いい大学に入りいい会社に入っても一生安泰の保証はない!
自分の人生は自分で創り出す!
「海外で働くなんて夢みたいな話」と臆することなかれっ!
仕事を求めて海外に出る
行動力が大事です!
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仕事を求めて海外に出る
何をするか何ができるかが求められる
当然のことですね!
基本的に「日本人が海外で食べていく」ためには語学が必要となります。ただ、いくらできたところで職につながるわけではない…
そう
コミュニケーションツールとしての語学力だけでは厳しく、その語学を使って何をするか、何ができるかが求められます。とりわけ英語圏においては、英語は前提中の前提でしかありません。やはりプラスアルファが求められるのです。
「冒頭の甘い言葉とは全然違うじゃないか」
「ハードルが高すぎるよ」
と思うかもしれませんが、必ずしもそうではありませんよ!
「日本人ならではの価値」で勝負せよ
語学力は一旦横においておきましょう。ここで大事になってくるのは、日本人であるがゆえの知識や経験をいかに現地に持っていけるか(またはその反対)ということです。
言い換えると、現地の方や他国の方との直接競争を避け、「日本人ならではの価値」で勝負するということです。
差別化を図ることで価値を訴求し勝負するというのは、個人だけでなく法人(いわゆる外資系企業)にとっても、少なくとも最初の段階では王道です。
日本の食やカルチャーに関連するものを現地で展開することや、日本語能力という現地人が有していない能力を活用していく道もあります。
日本人であるがゆえの強みを見い出し、そこで勝負をすることが大事なのです。
考えるべきは、日本と現地にどんな違いがあるのか?その中でどんなチャンスを見い出すのか?現地の人が「日本人であるがゆえの付加価値」と考える魅力を突き詰めていくのです。
受け身ではなく積極性を持って学び続けること
以下を読み進めて頂く前に、ここまでのおさらいをしておきましょう。
私が言いたいのは、「語学力ありきの海外勤務」ではなく、「日本人 (あなた) の強みを生かして勝負せよ」ということ。
その上で、必要に応じて積極的に「学ぶ」姿勢が大事になってくるのです。「専門的なスキル」然り、「語学力」然り。
社会人たるもの、そういったスキルが仕事を通じて身に付かないのであれば、社外で身に付ける(スクールに通うなど)という積極性が求められます。いわゆる「仕事ができる人」は、そうやって努力をしています。
また、必要と思われる経験を積極的に積んでいくことも大事です。「気づく力」を養い、果敢に挑戦し、進むべき方向性を見失わないようにしてくださいね。
とはいえ…やっぱり…
海外で働くにはある程度の経験や実績が必要?
みなさんそう思われがちですが、実際は「絶対にそう」とも言い切れません。
ただし、そこには「厳しい環境下で成長していきたい」という強い思いが欠かせません。その上で、たとえ「経験」や「実績」がなくても、「やる気」と「潜在的能力」が認められ夢叶うことだって十分にあるわけです。
もちろん、ビジネスの進め方に大きな違いもありますので、「順応力」も求められます。
矛盾するように聞こえるかもしれませんが、(英語や現地の言葉を)「話せない」では済まされません。
あえて厳しい言い方をすれば、英語もできず専門性もない日本人とわざわざ一緒に働こうなんて思いません。何らかの価値を示してこそ、働く資格があるということを肝に銘じておいてください。
さらに厳しい言い方をしていきましょう(笑)
全力でぶつかっていけ!
日本にいても同じことですが、自分のできることを常に模索し懸命にやるしかありません。海外で働くには、高度かつ専門的なスキルが必要です。
しかし、一旦それを手に入れれば、多くの機会をつかみ、裁量を持って、やりがいのある仕事をすることができるのではないでしょうか。
ここで一つ、無謀?にも海外に飛び出していったKさんのケースを紹介しておきましょう。
Kさんのケース
Kさんは、大学卒業前に世界1周旅行を経験し、「あ、意外となんとかなる」と思ったそうです。帰国後、一旦は日本の企業に入社したのですが、海外で働きたい!という強い衝動に突き動かされ、会社を3カ月で退社。
数カ月後、なぜかベトナムで働き出していました。
(Googleで検索し、かたっぱしから求人を貪り、日本企業のベトナム法人で勤務することが決まったのです)
そして
と語る。その真意とは?
Kさんの場合、ベトナムに進出している日系企業にベトナム人と日本人の両方を紹介することが仕事だったので
海外で働くにあたって、もちろん英語ができるに越したことはありませんが、完璧にできていなければならないというものではないということです。
必要な語学は働きながら身に付けていくんだ!
仕事における専門性も働きながら身に付けていくんだ!
計画性がないようにも聞こえますが、Kさんのように、まずは日本を飛び出して働く。そして「語学」「専門性」を身に付けていくという流れでも良いと思います。
(業務によって求められる英語レベルや専門性の有無はまちまちなわけですから)
そして、たとえ挫折したとしても「経験」という貴重なものを得られるわけですから!あまり難しく考えすぎず、もっと気軽に挑戦してほしいものです。
新卒に立ちはだかるビザの問題
少し話がそれますが、新卒で現地採用を考える際に重要なこと、それはビザの問題です。
香港では一定期間の職務経験が必要ですし、シンガポールなどでは世界大学ランキングのトップ200校を卒業した者のみが就労要件を満たすとされています (職種により異なる)。
国によって条件はまちまちですが、例えばベトナムでは法令に変更があり、(Kさんが行った時とは異なり)5年間以上の社会人経験が必要と変わっています。
他にも、ビザの更新がうまくいかずせっかくの海外勤務から離れなくてはならなくなった人たちも少なからずいます。こういった問題には十分注意して、事前に対策を立てておきましょう。
そういったことを踏まえて
最後に以下を読んでみてください。
職を得るためのプロセス
①まず現地へ行く
②そこで情報やネットワークを得る
この大胆かつ無計画にも思える行動が、円滑な採用へと結び付いたケースが意外にも多くあるのです。
実に興味深いでしょ?
採用要件として、「語学力」「専門性」が求められることは多く、当然持っていた方が良いに違いありませんが、職種によってはそこまで厳しい要件を満たす必要はない、とも言えるのです。
先行きの見えない時代。。。特に日本の若者は、選択肢を海外にも求めていく時代に入ってきました。
日本とは違った環境に身を置き、多くを経験できる「海外勤務」は、今後、より重要な選択肢となるのではないでしょうか。国外への好奇心や情熱があるのであれば、チャレンジあるのみ!
壁は思ったほど高くはないかもしれませんよ。