今、世界中から注目を集めている「中東」の雄・アラブ首長国連邦(UAE)。アラビア半島にあるこの小国には「世界一」のものがたくさんあり、観光客に驚きと感動を与えています。
「世界一の高さを誇る建物」「巨大ショッピングモール」といった近代的街並みから、「美しい砂漠」「アラビア海」といった大自然まで、たくさんの魅力がUAE内のドバイやアブダビといった各都市に点在しています。
《続きを読む》アラブ首長国連邦 (略称 UAE : United Arab Emirates) は、アラビア半島のアラビア湾 (ペルシア湾) に面した地域に位置する7つの首長国からなる西アジア (中東) の連邦国家です。1970年代に、「アブダビ」「ドバイ」「シャールジャ」「アジュマーン」「ウンム・アル = カイワイン」「フジャイラ」「ラアス・アル = ハイマ」の7つの首長国による連邦体制が確立されました。
カタールとは国境を接していませんが、カタールとの間のサウジアラビアの一部地域の領有権をめぐる論争があります。
◉ 首都 :アブダビ
◉ 最大都市 :ドバイ
◉ 公用語 :アラビア語
ただし、「イギリスの植民地だったこと」「外国人労働者が大半を占めていること」などから共通語として英語がよく使用されており、ペルシャ語・ヒンディー語・ウルドゥー語・マラヤーラム語・タガログ語なども広く使われています。
◉ 人口 : 約920万人
◉ 通貨 : UAEディルハム (1 UAEディルハム = 30円くらい)
◉ 独立 : 1971年 (イギリスから)
◉ 宗教 : イスラム教
ただし、他の湾岸諸国と違って戒律規制はそれほど厳しくなく、外国人労働者によって「ヒンドゥー教」「キリスト教」「仏教」なども信仰されています。
住民は、在来のアラブ人からなるUAE国民 (英語でEmiratis : エミラティ)は全体の13%に過ぎず、その多くは外国籍。他のアラブ諸国から来た人、イラン人、インド人、パキスタン人、バングラディシュ人、スリランカ人、フィリピン人、欧米人、東アジア人など様々です。
これら外国籍の多くは「石油」で豊かなUAEに出稼ぎとしてやって来ました。しかしながら単身が条件で、家族を連れての居住は認められていません。長期在住者でも国籍取得は大変難しく (30年以上の継続した滞在を要する)、失業者は強制送還されるなど、外国人へは厳格な管理体制がなされています。
こうした外国人への厳しい管理体制とは裏腹に、UAE国民には手厚い支援体制がとられています。教育は無料で所得税がなく、(民間に比べて高給な) 公務員への登用が優先的になされています。国民同士が結婚すると祝い金が交付され、低所得者などには住宅・給付金などの保障が手厚くなされています。
そんな中、過保護に待遇され続けてきたUAE国民の中には「厳しい仕事を嫌い」「高福祉に甘えている」無職者も多いのが社会問題の一つと言えるでしょう。
🔵 ベストシーズン
年間を通じて晴天が多く雨が少ないUAEですが、観光のベストシーズンは11〜3月 (冬季) と言えるでしょう。逆に夏季 (6〜9月) は酷暑で、外に出ることはほぼ不可能と思っておいてください。
《続きを読む》UAEは比較的治安が良いのですが、それでもいくつか注意しなければならないポイントがあります。
① 場所によっては注意が必要
ドバイ・モールやビル群の辺りは夜の出歩きをしても問題ありません。ただし、人通りの少ない通りや薄暗いところには近づかないようにしましょう。アブダビには他国からの移民や出稼ぎの人がいます。治安が悪いわけではないですが、ドバイに比べると少し注意が必要です。
② アルコールには注意
イスラム教徒にとって飲酒 (アルコール) はタブー。観光都市ドバイのホテルなどでは飲酒可能となっていますが、基本的に、外での飲酒は違法です。特にビーチや公共の場では完全に禁止されていることが多く注意が必要です。
③ 服装に注意
UAEでは、男性はカンドゥーラという白い衣装、女性はアバヤという民族衣装を身にまとっています。これは「肌の露出を控える」というイスラム教に基づくものです。観光客に厳格な規制はありませんが、可能な限り「肌の露出を控えた」服装を心がけましょう。相手国へのリスペクトを忘れずに。
