アフリカで野生動物ウォッチングを存分に楽しみたいのであれば、オススメはやはり「ケニア共和国」!赤道直下にありながら標高が高いため、年間を通して比較的過ごしやすい国としても有名です (日本からアクセスしやすい点も魅力の一つ)。
ケニアで最も多くの動物が生息している「マサイマラ保護区」やフラミンゴの大群が集まる「ナクル湖国立公園」、美しいキリマンジャロの勇姿を見ることができる「アンボセリ国立公園」など、見どころは満載です。
さらに、首都ナイロビには市街地のすぐ近くに国立公園があるため、都会と自然の両方を楽しむことができます。

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◉ 首都:ナイロビ
◉ 公用語 :英語・スワヒリ語(イギリスの植民地だった時代があるので英語が通じます)
◉ 平均気温:23℃
※ ナイロビも、標高1600mに位置しているため年間を通して涼しく快適です
◉ 通貨:ケニア・シリング (1KES = およそ1円)
◉ 人口 : 約4500万人
◉ 面積 :日本の約1.5倍
◉ 民族:42の民族からなり、最大はキクユ族で全体の20%を占めています
◉ 治安 : 首都ナイロビの一部の地域は非常に危険です。ただし、旅の計画をきちんと立てて旅行をすれば魅力溢れる素敵な国です。

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ケニアへの入国には一次入国ビザが必要です。事前に取得するには日本かケニア隣国の大使館の窓口に行くか、ケニア移民局ホームページからオンラインで行えます。また、ケニア入国時に空港や陸路国境のイミグレーションでアライバルビザの取得も可能です。
日本でビザを取得してからケニアへ訪れる場合、パスポートの有効期限が入国時に6ヶ月以上残っており、かつ白紙のページが2ページ以上ある必要があります。
(ケニア大使館のHPからダウンロードできるビザ申請書、3.5×4.5cmのカラーまたは白黒写真1枚、シングルビザの申請料金6000円が必要となります)
これとは別に72時間有効のトランジットビザも存在しており、こちらは乗り継ぎでケニア入国が必要な場合に発行され、料金は2400円となっています。
基本的にはケニア大使館の窓口での申請となりますが、郵送での申請も可能です。ちなみに入国時に国境や空港で取得することも可能です。
観光ビザ、トランジットビザどちらも取得することができ、申請用紙に必要事項を記入の上、パスポートと一緒に窓口へ提出すればOKです。
(料金は観光ビザが50ドル、トランジットビザは20ドルとなっています)
多少待ちますが、事前にビザを取得するのが面倒…という方にはおススメです。ただ、事前に取得しておいた方が無難と言えば無難であることは間違いありません。

《続きを読む》 ◉ 成田 (羽田・関西) から飛行機でドバイ (アラブ首長国連邦) 、アブダビ (アラブ首長国連邦) 、ドーハ (カタール) まで飛び (約12時間) 、乗り継いでナイロビまで (約5時間)。
◉ 成田・羽田・中部・関西・福岡から飛行機でバンコクまで飛び (約6時間半)、乗り継いでナイロビまで (約9時間半)。
※ 往路よりも帰路の方が所要時間が短く少し楽です
ほかにも、
ロンドン・アムステルダム・パリ・ローマなどを経由して行ってもいいでしょう。

《続きを読む》 ケニア観光には7〜9月 (大乾季) と12月 (つまり、日本の夏休み & 冬休み) がベストと言われていますが、実は雨季 (4〜6月、11月) にも、雨季ならではの良さがあります。
サバンナにいると、雨というのは「降り出す」のではなく「やってくる」ということを体験できます。そして、雨が過ぎ去るとカラリと晴れ渡り、地平線に大きな虹がかかります。
このように、アフリカの自然はまさにダイナミック!こうしたことを体感できるのは、雨季ならではの特権です。しかも雨の恵みで草原が青々としており、動物たちは嬉しそうでもあります♪
逆に、雨季が終わるまで待ってから出発すると草が高く育っており、腰を降ろしたライオンやチーターたちが草間に沈んで見えない……なんて事態もあり得ます。
ちなみに、ケニアは標高が高いため『アフリカ=暑い』のイメージとは違って朝・夕が寒く、暑さ寒さ両方の対策が必要です。
乾季と雨季・・・時期によって見ることができる動物は違ってきます。なので、何を見たいかによってベストシーズンは異なるということを覚えておきましょう。
タンザニアからケニアに川を渡ってやってくるヌーの群れを見るには7〜9月くらいですし、「マサイラマ保護区」の場合も7〜9月がいいと言われています。特に9月は欧米のバカンスシーズンが終わって少し空くので、そういった意味でもオススメです。

一方で、動物の親子 (カワイイ赤ちゃん) を見たい場合には2〜3月頃がオススメですし、壮麗なキリマンジャロ山の全身を拝んだりバードウォッチングを楽しむには12〜3月頃がベスト!

