ラオスの首都・ビエンチャンは静かでこじんまりとした街ですが、仏教文化とフランス文化が混在した美しい都市として旅行者に根強い人気があります。
そんなビエンチャンでは、ストリートチルドレンを救済する活動が小さな規模ながらも着実に行われています。
旅行でビエンチャンを訪れる機会があれば是非、足を向けていただければと思い、今回は2つ、そんなお店を紹介したいと思います。
とその前に、まずはこちらのお店からどうぞ ↓
人気のスペイン料理店
街のいたるところにヨーロッパの香り漂うビエンチャン。ここでは、ヨーロッパ本場顔負けの美味しい料理を安価で楽しむことが出来るんです。
ミーサイ寺院近くのレストラン「Pimenton(ピメントン)」
「Pimenton」は、ビエンチャン市内の中心部・ミーサイ寺院のそばにあります。
ミーサイ寺院の周辺にはイタリアンやフレンチなどのレストランやゲストハウスが多く、ヨーロッパの雰囲気を感じさせる建物が立ち並んでいるんですよ。
このエリアのレストランは平日にお得なランチメニューを提供しているお店が多いのですが、Pimentonのランチセットは味・コスパ・ボリュームの全てが揃った上にお店の雰囲気もよく、特にオススメです。
ランチセットの値段は75,000Kip (ラオス・キープ)(約1,000円)とラオスの物価を考えるとかなり高いのですが、サラダ・パン・メイン・デザートの内容からすると納得の価格です。
スペイン人のご夫婦が経営しており、夜には本格的なステーキを食すこともできます。
ランチのメインは肉・魚などの5種類から選ぶことができ、盛り付けが美しく、優雅な気分を味わうことができます。
最高ですねっ!
そしてデザートは日替わりで
こんなものや
こんなのが頂けちゃいますっ!
ラオス・ビエンチャンの物価は年々上昇していますが、食の選択肢が非常に多く、隣国タイのバンコクにもなかなかない、本格的なヨーロッパ料理を安価で楽しむことが出来るのです。
素敵ですね〜
さて、ここからが本題です。
ストリートチルドレン救済のお店
① Makphet Restaurant (マックペット)
ラオス料理が食べたくなったらここ「マックペット」に是非!マックペットはラオス語で唐辛子の意。
看板にも唐辛子が描かれています。
私がマックペットをオススメする理由は、料理が美味しいことは大前提としまして、ストリート・チルドレンを育成し、シェフやスタッフに育てる活動をしている「Friends-International」という非営利団体が経営していることにあります。
無料の職業訓練トレーニングを提供しているのです。
店内で働く若者たちは、まだあどけなさが残るものの、素敵な笑顔で出迎えてくれ、ハキハキと丁寧に受け答えしてくれます。
「将来のために…」
みんな一生懸命なんです!
どのメニューも素材の風味を最大限に活かした味付けで、タイ料理のような辛さはほとんど感じられず、パクパクと箸が進む味となっています。
写真ではうまく伝わりづらいのですが、どれも絶品です!
特にオススメなのがこちら ↓
見るからに美味しそうなこんなものまであるんです!
買うことで支援にも繋がるラオス土産(雑貨)もありますので、是非立ち寄ってみてくださいね
② FRIENDS N’STUFF (フレンズ エヌズスタッフ)
ワットミーサイ近くには、“FRIENDS N’STUFF”という小さくて可愛らしい雑貨店があります。
とっても小さなお店ですが、店内には色鮮やかなポーチやぬいぐるみなど雑貨類が所狭しと並んでいます。
並んでいる商品をよく見てみると、新聞紙や雑誌を利用したお財布や、お菓子のパッケージを利用したポーチやバックなどとてもユニークな商品がたくさん!
“FRIENDS N’STUFF” は、ラオスで2004年からスタートした Friends-international が始めた活動の一環です。
この活動は、ラオス国内のストリートチルドレン数を減らすことを目的としています。
子どもたちに教育と職業訓練の場を提供し、彼らの家族に問題があればカンセリングを行ってサポートをしているのです。
支援体制
2店とも、地方から出て来たばかりのラオス語の読み書きすら満足に出来ない若者に対して、スタッフの丁寧なサポート体制が整っています。
なので、彼らは安心してお客様へのサービス・調理のスキル・語学を身につけ、トレーニングが終わった頃にはその技術を生かして新たな仕事を見つけることができるのです。
さらに、彼らの親に職がない場合、親に対してもケアが行われているのです。無理なく継続していけるよう、身近で安く手に入る素材を利用した内職がメイン。
例えば、お菓子のパッケージや米袋を利用したポーチやバッグ、タイヤやバイクのシートでできたお財布などなど。
ラオスの女性は手芸が上手なので、上述した FRIENDS N’STUFF にもぬいぐるみなどの商品がたくさん並んでいます。
まとめ
最終的な目標は自立した生活です。トレーニング活動後もしばらくはカンセリングを続け、きちんと働いているかをチェックし、ストリートへ戻らないようにしっかりとサポートしているそうです。
メインの仕事以外にも、語学や外国人への対応法など覚えることがたくさんあり、慣れないことも多いでしょうが、頑張ってもらいたいものですね
■Makphet / マックペット
住所: #78 , Ban Inpeng, Vat Chanh Tha, Vientiane
営業時間: 11:00~22:30(ラストオーダー21:30)
定休日: 日曜日
※Makphet内にも “FRIENDS N’STUFF” の商品が並ぶスペースがあります。
■FRIENDS N’STUFF / フレンズ エヌズスタッフ
住所: Nokeokumman Rd, Ban Mixay, Vientiane
営業時間: 10:00~18:00
定休日: 月曜日