイスがたくさん入っていますが、アジア料理のように辛くはありません。ちなみに主食はパン。
飲み物は、イスラム教色の強いイメージがありますが、(フランスの影響もあって) 意外にもワイン作りが盛んです。ほかにビールも作られていて、水が美味しいフェズのビールはとても有名です。アルコールが苦手な人は果汁たっぷりのフルーツジュースがオススメです。
《続きを読む》モロッコには、昔の邸宅を改装した「リヤド」と呼ばれる宿泊施設があります。中庭が美しく、外観からはまったく想像できない別空間の居心地は本当に最高です!オーナーによって様々なタイプがあり、地域によってインテリアやスタイルは大きく異なります。
旅の道中、リヤド巡りをしながら回るのも楽しみの一つになります。リーズナブルでコスパが高いのでおすすめです!
風通しの良い各部屋は中庭を囲むように作られています。どんなオシャレな内装になっているかは入ってからのお楽しみ!
素敵な中庭で、モロッコパン、クレープ、ケーキ、蜂蜜、ジャム、ヨーグルト、フルーツ、オレンジジュース、コーヒー、ミルクといったメニューの朝食を召し上がれっ!
モロッコは、意外と交通網がしっかりしています。長距離移動に多用するのは鉄道とバスであり、時間はそれなりに正確です。
ただし、移動時間が長い場合、山道も多いので酔いやすい人にはかなり過酷な旅になるかもしれません。その分景色は圧巻です。また、天候次第で通れなくなることもあります。予定はあくまで予定!柔軟に対応できるようにしておきましょう。
アフリカでもっとも旅行しやすい国」モロッコは、治安が比較的良いと言われています。ただし、スリや詐欺など、どこの国でもある軽犯罪は多いので注意が必要です。
街中にはプチタクシーが走っていて、メーターをちゃんと使えばとてもリーズナブルで快適です。乗り合いが普通で、同じ方向の人だと乗せてくれます。
屋台にはいろんな種類の料理がありますが、(衛生面で安全とは言えないので) 食べるならよく火を通したものにしましょう。生絞りのオレンジジュースやドライフルーツも美味しいのですが、人によってはお腹を壊す可能性もあります。
最後に、旅をしていて一番面白いのは「現地の人との出会い」です。ぜひ、モロッコ人の人懐っこさに癒されてください。まずは、あなただけの特別な旅の計画を始めちゃいましょう!