④ 写真撮影に注意
イスラム教徒の方は、他者の写真に写り込むのが嫌いです。どうしても写真を撮りたければ、(写り込む人たちに) 一声かけてからにしましょう。
⑤ ラマダン (断食) 期間をチェックしよう
楽しいはずの旅行が、 (ラマダンのため) 日中の公共の場での食事が禁止されてしまってはたまったものではありません。この期間は本当に、日没時間まで多くのレストランやお店が閉まっているので注意が必要です (人前でガムを噛んだり水を飲むことも禁じられています)。
⑥ メトロ内の禁止事項について
UAEのメトロでは、「居眠り」「飲食」「お酒の持ち込み」「足を座席に乗っける」などが禁止事項となっています。警備員が目を光らせていますので十分注意しましょう。
⑦ カップルのイチャイチャはほどほどに
イスラム圏の国なので、外での抱擁 & キスは厳禁です。イチャつくなら、室内だけにしておきましょう。
《続きを読む》イブン・バットゥータは、「世界一美しい」スタバ (スターバックス) があるショッピングモールです。このモールはエリア毎にデザインが異なり「エジプト」「インド」「チュニジア」「中国」「アンダルシア」と分かれています。例えば中国エリアには圧倒するほどの大きな船がありますので、買い物だけでなく装飾・デザインを見て楽しむことができるおすすめの場所です。
《続きを読む》UAEの人工諸島プロジェクトの1つとして建設されている人工島群「The world」を上空から見ると、世界地図のようになっています。島への交通手段としては「ヘリコプター」「水上オートバイ」「ボート」などがありますが、正直、観光で近づくのは容易ではありません。ブルジュ・ハリファの上から眺めるのがオススメです。
《続きを読む》UAEにはイスラム教の美しいモスクがいくつかありますが、ドバイで最も美しいと言われているのはジュメイラ・モスク (1978年建立) です。シンプルな色でありながら細かい彫刻がとても美しく、いつまでもじっくり見続けていたい建物となっています。時間帯によって見え方が異なり、それぞれに美しさがあります
《続きを読む》アラビア人の世界で「スーク」とは「市場」のこと。ドバイの代表的なスークとしては「ゴールドスーク」「スパイススーク」「布地スーク」があります。ドバイには、高層ビル群 (近代都市) のみならず、下町情緒の魅力もあるのです。
《続きを読む》「ドバイ・ファウンテン」とは、ドバイにある超巨大な噴水のこと。ここでは毎日噴水ショーが開催されており、レストランで食事をしながら見るのがおすすめです。人気のレストランは事前に予約して行くようにしましょう。音楽に連動する光と噴水の動きがとってもきれいですよ。
《続きを読む》店舗数1,000を超える店が並んでいる「ドバイ・モール」は世界最大の敷地面積を誇っています。なので、モールに入ったらまずはフロアマップを手に入れましょう。ここではUAEらしいお土産を買うこともできますし、「スケート」「キッザニア」「ゲームセンター」「水族館」「映画館」などショッピング以外でも楽しむことができます。
《続きを読む》ヤシの木 (パームツリー) を模して造られた世界最大の人工島「パーム・アイランド」にはハリウッドスターや大物スポーツ選手たちが所有する別荘などがあり一大リゾートとなっています。ここには「ジュメイラ・モノレール」で行くことができ、アクア・アドベンチャー・ウォーターパークという大型のプールがあります。
《続きを読む》ドバイの人工島「パーム・ジュメイラ」にあるアトランティス・ザ・パーム・ホテルは伝説のアトランティスをモデルにして建てられた高級ホテルです。UAEにはユニークな建物がたくさん建っていますが、このホテルもその中の一つ。最上級のスイート・ルームにはイギリス王族が宿泊するほどです。
「カジノ」「水族館」「アドベンチャー・ウォーター・パーク」などがあり、モノレールに乗って人工島の周りを見て回るだけでもリッチな気分になれます。ちなみに、ウォーター・パークの多くのアトラクションの中でも特にスリル満点なのが「サメのいるプールを通るスライダー」です。ほぼ垂直に落下するスピードも最高です!
