ネイティヴに誤解を与える「まぎらわしい英語表現」で失敗しないために



日本語もそうですが、英語にはいくつものまぎらわしい表現があります。同じような言葉でも、実に様々な意味合いがあるのです。

これらの違いを正しく認識していないと、ネイティヴの外国人には「私たちが意図していない意味」で受け取られ、最悪激怒されてしまうこともあるでしょう。

 

似て非なる言葉たち…

 

まずは力試しのつもりで以下の日本語を英語に直してみてください。

 
 

◇   ◇   ◇           ◇   ◇   ◇

 

(1)いまちょっとお時間ありますか?
(2)今何時だか分かりますか?

 

答えは、

(1)Do you have time?
(2)Do you have the time?

 

そう、「the」が入っているかいないかだけの差なのに、意味はこんなにも違ってしまうのです。

 

それではこれはどうでしょう?

(3)今日は何曜日ですか?
(4)今日の日付は?

 

答えは、

(3)What day is it today?
(4)What’s the date today?

 

いや〜、なかなかまぎらわしいですね〜。

 

というわけで、以下にも誤解を招きやすい英語表現をいくつか紹介しておきますので、勘違いしていた表現があればすぐに直しておきましょう!

 

◇   ◇   ◇           ◇   ◇   ◇

 

Could you help me finish this report tonight?

「今夜までにこの報告書、終わらせておいてくれる?」

同僚から無理な依頼を受けました。しかしあなたは忙しくてこの依頼を引き受けるわけにはいきません。例えばこう答えたら、同僚はどう感じるでしょう?

 Well, actually, I’m busy.
(実は……今忙しいんだ。)

 

特に問題なさそうですね。

でも実は問題ありなんです!

普通に言うのであれば actually は必要ありません。actually を入れることで、精神的にもろい相手を壊れ物を扱うように、慎重に言葉を選んでいるイメージがあります。「実は…実はね(本当に悪いんだけど)今忙しいんだ。」というニュアンスです。

 

では、依頼を引き受けることにした場合に、こう答えたらどうでしょう?

 I guess I’ll have to.
(やるしかないでしょうね。)

 

この言い回しも特に問題なさそうに思えますが、実は、やる気がない人の決まり文句なんです。have to には「したくないがやらざるをえない」の含みがあります。相手には「本当はやりたくないけど、とりあえずやればいいんでしょ。」というふうに聞こえてしまいます。

 

それなら、こう言ったらどうでしょう?

I’ll do it if you want me to.
(私にやってほしいのであれば、やります。)


この表現は「命令されたらやるが、本当はやりたくない。」といった意味合いが含まれています。
I’ll do it if you want me to, の後にbut I don’t want to. (でも本当はやりたくないんだよねー)と言っているように聞こえます。

そこで、以下のようにきっぱり答えると良いでしょう。これなら「影の意味」はありません!

 

 

◎  I’m afraid I can’t.
(残念ですが、できません。)

穏やかで優しく短い断り方になります。相手が気を悪くすることはないでしょう。

◎  Sorry, I can’t.
(ごめん、ちょっとできないんだ。)

ちょっとカジュアルですが、同僚に対してなら問題ないでしょう。

◎  I can help you tomorrow.
(明日なら手伝えるよ。)

 

完全に断るのは避けたいものです。今夜はできないけど、明日ならできるよと伝えてみてはどうでしょう。

「断られた」という思いを残すよりも「手伝おうとしてくれた」と相手に思ってもらった方が双方のためにいいですよね。

 

◇   ◇   ◇            ◇   ◇   ◇

 

次に、こちらの日本語を英語に直してみてください。

(1)友達は少しいます。
(2)友達はほとんどいません。

 

答えは、

(1)I have a few friends.
(2)I have few friends.

 

どうですか?「a」が入るか入らないかで、プラス思考、マイナス思考の差になってしまうのです。

 

a few が出たところで、「可算」「不可算」をきちんと復習しておきましょう。

意味可算名詞不可算名詞
沢山のmanymuch
a lot of
少しあるa fewa little
ほとんどないfewlittle

 

 

最後に、謝り方についても少しだけみていきますね。

 

◇   ◇   ◇            ◇   ◇   ◇

 

◎ I’m sorry. の本当の使い方

まず、待ち合わせに遅れてしまった、「遅刻してごめん」なら I’m sorry I’m late. です。

取引先に迷惑をかけてしまった場合には、I’m really sorry for the inconvenience this has caused. 「この件でご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございませんでした」くらいは言えるようになりたいものです。

 

同じbe sorry でも、 I’m so sorry for your loss. 「ご愁傷さまです」という使い方もあります。

このように、I’m sorry. は「謝罪」以外にも「残念」の気持ちを表します。

 

ある有名なテニスプレーヤーが敗戦後のコメントで I’m sorry I lost today. と語ったことがありましたが、その時日本語訳では「負けてしまってごめんなさい」と伝えられました。

しかし本当は「負けてしまって残念…」という意味なのです。もし謝罪を表すのであれば、I’m sorry for losing today. となります。

 

ちなみに、説得力ゼロの言い訳をする人に対しては、That’s a sorry excuse. 「それは残念な言い訳だなあ」と言えます。

このように、sorry 一つみてみても、様々なニュアンスが含まれており、使い方を間違うととんでもない誤解に繋がってしまうこともあるのです。

 

「a」「the」の使い方についてもそうですが、「sorry = ごめんなさい」とだけ丸暗記してしまうと相手に誤解を与えかねません。

これからは、こういった細部にまで気を遣って英語を学習していってほしいなと思います。

 

◇   ◇   ◇             ◇   ◇   ◇

 

What would you do when people misunderstand you and you’re in a very embarrassing situation?

(みんながあなたを誤解し、とっても恥ずかしい状況に置かれてしまった時、あなたならどうしますか?)

誤解を招きやすいまぎらわしい英語表現事例

 

 

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