世界には数多くの人気観光地が存在しますが、中でも特に絶大な支持を得ているのがチェコ共和国の首都プラハ!(千年の歴史を持つプラハ歴史地区は1992年に世界遺産に登録されています)。
「世界の美しい街」ランキングには必ずといっていいほど登場してきますし、世界中を見て回った旅人の中には「プラハが一番きれいだった」と断言する人さえいます。
その魅力は、きれいな街並みだけでなくあらゆる文化が発達しているから…なのかもしれません。というわけで、この街を訪れるチャンスをゲットした方はぜひ、その細部まで味わい尽くしてくださいね!
《続きを読む》
プラハの歴史は、6世紀後半に作られたスラブ民族による集落が初めてだとされています。その後、9世紀後半にはプラハ城が、10世紀にはビシェフラト城が築城され、プラハは二つの城に挟まれるような形で発達していったのです。ただし、何度も戦禍に巻き込まれ、街は荒廃していきます。
その後、1346年に神聖ローマ帝国の皇帝カレル4世が首都をプラハに移したことで、プラハはローマに並ぶほどの都市になっていったのです (16世紀後半にはヨーロッパの文化都市として繁栄)。
こうして、政治的にも文化的にも栄えたプラハですが、30年戦争 (1618〜1648年) により王宮がウィーンへ移されたことでプラハの人口は激減。さらにチェコは苛烈な弾圧に遭い、その文化や歴史を否定される暗黒の時代に入っていったのです。
18世紀になるとチェコスロバキア共和国が成立。しかしながら、第二次世界対戦時にはドイツ軍にかき乱され、その後プラハの春 (1968年) 、ビロード革命 (1989年) と2回の革命運動を経て、ようやく民主化へ道を歩み始めていくこととなるのです。
その後、1993年にはチェコとスロバキアが分離してチェコ共和国が誕生。プラハはチェコの首都となりました。
《続きを読む》
プラハ観光の見どころは、何といってもその街の美しさにあります (「プラハ歴史地区」として世界遺産に登録)。プラハには、長い歴史を感じさせる美しい建築物が多く、おとぎの国にタイムスリップしたかのように感じさせてくれます。
その中でもオススメの定番観光スポットといえば、世界で最も古くて大きい城と言われる「プラハ城」です。敷地内には多くの見どころがあり、ボヘミア王の墓を擁している聖ヴィート大聖堂をはじめ、天文時計であるオルロイや映画『レ・ミゼラブル』で使われた広場などがあります。
また、旧市街の広場にはシンボル的存在の旧市庁舎 (約70m) があり、遠くからでもすぐにわかります。ここから徒歩10分もしないところに有名なカレル橋 (1402年完成) があります。
《続きを読む》
《ストラホフ修道院》
「他の人があまり行かないような場所に行きたい」…という方にオススメなのはストラホフ修道院。ここは「世界一美しい図書館」として有名で、中でも有名な「哲学の間」は映画『007』や『アマデウス』などのロケ地となっています。
《シナゴーグ》
プラハには昔から多くのユダヤ人が暮らしており、「シナゴーグ」というユダヤ教徒のための会堂があります。中でもスペインシナゴーグは人気の観光地として注目されています。繊細な装飾が特徴的で、スペインにあるアルハンブラ宮殿の雰囲気に似ています。
《共産主義博物館》
歴史に興味のある方は「共産主義博物館」に行ってみるのもいいでしょう。共産主義国家としてチェコスロバキアがどんな国だったのか、民主化革命はどのようなものだったのかなどを知ることができます。
《続きを読む》
《芸術の街》
プラハ (ミュシャの故郷) には美術館・博物館が数多く点在しています。さらに、古代美術ならシュテルンベルク宮殿、中世美術なら聖アネシュカ修道院といった具合に、美術館・博物館以外でも芸術に触れる機会がたくさんあります。
また、チェコ語を使うことが許されていなかった時代に人形劇だけはチェコ語を使うことが許されていたため、チェコでは人形劇が発展しました。国立マリオネット劇場では連日、マリオネットの劇を観ることができます (チェコ語ではありますが、興味のある方は足を運んでみるといいでしょう)。
《音楽の街》
プラハは音楽の街としても有名です。多くのホールや劇場があり、気軽に本格的な音楽を楽しむことができます。音楽好きな方は、国民劇場や国立オペラ劇場などで音楽を聴いてみるのもいいでしょう (リーズナブルなので、旅行を機にクラシック音楽に触れてみるのもおすすめです)。
「モルダウ」で知られるスメタナや「新世界」のドボルザークなど、プラハで活躍した偉大な作曲家たちの足取りを辿ってみるのもいいですね。毎年春になると、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団主催のクラシック国際音楽祭が開かれるなど、クラシックの分野において世界有数の都市であることは間違いありません。
そして路上ライブも、モルダウ川に架かるカレル橋の上など、そこら中で演奏されています。
《続きを読む》 中世ヨーロッパの雰囲気が現在も残っているプラハに来れば、あなたはきっとおとぎの国の世界にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ることでしょう。街の大きさに対して見どころが多く、ただ歩いているだけでも飽きることがありません。
プラハは、ハンガリーの首都ブダペストと並んで夜景が美しいことでも有名です。カレル橋からは、ライトアップされたプラハ城や王宮の夜景を目にすることができます。
旧市庁舎周辺の広場も美しい夜景スポットです。夜のプラハは見どころがたっぷりなので、ぜひ昼間とは違った雰囲気を味わってみてください。
《続きを読む》
20世紀を代表する作家フランツ・カフカはプラハの出身です。散策していると、街のあらゆるところで彼の顔写真が目に入ります。プラハ市民は今でも彼を敬愛し街の象徴としています。
村上春樹さんも、カフカのファンであることを公言されています。
《続きを読む》
プラハは、年間を通してイベントが盛りだくさん!春にはイースターマーケットで伝統的な雰囲気を楽しむことができ、夏にはあらゆるジャンルの音楽祭が目白押し。
中でも有名なのは「冬のクリスマスマーケット」でしょう!ドイツやオーストリアなどの各都市と並び、大変な盛り上がりをみせてくれています (11月末〜1月1日)。
旧市街広場で行われるものが特に盛大で、旧市庁舎や聖母マリア教会、聖ミクラーシュ教会など、12世紀の建造物に囲まれながらクリスマスマーケットを楽しむことができます。
チェコは、一人当たりのビール年間消費量が世界一!いたるところで格安 & 多種多彩なビールを楽しむことができます。
また、チェコ南部ではワインも作られていますので、プラハでは様々な美味しいワインを楽しむこともできます。
アブサンと呼ばれる薬草系の独特なリキュールも有名!クセが強い味ではありますが、興味のある方はぜひ一度試してみてくださいね。