小さな国でありながら見どころいっぱいのクロアチアは「アドリア海の宝石」と称されるほどに美しい東欧の国です。K-1 (格闘技) で有名になったミルコ・クロコップの出身地としても知られています。
ルネッサンス様式の建築物が建ち並び、自然がとっても美しく、食べ物が実に美味い!
つまり、クロアチアは「定番とはちょっと違ったヨーロッパの都市を探している」「グルメ & ワインが好き」「アニメ映画『魔女の宅急便』の世界観が好き」という方にオススメなんです。
アドリア海沿岸の素晴らしい景色を眺めながらのんびりと過ごすのは乙なものですよ!以下に、旅行に際して必要な「クロアチアの情報」をまとめてみました。是非参考になさってくださいね。

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◉ 首都 : ザグレブ
◉ 言語 : クロアチア語
◉ 人口 : 約450万人
◉ 国土面積 : 北海道の8割ほど
◉ 独立 : 旧ユーゴスラビアより1991年に独立
◉ 宗教 : 大部分がローマ・カトリック
◉ EU加盟国 (2013年〜)
◉ 通貨 : クーナ (kn)
※ 観光地のお店によってはユーロを受け取ってくれる場合もありますが、やはりクーナへの両替は必要です

首都ザグレブは北部 & 内陸に位置しているため、1日の気温変化が激しい大陸性気候です。一方、南部のドゥブロヴニクは地中海の一部アドリア海に面しているので温暖な地中海性気候で快適です。
いずれも夏の最高気温は37℃くらいまで上がることがありますが (1週間程度)、乾燥しているため屋内や日陰にいるとそれほど苦ではありません。
というわけで、クロアチア旅行のベストシーズンは5〜10月。特に、過ごしやすい気候として6月と9月がオススメです (7〜8月はトップピークシーズンなので観光客が多くホテル料金が高騰します)。
日本からクロアチアへの片道フライトは、1回乗り継ぎで最短約15時間。せっかくなので最低1週間、できれば2週間以上滞在できるといいですね!

◉ 治安 : 基本的には良好
◉ 親日国
※ 一方で、中国人にはあまり良い感情を持っていない人もいるため、中国人と勘違いされないようにした方が無難です
(ホテル・レストランなどの) 物価は、首都ザグレブは日本より安め、ドゥブロヴニクなどのアドリア海沿いの人気リゾート地は日本と同じくらいです。
一方で、B級グルメや国内交通費、カフェ、スーパーの食材などの物価は日本の半分くらいの感覚です。

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近年は観光地化が激しく進んでしまったために少し残念な感じになってはいますが、それでもやはりクロアチア観光でドゥブロヴニクは絶対に外せません。
旧市街 (世界遺産) の街並みはあまりにも美しく、スルジ山に登るロープウェイから見下ろしてみたり旧市街を散策してみると、「あー、来てよかったなぁ」と心底思うこと間違いなしです。
(スプリット 〜 ドゥブロヴニク間の移動は路線バスで4〜5時間)

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ローマ帝国時代の遺跡に人々の日常が活気づくクロアチア第二の街スプリットもアドリア海沿いにあります。フヴァール島やブラチ島などへの交通の拠点にもなっています。ちなみにディオクレティアヌス宮殿がある歴史的建造物群は世界遺産です。
ザグレブ 〜 スプリット間の移動は飛行機 (40分) か特急列車 (5時間半) がおすすめです。

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トロギールは町全体が世界遺産に登録されているこじんまりとした可愛らしい町です。スプリット空港から近いので、スプリット空港を利用するなら是非立ち寄ってみましょう (スプリットからバスで50分)。

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エメラルドグリーンの神秘的な湖 & 滝が連なる圧巻のプリトヴィツェ湖群国立公園はユネスコの世界自然遺産に登録されています。四季折々の風景が息を呑む美しさで、一年中訪れる人々を魅了しています (ザグレブから長距離バスで約2時間半)。

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クロアチアの海岸でずっとバケーション気分を満喫するのも魅力的なのですが、首都ザグレブの地元産クラフト・ビールやカラフルなファーマーズ・マーケット、精巧なバロック建築を楽しみに、2、3日ほど訪ねてみてはいかがでしょうか。
落ち着いたヨーロッパの街並みを誇る首都ザグレブは、アドリア海沿いのリゾート地と比べると物価は格安です。治安も良く、ショッピングや何気ないぶらぶら散策が楽しい街です。冬に訪れると上写真のようなロマンチックな雰囲気を満喫することもできますよ。
教会、大聖堂などの見どころも多々ありますが、一番のおすすめは2011年に「ヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤー」の特別賞に輝いた「失恋博物館」。ユニークですね!ザグレブにお越しの際は立ち寄ってみてください。

🔵 コナブレ地方

《続きを読む》 ドゥブロヴニクから車で約40分ほどの山麓に広がるコナブレ地方では、乳牛や豚の飼育、オリーブやリンゴ、プラムなどの栽培が広く行われています。糖度の高いブドウがよく育ち、古代からワイン作りが盛んな地域でもあります。
いくつものワイナリーがあり、そのほとんどが小規模の家族経営です。地域を挙げてアグリツーリズムに力を入れています。是非、ワイナリーを巡るツアーに参加してみてください。
🔵 ストン

《続きを読む》 ドゥブロヴニクからバスで約75分の所にあるストンは昔から牡蠣の養殖と塩で有名な町です。ストンの塩はドブロヴニク共和国にとって大変貴重な存在でした。そこで敵からストンの町と塩を守るために、14世紀から16世紀にかけて長大な城壁が築かれ、それが今も残っています。

🔵 ズラトゥニ・ラト・ビーチ (ブラチ島)

《続きを読む》 クロアチアの海岸線のほとんどは岩場ですが、ブラチ島のズラトニ・ラット・ビーチは「世界一美しいビーチ」の一つとも言われています。透明度の高い海と真っ白な砂浜が広がっており、とってもロマンチックです。

🔵 シベニク

《続きを読む》 ここでは、アドリア海沿いの美しい街並みと世界遺産に登録されている聖ヤコブ大聖堂が人気です。
🔵 ザダル

《続きを読む》 アドリア海沿いの教会や遺跡、宝物殿や海辺の街歩きが楽しめるだけでなく、波が奏でる不思議な音色のシーオルガンや夕日が印象的な街です。

いきなりですが、クロアチアとセットで行くべき周辺国の観光スポットは以下の通りです。
- リュブリャナ、ポストイナ鍾乳洞、ブレッド湖(スロヴェニア)
- モスタル(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)
- コトル、ブドヴァ(モンテネグロ)
是非、日本では経験できない陸路での国境越え体験と、多様性に溢れる文化 & 自然を思いっきり体感しましょう!
隣国といってもクロアチアの主要都市からバスで片道2〜3時間、日帰りで行ける気軽さです。ただし、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとモンテネグロは交通事情が悪いため、ツアーを利用した方が良いでしょう。

いかがでしたでしょうか?
クロアチアは食べ物も美味しい国です。イカのグリルやエビのリゾット、新鮮なロブスターのパスタなど、沿岸の名物料理を是非堪能してみてください。
他にも、美しいサンセット (夕日) や青い洞窟など、息を飲むほどに美しい幻想的な風景も、クロアチア旅行のハイライトの一つです。
観光客のほとんどは、クロアチア南岸のダルメシア地方で過ごしますが、北部のイストリア地方にも海岸沿いに美しい港町がたくさんあります。遺跡や自然を眺めながら、美味しいワインにシーフード料理を思う存分堪能してくださいね!