TOEIC800点台の人のための英語学習プログラム



TOEICで800点以上だと、世間的には英会話の「上級者」扱いされます。ところが、現実にはそんなことはないんです。なぜなら、200問中40問は間違えているわけですから。

おそらく、不完全であることは自分が一番わかっているはずなので、胸を張って「自分は上級者だ!」と語れる人は少ないはずです。

 

もちろん、外資系企業や一部専門職に転職する際には、800点台もあれば十分です。けれども、900点以上ともなればインパクトが全然違ってくるので、さらなる高みに挑戦する価値は十分にあるといえるでしょう!

 

 

800点から先には5つの壁がある!

900点未満の人には例外なく弱点があります。それは、人によって様々ですが、「文法」「単語力」「リスニング違い」…何かしらに弱点を抱えているのです。それを徹底的に潰していくしかありません。

 

となれば、

やるべきことは新しい教材ではありません。これまで使ったものを、とことん深めていくのです。
 

 
とはいえ、それはけっして容易なことではありません!800点台までは勉強量で到達することができました。ここから先は明らかに「量よりも質」です。これまでの成功体験を捨て、新しい勉強法に切り替えるにはとんでもなく勇気のいることでしょう。

しかし、それをやらないとなかなかスコアは伸びませんよ。頑張りましょう!

 

これまでは、テストを受ける度に100点ずつ上積みできた点数が、ピタリとも動かない、なんてことも…

いわゆる伸び止まりですね。

 

これには原因があります!

先ほど述べた勉強法の壁です。同じやり方ではダメなんです!800点から990点の間には「5つの壁」があるんです!ぶち当たる度に勉強法を根本から見直す必要があります。見直しができないと…同じところに何年も立ち続けることになるでしょう。

 

 

問題集に始まり問題集に終わる

800点から先の勉強は「地道」なものです。同じ教材を何度も何度も繰り返し、完璧な理解に仕上げていく作業となります。教材として使うのは、主に公式問題集。これにはTOEICのエッセンスが全て詰まっています。

なので、一度問題を解いて、答え合せをして、解説を見て終わり…ではいけないのです。収録されている単語・熟語は漏れなく調べて覚えましょう。長文は精読し、速読もしましょう。不正解の選択肢も完璧に読み込んで、体に染み込ませるのです。

 

 

まとめ

990点を目指すには、今まで以上に勉強の質を高めなければなりません。まるで自分がTOEICテストの製作者かのように勉強を突き詰めていく必要があります。

一つとして ”曖昧” を残してはいけません。1日1時間のベースでは、正直足りません。最後は運を味方にして、心・技・体の全てが完璧に揃ったとき、あなたは満点を手に入れることができるのです。

 


 

He who would learn to fly one day must first learn to stand and walk and run and climb and dance; one cannot fly into flying.
 

いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は、まず立ちあがり、歩き、走り、登り、踊ることを学ばなければならない。その過程を飛ばして、飛ぶことはできないのだ。

(ドイツの哲学者、ニーチェ / 1844~1900)