ただ、草が生えた青いサバンナや虹を見たいなら雨季ですし、ナクル湖のフラミンゴは雨季の方が数が多いようです。というわけで、何に重点を置くかでベストシーズン は変わってきます。

ちなみに、ケニア旅行のハイシーズンとされる夏休み & 冬休みの時期に行くと、世界中から観光客がつめかけてくるため、サファリ・カーが渋滞を起こす可能性が高くなりますし、そもそもの旅行代金が高めになります。

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ケニアには国立公園や保護区が59か所もあります。そこで、サファリカーと呼ばれるオープンルーフのワゴンや4WDでドライブしながらお目当ての動物を探したり、動物ウォッチングすることを「ゲームドライブ」と言います。
近くのロッジやテントに宿泊し、動物たちの活動が活発になる早朝や夕方に出かけるスタイルが一般的です。
安全な場所でサファリカーから降りてサバンナの真ん中をピクニックする「ブッシュ・ブレックファースト」に参加してみると、一生の思い出になること間違いなしです!

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アバーディア国立公園は、広大な草原が広がるケニアには珍しい森林地帯を擁する公園です。晴れた日にはアフリカで2番目に高いケニア山が見える観光スポットで、公園内には滝があったり「樹上ロッジ」と呼ばれているツリートップや「ジ・アーク」があります。
ここのロッジは高い場所にあるため、森林から出てくる動物たちをテラスにて観察できるようになっています。

他の国立公園では出会えることのできないジャネット・キャットや可愛いブッシュベイビーなどを観察するチャンスもあるようです。

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アンボセリ国立公園はキリマンジャロ (アフリカ最高峰の山 :5896m) の麓にあり、「快晴の日には素晴らしい勇姿を見ることができる」と評判の人気観光スポットです。
(キリマンジャロがあるのはタンザニアですが、ケニア側から見るキリマンジャロの方がキレイと言われています)
つまり、ここで見る風景は、まさにあなたがイメージするアフリカそのものなのではないでしょうか。アフリカゾウの大群に出会えることで有名な場所でもあります。
この公園の広大なサバンナには、ゾウ・ライオン・キリン以外にも、鳥類など400種以上の野生動物たちが生息しています。ちなみに、ノーベル賞作家のヘミングウェイが「キリマンジャロの雪」を執筆した場所としても有名です。
(ナイロビから車で約4時間)

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これはアフリカ大陸を南北に縦断する巨大な大地の亀裂です。200万年ほど前に起こった火山噴火で今の形になったと言われていて、総距離はなんと7,000km!
雄大な大地を見渡すことのできる最高の写真スポットです。ナイロビからナイバシャ湖へ向かう途中で立ち寄ることができます。

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ヒョウの目撃数が多いと言われているサンブル国立保護区は、広大な草原・森林・湖・火山・砂漠・クネクネとした川などがある人気の観光スポットです。
ここには、グレービー・ゼブラ、アミメ・キリン、オリックス、ソマリダチョウ、ゲレヌクなど、希少価値のある動物たちもたくさん生息しています。
(ナイロビから車で6時間)

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ナイロビのジラフ・センター (Giraffe Centre) では、キリンに餌をやったり、触ったり、キスをしたりすることができます。実は他のサファリでは野生動物に直接触れることができないので、実際に触わりたい方はここへ来るといいでしょう。

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東西に分けられているケニア最大級の国立公園です。東西二つ合わせると四国よりも広いと言われています。ちなみにこの公園の名物はゾウで、2万頭ほどが生息しているそうです。公園内の赤い土を浴びて「レッド・エレファント」「ピンクエレファント」などと呼ばれています。
このツァボ・イースト国立公園では「ムダンダロック」という岩山に登るのがおすすめです。車から降りて歩いて登り、頂上から下を見れば、水を飲みに集まるゾウたちの姿に出会えるかもしれませんよ!