★ ブルジュ・アル・アラブ・ジュメイラ (ドバイ)
《続きを読む》ブルジュ・アル・アラブ・ジュメイラは7つ星とも言われる超高級ホテルで、船の帆をイメージして設計されています。砂浜から280m離れた人工島に建てられていて、橋で本土と繋がっています。「(料金が高くて) 泊まれないけれど中を見てみたい」という方は、建物内にあるカフェやレストランを利用してみるといいでしょう。特に地下にあるレストランでは優雅に泳ぐ魚たちを見ながらゴージャスな気分で食事を楽しむことができます。
《続きを読む》「ブルジュ・ハリファ」はUAEを代表する世界一高い高層ビルです (全高828m)。近代的な街並みの中でも一際目立っています。映画『ミッション・インポッシブル 〜 ゴースト・プロトコル 』でトム・クルーズがこのビルの壁面を駆け下りたことでも話題になりました。屋外展望台のAt the Topからは、ドバイ全体を一望することができます。
《続きを読む》UAEにある奇跡の庭「ミラクル・ガーデン」は、カラフルな花で多くの人を魅了しています。花々が乾燥や暑さでなかなか自生しない中、強い品種を選び保水の工夫をすることでこの美しさを保っています。敷地は東京ドーム15個分と広大です。ただし5月中旬〜10月中旬は閉園しているのでご注意ください。
《続きを読む》UAEは今でこそ「ドバイ」「アブダビ」といった高層ビルが建ち並ぶ近代的街並みが有名ですが、そもそも砂漠地帯です。そんなUAEならではの旅の楽しみの一つとして砂漠に行くことをおすすめします。砂漠の中を車で駆け抜けたり、ラクダに乗ったり、バーベキューを食べたりと様々なツアーがあるので、ぜひ参加してみてください。夕日は本当に美しく、感動しますよ。
★ シェイク・ザイード・グランド・モスク (アブダビ)
《続きを読む》「シェイク・ザイード・グランド・モスク」 (Sheikh Zayed Grand Mosque) は首都アブダビにある「UAEで一番大きなモスク」です。「大きさ」「美しさ」「建設に携わった人数」…どれをとっても世界レベルを誇っています。伝統的なイスラム様式と近代的な建築技術を用いて造られており (1996年着工、2007年完成)、世界最大のペルシア絨毯が敷かれていることでも有名です。
《続きを読む》アブダビは、UAEの中でドバイに次ぐ人気の観光地です。「高層ビル」「美しいモスク」「砂漠」…さらには「ビーチ」も最高です!市内観光に疲れたら、アブダビのビーチで癒されましょう。「白い砂浜」と「透明度の高い海」を近代的な街並みの絶景と共に楽しめるなんて、とても贅沢ですね。
《続きを読む》アブダビにはドバイに負けないくらいユニークな建物がたくさんあります。そのうちの一つ「キャピタル・ゲート・ビル」は、世界一傾きの大きい建造物としてギネスに登録されています。他にも、丸い外観が目を引く「アルダーHQビル」などがあります。
《続きを読む》アブダビで人気の「フェラーリ・ワールド」は、車好きには堪らないテーマパークです。ここでしか買えないものがありますし、車好きな人もそうでない人も楽しめる (ジェットコースターなどの) アトラクションがたくさんあります。もちろん最新型フェラーリの展示もあり、見るだけでも十分に楽しめるテーマパークです。
《続きを読む》UAEはとても暑い日が多いので、プールで思いっきり遊ぶのはいかがでしょうか。アブダビのヤス島にある「ヤス・ウォーター・ワールド」にはたくさんの乗り物、スライダーなどのアトラクションが揃っており、一日中楽しむことができます。お子様連れにもおすすめのスポットです。
① アラビアン・ドリームに挑戦!
UAEには超高確率で当たる宝くじがいくつか存在しています。賞品はくじによって異なり、「100万ドルが当たる宝くじ」「高級車が当たる宝くじ」「高級バイクが当たる宝くじ」など様々。中には1000人に1人の確率で当たる高確率なものも!
② マクドナルドに行ってみよう!
豚肉を食すことが基本的に禁止されているイスラム圏の国UAE。そのため、マクドナルドではチキン & 野菜ベースのヘルシーなバーガーが提供されています。味は普通に美味しいですよ!
③ 自販機で「金」を買おう!
ドバイのショッピングモールの中には「金」を売る自動販売機があります。モールで金を買ってもあまりリッチな感じがしないかもしれませんが、これこそがリッチの証しなのかもしれませんね。