キューバには、「カリブ海の真珠」と言われる美しい海、スペイン・コロニアル時代の街、手つかずの自然など、おすすめの観光スポットがたくさんあります。
現在はアメリカとの国交正常化で日本からの観光客も増えており、玄関口となる首都ハバナは「古い街並みが残る旧市街」「チェ・ゲバラやヘミングウェイゆかりの地」など見どころたっぷり!訪れる人を魅了し続けています。
もしかすると、「社会主義の国」「葉巻」「ラム酒」…といった程度の認識しかないかもしれませんが、それでも、実際に行ってみると何とも楽しい国なんです!
今回は、そんなキューバの絶対におさえておきたい必訪観光スポットを紹介したいと思います。

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正式名称「キューバ共和国(Republic of Cuba)」は、カリブ海に浮かぶラテンアメリカの国です。首都はハバナで、メキシコのカンクンやアメリカのフロリダに近い場所にあります。スペインの植民地だったことからスペイン語を公用語としています。
日本同様の島国で、独自の文化を育んできているほか、スペイン植民地時代やキューバ革命など、歴史的に様々な出来事を経験しています。
◉ 人口:約1100万人
◉ 通貨:キューバ・ペソ
◉ 物価:安い
キューバには、実は通貨が2種類あります。外国人向けの「兌換(だかん)ペソ(CUC)」と国民向けの「ペソ・クバーノ(人民ペソ)(CUP、MN)」です。ホテルやレストラン、博物館、お土産屋さんなど観光客向けの場所では「兌換ペソ」、現地の人が行くような食堂などでは「人民ペソ」が使われることが多いようです。
1CUC=$1というレートになっていて、1CUC=25CUPとして両替することも可能 (2018年現在の情報です)。

慣れてくると「人民ペソ(CUP)」の方もうまく使えるようになります。CUPをお土産にしてもいいかもしれませんね。
◉ 治安
キューバと聞くと「危険」なイメージを抱く方も多いでしょうが、実はキューバの治安はそんなに悪くはありません。のんびりとした国民性や、観光客に対する罪が重いというのもあって比較的落ち着いています。

◉ アクセス
一般的にはカナダ (トロント) 経由かメキシコ (カンクン) 経由で行く方が多いです。
◉ ベストシーズン
年間の平均気温は25℃。というわけで、気候的には年間を通して旅行できそうですが、どうせ行くなら乾季の11〜4月が良いでしょう。
(1〜2月の平均気温は22℃、6〜10月の平均気温は28℃)

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世界遺産の国立公園です。この地特有の動植物が数多く生息しています。是非ここに足を運んで、世界最小のハチドリやカラフルなカタツムリなどを見つけましょう。
[アクセス]
キューバ南東部 (バラコアから約35km)。サンティアゴ・デ・クーバからバラコアまで車で4時間、バラコアから車で1時間
※ サンティアゴ・デ・クーバ or バラコアからツアーが便利です

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海の美しさで有名なキューバには山の大自然も多く残されています。首都ハバナから約3時間。ヴィニャーレス渓谷は世界遺産に登録されている大迫力の自然です。ジュラ紀に形成されたカルスト地形で、いたるところに鍾乳洞があります。
ふもとでは葉巻の葉の栽培が行われており、今も伝統的な方法で葉巻が作られています。ネイチャーガイドによる自然観察ハイキングに参加するのも楽しいです。ココナッツジュースは最高に美味しいですよ!(ハバナから南西に約150kmの町ピナール・デル・リオ近郊)

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世界遺産「カマグエイ歴史地区」はコロニアル調の建物が多く立ち並ぶ、古いヨーロッパとラテンが混ざり合った独特の雰囲気を醸し出している街です。

(ハバナの南東550km)

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ヘミングウェイの小説「老人と海」の舞台となった「コヒマル地区」。レストランのラ・テラサには、ヘミングウェイがいつも座っていた海を一望できるコーナー席が残されています。
[アクセス]
ハバナ新市街からタクシーで15分

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キューバ中部の港町シエンフェゴスは、「百の火」という意味を持つ情熱の街です。別名「南の真珠」とも呼ばれており、美しい海と世界遺産の街並みが自慢の解放的な場所です。
街の建設にはフランス式近代的都市計画が取り入れられており、建築ファンでなくても18世紀後期のフランスの雰囲気を楽しむことができます。
(首都ハバナの南東230km、バスで5時間)

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世界遺産「トリニダ」は16世紀にサトウキビで栄えた古都です。旧市街には石畳の道に小さなコロニアル建築が建っており、街全体が博物館のようでただ歩くだけでも楽しめる街です。
ハバナの街並みとはまた違った田舎の雰囲気を味わいたい方にはオススメです (ラム酒にハチミツとレモンジュースのカンチャンチャラがトリニダ名物)。
ここでは車はあまり走っておらず、代わりに馬がよく通り過ぎます。足元は馬の糞だらけですが (笑)、高い建物がないので真っ赤に染まる夕焼けがとてもきれいです。
[アクセス]
ハバナまたはバラデロからバスで6時間

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キューバ最大の魅力は「Old Havana」と呼ばれる旧市街にあります。スペイン植民地時代の16世紀に造られた街には、石畳の道や年季の入った建物など、レトロな魅力がギュッと凝縮されています (要塞に囲まれており、世界遺産にも登録されています)。
ここではキューバの人たちの日常が垣間見れ、名物のクラッシックカーは市内以外にも遠距離の移動にも利用できます。スペイン風コロニアル建築を眺めながらカフェでひと休み…というのもいいですねー!
そんな旧市街でオススメなのが、お土産物屋やオープンカフェが軒を連ねる歩行者天国「オビスポ通り」。どこからかノリのいい音楽が聞こえてくるこの通りは、オールドハバナ屈指の活気溢れるスポットです。