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ツァボ・ウェスト国立公園では、アフリカで一番高い山「キリマンジャロ」の姿を拝むことができます。ここでは、カバやゾウが水を求めてやって来るムジマスプリングスが有名です。

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国立公園ではありませんが、ゲームドライブとはまた少し違った楽しみ方のできる淡水湖です。オススメはなんと言っても「ボートサファリ」。ボートに乗って、カバを間近で見ることができます。「島かと思ったらカバだった」というくらいたくさんのカバたちがお昼寝をしています。
このボートサファリでは、上陸して1時間ほどのウォーキングサファリも楽しめ、シマウマやウォーターバックの近くで記念写真も撮れる…かもしれません。
(ナイロビから車で約2時間)

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ナイロビ国立公園は、ケニア最大の都市ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港に近い観光スポットです。ここは都会に近く、日数が少ない旅行にはオススメです。

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多い時で、数百万のピンクフラミンゴがやって来るといわれているのがこのナクル湖です。しかし、最近ではフラミンゴよりも他の動物たちを観に来る観光客が多く、中でも「クロサイ」や「シロサイ」の群れや親子に出会える貴重なスボットとしても知られています。

《続きを読む》 せっかくケニアまで来たのであれば、ぜひ訪れてほしいのが「マサイ族の村」です。国立公園や保護区の周辺にいくつものマサイ族の村があります。ドライバーさんにお願いすれば、きっとその中の1つに案内してくれるはずです。
村に入ると、マサイダンスや歌を披露してくれたり、家の中を案内してくれたりします。ただし、帰る頃には村中の人が集まって、手作りのアクセサリーなどを「買ってくれー」と激しくセールしてきますので、その点はご注意を。

《続きを読む》 マサイマラ国立保護区は、アフリカ野生動物の種類や数がもっとも豊富なケニア1の野生王国と言われている区域です。東京23区の3つ分ほどの広大な大地に、多種多彩な動物たちが暮らしている、まさに野生動物の楽園なのです。
ここに来れば、かなりの確率でライオンやチーターなどの大物動物に出会えることでしょう。
ちなみに有名な「ヌーの川渡り」もここで見られるかもしれません (9月上旬頃、タンザニアとケニアの国境の川であるマラ川で)。
ナイロビから車で5〜6時間(マサイマラが近づくと道はかなり悪くなります)。飛行機でのアクセスも可能です。

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実はケニアにはインド洋に浮かぶ島があり、珍しい建物が並ぶ旧市街は世界遺産になっています。日本人はまだ少ないようですが、ロバに乗って街中を見て回るのが人気のようです。
写真は、町から歩いて30分のところにあるシェラビーチ。ここで静かに過ごすのもオススメです。ナイロビからは飛行機で1時間半ほどで行くことができます。
ちなみにラム島への陸路移動は危険です。絶対に飛行機で行くようにしましょう!

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ケニアは、インド洋に沿って480kmも続く海岸線を有しています。そこに広がるサンゴ礁は素晴らしく、世界3大ダイブサイトとして、オーストラリアのグレートバリアリーフ、エジプトの紅海と並んで人気があります。
インド洋にはキワユ島(Kiwayu Island)、パテ島(Pate Island)、マンダ島(Manda Island)、ラム島(Lamu Island)、モンバサ島(Mombasa Island)、チャレ島(Chale Island)、フンジィ島(Funzi Island)、ワシニ島(Wasini Island)などが点在しています。
このワイニ島の周囲は白砂 & サンゴ礁で、シュノーケリングで最高の体験ができます。泳げない人もボートで周辺の無人島へ行き、ビーチで日光浴をすることができるのでぜひ訪れてみてください。

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ケニアの主食は、ウガリと呼ばれるトウモロコシの粉を練ったものやポテトなどです。どのメニューも基本的には日本人の口に合うと思います。さらにケニアでは、シマウマやインパラなどの珍しいお肉を食べることができます。
お土産としては、マカデミアナッツやコーヒー、カンガ (女性が腰や頭に巻く布) などはいかがでしょうか。

また、木の動物アクセサリーやサイザルバッグ (サイザル麻で編まれたバッグ) も素敵です。


最後に、
安全に帰国するために、以下のことだけは絶対に守ってくださいね!
- 交通機関は正規のタクシーのみを利用する (鉄道やバスは極力避けましょう)
- 公式のツアー会社のツアーにのみ参加する (偽装ツアー & ガイドに要注意)
- ホテル・空港のスタッフや警察官にもご注意を (公共施設のスタッフや警官の中にも賄賂を求めてくる輩が…)
- 他人の荷物を不用意に預からない (象牙のお土産に注意)
- 路上で売られている麻薬・コカインのような薬物には絶対に手を出さない
ケニアでの旅行は、正規のガイドにお願いすればまず問題はありません。安全にケニアを楽しむためにも、事前に情報はきちんと収集しましょう!
さて、
ケニアには大自然が多く残されており、野生動物の数も種類もとても多いです。大迫力の動物サファリ…という点では、他の国では絶対に経験できないものがそこにはあります。
それこそが、ケニア観光最大の目玉とも言えるでしょう。見どころの多いケニア、是非訪れてみてください。
それでは素敵な旅を!