FIFAワールドカップ (2022年) の開催地として大注目のカタールにはイスラム文化が色濃く残っており、「モスク」「博物館」「砂漠ツアー」「クルーズ」など観光面も魅力的!
私の場合は、パキスタン~イラン間を空路越えする際にちょっとだけ寄ってきました。せっかくなので、その際に調べた情報をここにまとめておきますね。カタール旅行の参考になれば幸いです。
《続きを読む》中東のペルシャ湾 (アラビア湾) に突き出た半島にあるカタールは砂漠気候で、夏場は平均気温が40℃を超える灼熱の国なのですが、サッカーのワールドカップ開催に向けて街のあちらこちらで開発が進み、すごく盛り上がっています。
🔵 公用語:アラビア語
🔴 首都:ドーハ
🔵 人口:約220万人
国土の大半は砂漠で、年間を通して雨はほとんど降りません。そんなカタール (ドーハ) 観光のベストシーズンは、気温が下がり比較的過ごしやすい11~3月 (それでも湿気は高い)。特に6~9月は酷暑で、最高気温が45℃を超えることも珍しくありません。また3~8月頃は、シャマールという砂嵐が吹くこともあるので要注意。
🔴 独立:1971年 (イギリスから。英語が通じる。)
🔵 通貨:カタール・リヤル (1 QR = 30円くらい)
🔴 治安:(裕福な国のため) 良好
2017年、「カタールはテロ組織 (イスラム過激派組織) を支援している」として、サウジアラビア・UAE (アラブ首長国連邦)・バーレーン・エジプト・イエメン・モルディブの6カ国と国交を断絶することになりました。国内の治安には何ら問題ありませんが、一応知識として抑えておきましょう。
🔵 フライト:成田〜ドーハの直通で12時間くらい
🔴 物価:やや高め
注意すべき点は「服装」です。宗教上の理由から、女性は「肌 & 体型」がはっきりわかるような格好は避けた方がいいでしょう。イスラムの戒律が旅行者に強制されることはありませんが、ショッピングモールなどでは服装を注意されるケースもあります。なるべく派手な格好は避けましょう。
《続きを読む》アラビア半島の小さな国カタールの首都「ドーハ」は「世界一退屈な都市」などと揶揄されていますが、そんなことはありません。近年、急速に経済発展を遂げており、それなりに見どころはあります。ドバイやアブダビ (共にUAEを構成する首長国の一つ) に追いつけ追い越せとかなり頑張っています。
超高層ビルが立ち並ぶ近未来的風景や、真珠をモチーフにした巨大リゾート島「ザ・パール・カタール」などが特に有名です。街の一角にはラクダが売買されている市場があり、中近東ならではの雰囲気を感じることもできます。リゾート気分も、エキゾチックなアラブの雰囲気も楽しみたい人におすすめの都市と言えるでしょう。
《続きを読む》美しい海岸線にある公園で、非常によく整備されています。カタールは砂漠の国なので緑を維持するためには大量の水が必要。「緑=富の象徴」と捉えられているようで、国力を示す公園とも言えるでしょう。公園の向こうには、ドーハ発展の象徴「ニュードーハ」のビル街が見えます。熱い日中は避け、早朝や夜の散歩がおすすめです。
《続きを読む》真珠をモチーフにしている「ザ・パール・カタール」は、まるでドバイのような商業 & 高級居住区の人工リゾート施設島です。もちろん観光もできます。10以上のエリアがあって、地区ごとにテイストの異なる高級マンションが建ち並んでいます。
海岸沿いにはおしゃれなお店や飲食店があってレンタカーで回ると便利なのですが、居住者用とビジター用の駐車場は分かれていますので気をつけましょう。
《続きを読む》グランド・モスク (State Grand Mosque) は2009年に建築された歴史の浅いモスクで、カタールで一番人気の王宮に隣接するモスクです。原則、イスラム教徒しか入ることはできませんが、予約をすれば異教徒であっても中を見学することができます (入場無料)。天井の高い内部は繊細な装飾に囲まれており、心地良いコーランの響きを聞くことができる癒やしの空間となっています。
