海外旅行保険の年齢条件は、加入時…ではなく出発時の年齢が基準となります。その上で、70歳以上の場合は (69歳以下と比べて) 保険料が随分と高くなる傾向があります。
さらに、「持病持ちの方は加入できない」とする冷酷な保険会社もありますし、たとえ加入できても「既往症は補償の対象とはならない」とする保険会社も。
そもそも、(店頭ではなく) インターネットでは
確かに、保険会社の立場からすると、シニア層 (65歳以上) に支払う「治療・救援費用」が多額に及ぶにで制限を設けないとやっていけないのでしょう。
若者と比較すれば、「転倒による骨折」「脳疾患」「心疾患」「肺炎」のリスクが高いのですから。
☆ 高齢シニア (70歳以上) でも加入できるネットの海外旅行保険は?
近頃は、インターネットですぐに加入できる海外旅行保険が「便利」で「安く」「手続きが簡単」なので人気です。しかしながら、その多くは年齢制限を設けています。70歳以上の場合、ネット加入を受け付けていないところも多く・・・
一方で、
◉ 損保ジャパン日本興亜 (off!)
◉ ジェイアイ損害火災保険 (t@bihoたびほ)
◉ au損保
などは70歳以上であってもネット申し込みが可能。ありがとうございます 😀
☆ 持病の方でも入れるネットの海外旅行保険は?
年齢とは別に、持病 (既往歴) があったり通院などで治療中の方は海外旅行保険に加入できないか、もしくは加入できたとしても持病については補償対象外となってしまうのが一般的です。
ただし、持病の方でも加入できる (補償もしてくれる) 保険もあります (詳しくは記事の後半で)。
※ 保険の契約には、年齢制限のほか「疾病・持病の有無」「旅行日数」など、注意しなければならない点がいくつかあります。詳細は各保険会社へお問い合わせください
☆ 70歳以上で持病持ちの方が加入するなら?
というわけで、
上記をまとめると次のようになります。
🔴 70歳以上の方が加入するなら
◉ au損保
◉ ジェイアイ損害火災保険 (t@bihoたびほ)
が安くてオススメです。
加えて
🔵 持病持ちの方が加入するなら
◉ 東京海上日動 (店頭加入)
◉ AIG損保 (2018年、AIU損保と富士火災海上保険は合併しました)
も併せて検討してみましょう。
つまり、
70歳以上の持病持ちの方の場合は東京海上日動かAIG損保がオススメです (詳細は以下で)。
併せて、
クレジットカード付帯の海外旅行保険も活用すると良いでしょう。
☆ 「持病の補償」は大事!
海外旅行で病気にかかり、現地の病院でお世話になると (日本とは異なり) 高額な請求が ・・・特に、持病 (既往歴) ありの高齢者の場合、「安心」できる海外旅行保険に加入しておく必要があります。
でも、持病に対する治療費は対象外である海外旅行保険がほとんどです。
それでも、AIG損保や東京海上日動には応急治療・救援費用担保特約というものが付いており、これによって最大300万円までなら「持病も補償」してくれます (31日以内なら自動的にセットされます)。
※ ただし、東京海上日動のネット申込には付随していませんので、事前に電話で相談するか、空港で申し込みましょう
★ まとめ ★
以上をまとめるとこうなります↓↓↓
持病を持たれている高齢者の方は、AIG損保か東京海上日動に加入して、応急治療・救援費用担保特約を受け、300万円の補償をゲットした上で、
万が一の場合は「海外療養費」も活用しましょう!
この「海外療養費」は、日本の健康保険が海外でも活きてくるなんとも嬉しい制度なんです。海外で、持病にたったの300万円の補償…では心許ないですもんねー。
ただし、この「海外療養費」を受けるには次の手続きが必要です ↓
★ 海外ですること
① 病院で診療を受ける
↓
② 病院の窓口で医療費全額を支払う
↓
③ 書類を作ってもらう
A. 治療内容の証明書(診療内容明細書)
B. 医療費の明細書(領収明細書)
C. 領収書
★ 帰国後にすること
④ A・B・Cの書類と「療養費支給申請書」を加入する健保組合 (国民健康保険なら市区町村)に提出する
※ 申請時には健康保険証、印鑑、通帳などが必要になります。事前に届け出先に確認しておきましょう。
☆★☆★☆ まとめ ☆★☆★☆
持病 (既往症)がある場合、通常の海外旅行保険では十分に保証されません。そこで、
AIG損保または東京海上日動の海外旅行保険 (応急治療・救援費用担保特約300万円) と、健康保険の「海外療養費」を併用していざという時に備えていただければと思います。
(どちらか1つだけでは不足ですよ)
それでは素敵な旅を ♡