◉ フエルサ要塞
ハバナ旧市街を囲む4つの要塞のひとつで最も古い要塞です。キューバの歴史や海について学べる博物館として人気のスポットです。
◉ ビエハ広場
少し落ち着いたキューバを楽しみたいなら「ビエハ広場」がいいでしょう。作りたてのビールが飲めるレストランやオシャレなカフェなどがあります。
◉ 「ラ・フロリディータ」
オビスポ通りの一角に、キューバに魅せられ22年もの間ハバナで暮らした小説家アーネスト・ヘミングウェイが足しげく通ったバー「ラ・フロリディータ」があります。ヘミングウェイのお気に入りだったカクテルはラムを使ったダイキリ。ただのダイキリではありません!酒豪だったヘミングウェイは強めの特注を好んで毎晩のように飲んでいました。

◉ モロ要塞
かつて「カリブ海最強の砦」とも呼ばれていたモロ要塞からのハバナ旧市街やハバナ湾の絶景は、見逃したくない観光スポットのひとつです (同じ地区にチェ・ゲバラの第2邸宅もあります)。
◉ 「ムセオ・デル・チョコラーテ」
ここはチョコレート博物館で、キューバ産チョコレートドリンクが美味しい人気のカフェでもあります。葉巻やペンギンの形をした可愛らしいチョコレートもあるのでお土産におひとついかが?

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旧市街とは対照的に、近代的な建物が多い新市街にも見どころが点在しています。その代表的な観光スポットが革命広場です。
内務省の壁に描かれたチェ・ゲバラの肖像画
隣接する情報通信局には、同じくキューバ革命で重要な役割を果たしたカミーロ・シエンフエゴスの肖像画が描かれています。
「カジュホン・デ・ハメル」という路地にはビビッドカラーで描かれたアートが路地いっぱいに描かれていて、まるで異世界に迷い込んだような空間です。

日曜日には、キューバの音楽を無料で楽しむことができるイベントも開催されています。

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バラコアは、キューバの最も東に位置する最古の街です。コロンブスが最初の航海でキューバに上陸したのはここ「バラコア」と言われており、コロンブスが建てたとされる十字架も残っています。
[アクセス]
ハバナから飛行機で2時間、サンティアーゴ・デ・クーパからバスで4時間

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パラデロ・ビーチは、大西洋に面したキューバ随一のリゾート地「バラデロ」にある白砂が30kmも続くビーチです。地元キューバ人も「ここが1番!」と言うほどに美しいリゾート地で、首都ハバナからは約3時間。
ちなみにコロンブスは、「人間の目が見た最も美しい島」とキューバを褒めちぎっています。透明度の高いエメラルドグリーンの海は、遠浅なので奥まで泳ぎに行けますよ!
ほかの都市同様、CASA (中級ホテル以上のクオリティを持つ民泊) の宿泊施設もあります。

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「フィンカ・ビヒア・ヘミングウェイ博物館」はヘミングウェイが20年間暮らした家で、ここからコヒマルの港に向かいカジキ釣りを楽しんでいました。9000冊以上の蔵書など当時の生活を垣間見ることができ、庭にはカクテルなどが飲めるカウンターもあります。
[アクセス]
ハバナ旧市街から車で30分

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プラヤパライソ・ビーチは上写真のような本当に美しいビーチでカヨ・ラルゴ (CAYO LARGO) 島にあります (ハバナから南に100km)。
その代わり、島内にはほとんど何もありません。ホテルは数件しかなく、やることと言えばゆっくりとビーチで過ごし周辺の自然を見に行くクルーズツアーに参加するくらい。
なので滞在はハバナからの日帰りか1泊2日で十分だとは思いますが、「是非行っていただきたい絶景スポット」であることに間違いはありません。

プラヤパライソ・ビーチは、「世界の美しいビーチ」ランキングなどで必ず上位にランクインしてくる天国のようなビーチ!人生で一度くらいは「秘境の天国」でのんびりと過ごしてみたいものですね。
(野生のイグアナやウミガメとも触れ合えますよ)

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「マレコン通り」はハバナの新市街と旧市街をつなぐ12kmの海岸通りです。ノスタルジックな街並みと海に挟まれたこの通りは、潮の香りを感じながら散歩するのにピッタリ!
釣りするキューバ人を見ながら、ピンク色に染まる夕方を眺めてみてはいかが?

いかがでしたか?
キューバと言えば中南米諸国の独立に大きく貢献した英雄「チェ・ゲバラ」。いたるところにゲバラの顔が落書きされています。それから音楽とサルサも欠かせません。
アメリカと半世紀ぶりに国交正常化したのを機に、キューバらしさは次第に失われていくかもしれません。どうせ行くなら早い方がいいかもしれませんね。

アメ車に乗って、CASA (ホームステイ・スタイルの宿泊所) に泊まって、1杯数円のエスプレッソを飲んで、1枚数十円のピザを食べて (もちろん郷土料理も食べて)、さらにはモヒート & ダイキリを飲んで、ゆっくりと楽しんでください!
キューバはロブスターを安くで食べられる国でもあります。機会があれば乗馬にも挑戦してみてくださいね!