小高い丘の上にあるので、ドーハの街並みを眺めることもできます。内部は「女性は2階のみ」「男性は1階のみ」見学できるようになっています (入口が男女で分かれている)。女性はモスクの入り口でアバヤをレンタルできます。
《続きを読む》名前の通りイスラム文化の美術作品を見て回ることができる施設で、2008年にオープンしました。気品漂う真っ白の外観 & 繊細なデザインが印象的です。中には 7〜19世紀のイスラム芸術作品が数多く展示されています (入場無料)。
展示は国別に分かれており、所要時間の目安は2~3時間といったところでしょう。ただしラマダンの時期は開館時間が20時〜となったりしますので気をつけましょう。カフェにはケーキセットなどがあって「美味しい」と評判ですよ。夜のライトアップも魅力で、外に見える船や庭園も含めて「とにかくきれいだ」と観光客が絶えまなく訪れます。
「シェイク・ファイサル・ビン・カッシム・ アル・タニ博物館」
《続きを読む》これは市街地から車で40分くらいのところにある非営利の民間ミュージアムです。 石像・織物・民族衣装だけでなく自動車や船など様々な種類の品が展示されており、「カタールで一番見応えのあるミュージアム」とも言われています。周辺にはラクダレース場がありますので、併せて行ってみてください。
《続きを読む》カタラ文化村 (Katara Cultural Village) は「24時間営業」の文化複合施設です (劇場・映画館・レストラン・カフェ・ショップ・ビーチ・イベント会場などがあります)。各建物で連日様々なイベントが開かれています。広い場内は、カートに乗って移動することもできます。できれば時間のあるときにゆっくり回るのがおすすめです。観光客が比較的少ない穴場スポットとも言えるでしょう (ホームページでイベント情報などの詳細が確認できます)。
《続きを読む》エキゾチックな市場「スークワキーフ」(Souq Waqif)。昔ながらの市場を再現した、地元カタールの人たちにも人気の買い物スポットです。イランやスペイン産のサフランや、中東の毛織り物「パシュミナ」、真珠などお土産になりそうな物がたくさんあります。なんでも揃う人気の観光地なので、ついつい長居してしまいそうですね。
《続きを読む》「スーク・ワキーフ」に近い場所にあり、カルチャー施設の一部はモスクになっています。モスクの部分は巻貝の形をしていて、「グランド・モスク」ができる前まではドーハで一番大きなモスクだったようです。アラビア語が習えたりイスラム教のレクチャーをしてもらえたりと何かとお得な施設です (アラビア語のクラスは週2回)。
《続きを読む》人気の少ない「アル・ワクラ・ビーチ」ですが、家族で利用できる「ファミリービーチ」としては最適!シャワーやバーベキュー設備も設置されています。浅瀬の海岸になっていて人混みもないため、子ども連れの方におすすめです。運が良ければフラミンゴも見られるそうです。
《続きを読む》「ゴールド・スーク」はゴールドのアクセサリーなど貴金属の市場がメインですが、建物には異国情緒があり、屋内にはレストランや食料品店などもあります。ドバイのゴールド・スークよりも小さめの規模ですが、ゴージャス感は遜色なく、少し立ち寄ってみるには楽しめる場所です (所要時間1~2時間が目安)。
《続きを読む》ここはカタールの首都ドーハから北に100kmほど離れた場所にあるカタール唯一の世界遺産です (ドーハからの半日ツアーあり)。道中は、アラブならではの砂漠や高級住宅などを見ることができます。道路は片道6車線以上ある場所もあると言われており、ちょっと珍しいので (暇があれば) 足を伸ばしてみてもいいのでは?
カタールでは世界各国の料理を味わうことができるので、食事の面で困ることはないでしょう。もちろん、マチブースやハリースといったカタールの伝統料理やその他の中東料理を楽しむこともできます。お酒に関しては、政府から許可されたホテルのバーやレストラン以外の場所での飲酒は禁止されているので注意が必要です。