日本には数多くの占いがありますが、実は海外にもユニークな占いがたくさんあります。占いは「当たるも八卦当たらぬも八卦」と言いますが、
「性格」「相性」「吉凶」「恋愛」「結婚」「仕事」「お金」「未来」などを読み解くだけでなく、旅行先のエンターテインメントとして楽しんでみても良いかもしれません。
というわけで、ここでいくつか海外の占いを紹介しておきましょう。
海外の占い事情☆
そもそも、タロットは外国から日本に入ってきたものです。その起源は15世紀のイタリアと言われていますが、当時は全く無名だったそうです。
その後、1970年代にスピリチュアル・ブームが始まり、世界中に数多くの占いが広まっていったのです。
ちなみに、国によってポピュラーな占いは異なります。
🔴 アメリカ:数秘術
🔵 イギリス:ルーン占い
🔴 スペイン:トランプ占い
🔵 フランス:星占い
🔴 シンガポール:風水占い
🔵 トルコ:コーヒー占い
🔴 中国:四柱推命
🔵 台湾:四柱推命、姓名判断
🔴 韓国:四柱推命、タロット
などなど
タロット占い
まず、海外で有名な占いとして一番最初に思い出すのはタロットでしょう。どこの国でも占い師さんがタロットを操っています。タロットはイメージでいうと魔女がいた時代からあったように思えますが、実は比較的新しい占いなんです。
風水
風水は、古代中国で発祥した占いというよりも環境学です。「気」の力を利用し、衣食住などを整え、運を開いていく教えだと言えます。環境が運気を決めるというのが風水の基本的な考え方なのです。
実際、中国や台湾、シンガポールなどでは風水を基に家を建てたりインテリアを購入したりする人が多いようです。
しかし残念ながら、日本において風水的に良い物件を探そうとすると100%Goodな物件は見つかりません。新築の場合であってもそうです。そのため、無理のない程度に風水を参考にして、新居を探したりインテリアに工夫をするのが現実的だと言えるでしょう。
西洋占星術
12星座がベースとなる西洋占星術はもっとも身近な占い方法のひとつです。この西洋占星術の基となるものは、紀元前3000年頃の古代バビロニアで生まれたそうです。
このバビロニア人は天体観測技術にとても優れており、天体を神々として信仰し、それらが地上のあらゆる物事に影響すると考え占うようになったのだとか。
現在では、17世紀に占星術を大きく発展させたイギリスが西洋占星術の聖地とされています。日本では、12星座占いのみを参考にする人が多いと思いますが、西洋占星術で本格的に占うためには、生年月日、出生時間、出生地などを伝えて、個人鑑定をお願いするのがベストです。
四柱推命
四柱推命は生まれた年、月、日、時、の四つ干支を柱とし、その人の生まれ持った可能性を推し量るもの。中国で陰陽五行説を元にして生まれた「人の運命を推察する」方法です。
インド占星術
インド占星術とはその名の通り、インド、ネパール、チベット周辺で行われている占星術です。占星術と言えば西洋占星術を12星座で表した星座占いが一般的ですが、インド占星術は「ヴェーダ」と呼ばれる聖典がもとになっていて、前世からのカルマや輪廻転生もわかるとされています。
西洋占星術の12星座占いでは納得できない人も、インド占星術における自分の12星座を知ることで自分の本質などを知ることができる場合があります。占い方法は生年月日(出生時間があれば尚良し)を占い師に伝えれば、性格や運命の傾向、過去、未来などを占うことができます。
ルーン占い
ルーン文字は1世紀頃からゲルマン人によって実際に使用されていた文字です。このルーン占いではルーン文字が刻まれた全24個(25個の場合もあり)のストーンを使用するのが一般的です。
占い方は自由で決まりはありません。しかし、ストーンを一つのバッグに入れておき、その中からストーンを取り出し、決まった配置に並べていく方法が一般的です。
ジプシー占い
インドからヨーロッパへと放浪の旅をしていたジプシーたち。迫害を受けることも多く、真剣に未来を読み解くために占いをしていたそうです。それがジプシー占いの始まりだとか。
昔々は枝や木を使用して占っていたそうですが、現在では図柄の描かれたカードを使用して物事を占います。このジプシーカードはタロットカードの起源とも言われています。
実際に占ってもらった人の話では的中率が非常に高いそう。ヨーロッパ旅行の際、ジプシー占いに巡り合ったらぜひ試してみてください。
コーヒー占い
トルコが発祥の地とされているコーヒー占いは、コーヒーを飲み終わった後のカップの底に残った模様で物事を占います。カップの下半分は過去、上半分は未来を表しているのだとか。
カップの取っ手に近いほど、自分に身近な出来事を表し、取っ手から遠いほど、やや遠い出来事を表しているのだそうです。
イスタンブールのベイオール地区はこのコーヒー占いの激戦区。というわけで、イスタンブールに旅行の際は一度コーヒー占い店に足を運んでみてください。
フォーチュンクッキー
日本ではあまり馴染みのないフォーチュンクッキーですが、アメリカやカナダのチャイニーズレストランでは一般的な存在です。食後にフォーチュンクッキーが出てきて、それを手で割ると中に紙が入っています。
そこに孔子の言葉やことわざ、創作した格言などが書かれていて、おみくじ感覚で楽しめます。もちろんフォーチュンクッキーは食べられます。
この占いはサンフランシスコで開催された国際見本市に日本庭園茶屋があり、日本茶と一緒に出されたのが始まりだとか。
というわけで、現地に行かれたら、ぜひフォーチュンクッキーを楽しんでみてくださいね。
文鳥占い
文鳥占いとは昔から台湾にある占いで、占いたいことを文鳥に伝え、文鳥が数十枚あるくじの中から1枚を引く占いです。占いを行う文鳥はただの文鳥ではありません。訓練を積み、予知能力と霊力を兼ね備えている文鳥なのです。
この占いの一番の魅力は文鳥の可愛らしさにあると言えるでしょう。文鳥がカードを選ぶ姿があまりにも可愛すぎます。