ウズベキスタンの国土の80%は地震多発地帯です。実際、過去には大きな地震がいくつも発生しています。
もし、ウズベキスタンでまた大地震が起これば…
日干しレンガ造りの校舎も多い学校が倒壊する可能性が非常に高いのです。
日本でもそうですが、地震に強い学校であれば子供たちの貴重な命を守ることもできますし、災害時には避難所や仮設住宅代わりに使用する事だってできます。周辺住民にとって重要な生活基盤となります。
そんな事をふと考えながら、
今回はウズベキスタンの子供たちに優しい幼稚園の事について書いてみたいと思います。
ウズベキスタンの幼稚園
ウズベキスタンの幼稚園には今日も音楽と笑い声が響きます。清潔な教室、安全な外の遊び場など、子供が楽しく過ごすための工夫がいっぱいです。
ここは、地域の人たちが力を合わせて作った幼稚園。ボロボロだった建物を修理し、家具を作り、新しい本やおもちゃも加わりました。
お父さんお母さんがダンスの演奏に参加することもあります。だから園内はいつも大賑わい。18人で始まった「わたしたちの幼稚園」には今、100人以上が通っています。
爆弾テロの予告
2015年、ウズベキスタンの幼稚園や学校などで、イスラム国からと思われる爆弾テロの予告ビラが相次いで見つかりました。人々は困惑…
しかし、幸いなことに何事も起こることなく今日まできています。この件に関しては、イタズラだったということで何人か逮捕されました。
犯罪者には、ウズベキスタン流のどんなお仕置きが待っているんでしょうか?
ウズベキスタンとは?
1991年9月1日に旧ソ連から独立したウズベキスタンは、今も旧ソ連の色を濃く残している国です。
酷暑期には50度を超えることもあり、極寒期には氷点下20度になることもあります。過酷な環境の中でウズベキスタンの人たちはどんな暮らしをしているのでしょうか?
人々は明るく、外国人にはとっても親切なようです。歌や踊りが大好きで、結婚式はダンスパーティのよう。
バスに乗ると、反射的なスピードでお年寄りに席を譲ってくれます。あ〜、日本よりも親切で温かい人が多く住んでいる国なのかもしれませんね。
海外青年協力隊でウズベキスタンの幼稚園に派遣された知人の話
幼児教育という職種でウズベキスタンに派遣された知人がいます。
知人曰く、「首都のタシケントは、途上国とは思えないほど美しい街で、ちゃんと整備され地下鉄が走っている一方で、地方のインフラはあまり整備されてなく、不安定で厳しい環境」なのだとか。
そして、
「せっかくウズベク語覚えたのに、首都のタシケントだけはロシアみたい。園児たちはウズベク語じゃなくてロシア語で会話しているから何話しているんだかさっぱりだったわ」だって(笑)
でも、子供たちは最高!とっても可愛いの♡
発展途上国における幼児教育
幼児教育とは、0〜6歳の就学前児童に対する「教育」と「ケア」のこと。幼児に対する教育とは語学教育や情緒教育などのこと。
政府や国際組織の目は「就学率」や「就労率」に見ているため、発展途上国における幼児教育の普及率は4割以下…
その点、ウズベキスタンは発展途上の国ですが、子供たちの幼児教育だけは割としっかりしているようです。
それでも、都市部と地方の格差は明らか…
なんとか地方の子供たちにも、都市部と同等の幼児教育を与えてあげられればいいのになー。